FAQ   <2005.2.21更新>

ここは、エアーウルフの様々な疑問にお答えするページです。皆様からのご意見、情報もお待ちしております!


1.『エアーウルフ・スペシャル』のバージョンが2つあるのはなぜ?

2.『エアーウルフ』に装備されているチェーン・ガンのサイズの謎・・・

3.『エアーウルフ』にジャン・マイケル・ビンセントが出演した理由とは?

4.『エアーウルフ』に食われた!?ジャン・マイケル・ビンセントのほのぼのエピソード!

5.知られざる『エアーウルフ』の秘密兵器!

6.『エアーウルフ』シリーズ製作のきっかけを作った『私立探偵マグナム』のエピソード!

7.ベル222が『エアーウルフ』になった理由・・・

8.ホーク達そっくりのスタントマン!

9 .水9ゴールデンタイム放送初日に特番が…

10.見たことある?幻の『エアーウルフスペシャルV』!!

11.『エアーウルフスペシャルU』のあのシーンは・・・?


1. 『エアーウルフ・スペシャル』のバージョンが2つあるのはなぜ?

当初、『エアーウルフ』は、パイロット版1作だけで終了する可能性があったそうで、シリーズ化は、念頭に置かれていなかったようです。その為、キャストも映画で活躍していた俳優中心に構成され、撮影された模様です。(同時期に公開された映画「ブルーサンダー」に対抗したのかも?)しかし、パイロット版が意外に好評だったため、テレビシリーズ化し、撮影が続行されたようです。シリーズ化されるにあたって「スペシャル1」が再編集され、別バージョンで放送されました。その為、最初のスペシャル版にはないシーンが別バージョンには多数入っているとの事です。エアーウルフを隠す秘密基地のシーンや、ラストにアークエンジェルが「エアーウルフが行方不明だ」と言うシーン等、シリーズ化に向けての伏線に当たるシーンが加えられました。


. 『エアーウルフ』に装備されているチェーン・ガンのサイズの謎・・・

エアーウルフのチェーンガンのサイズは、「エアーウルフ」ビデオ第一巻に付属していた『メカニックデータ』によると、当初は、20mm機関砲と12.7mm連装機銃と言う表記だったそうです。ところが、セカンドシーズンよりそれぞれ40mm機関砲と30mm連装機銃とサイズが変更されました。それに伴い、ファーストシーズンでは、機銃もミサイルも操縦桿の人差し指(トリガー)で撃っていましたが、セカンドシーズンからは、ミサイルの発射は操縦桿の親指のボタンに変更されています。長期シリーズ化を予想して、ガンのサイズや発射ボタンの変更がされたのでしょう。


. 『エアーウルフ』にジャン・マイケル・ビンセントが出演した理由とは?

実は、ジャン・マイケル・ビンセント自身もホークと同じように兵役時代があったらしく、彼はヘリコプター部隊の整備係を担当していたそうです。その経験が買われ、『エアーウルフ』に出演するきっかけになったそうですが、今まで映画で活躍してきた彼は当初、テレビドラマと言うことでいまいちこの作品に乗り気ではなかったようです。しかし、ドミニク演じるアーネスト・ボーグナインなど他の共演者達の顔ぶれと、そして当時最先端のデザインと性能を誇った実機のエアーウルフ(ベル222)を見て、出演を決めたそうです。当時のビンセントのギャラ(TVシリーズ)は、週給25万ドル。事実なら月給100万ドルが毎月彼の手元に納められていた事になります。


. 『エアーウルフ』に食われた!?ジャン・マイケル・ビンセントのほのぼのエピソード!

ずいぶん昔、某映画雑誌に『ビンセント、エアーウルフに主役食われる!?』という見出しでジャン・マイケル・ビンセントに関する記事が掲載されていたそうです。その内容は、ビンセントがある会場のサイン会で小さな子供に「早くCIAにエアーウルフ返してあげれば?」と言われ、それを聞いたビンセントは苦笑しながら「兄が見つかったらね」と、サインしながら答えたとか。この出来事があった当時は、彼も主演して良かったなぁと思っていたことでしょう。


. 知られざる『エアーウルフ』の秘密兵器!

『エアーウルフ』には、その効果がTV画面では伝わらないと言う理由で、使われなかった兵器がいくつか存在するそうです。その1つは、『チャフ』と呼ばれるものです。チャフは、アルミや鉄の細片を撒き散らす装置で、最近の戦闘機や攻撃ヘリ等には大体付いているそうです。これは、敵のレーダーに目潰しをかける物で、レーダー誘導ミサイル等をかわす場合に使われます。そして、もう1つは、『地形追従レーダー』。これはオートパイロット(自動操縦)と併用する物だそうです。オートパイロットは高度と速度を一定に保って飛ぶ装置ですが、地形追従レーダーを併用する事によって、地形との距離を設定し、地形に沿って自動で飛行出来るすぐれ物です。高度を地形に合わせ超低空に設定し、レーダーを回避出来る仕組みです。


. 『エアーウルフ』シリーズ製作のきっかけを作った『私立探偵マグナム』のエピソード!

『エアーウルフ』の成功は、番組プロデューサーのドナルド・P・ベリサリオの手腕によるものですが、彼がこの番組を作るきっかけとなったのは、ある外国テレビ映画シリーズのエピソードを作り上げたことにあるそうです。それは、『ナイトライダー』の製作者グレン・A・ラーソンと共同製作し、ベリサリオが実質上のプロデューサーも務めた探偵ハードボイルドシリーズ『私立探偵マグナム』の一作品。このテレビ映画は、トム・セレック演じるベトナム戦争を経験した主人公マグナムと、その戦友達が繰り広げるユーモラスな内容のアクションシリーズで、『TWO BIRD OF A FEATHER』と言うエピソードでベリサリオは、戦闘ヘリを主役にしたエピソードを作り上げたのです。そのエピソードを気に入ったCBSテレビが、ヘリを主役にしたテレビシリーズの企画を彼に依頼したのがきっかけになったそうです。


. ベル222が『エアーウルフ』になった理由・・・

エアーウルフTVシリーズが放送製作される前年に劇場公開された『ブルーサンダー』では、ガゼルと言うエアロスパシアル社が開発したヘリが使用され、その影響で、エアロスパシアル社の株は、上昇しました。また、アメリカ国内では、ボーイング社がアパッチの量産化を始め、民間及び軍用ヘリの製造メーカーのベル社は厳しい状況にありました。そこに、ベリサリオがハイテクヘリドラマ案をベル社に持ちかけ、その宣伝効果を見込んだベル社は、ベル222をエアーウルフの機体として提供する事になりました。エアーウルフ用に開発されたベル222は、4機作られ、そのうちの2機が実際撮影で使われていたようです。(他の2機は不明です・・・)「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」は世界中で大ヒットし、ベル社の思惑は的中し、ヘリの受注は大幅に増え、売上増、株価も上昇したそうです。


. ホーク達そっくりのスタントマン!

エアーウルフのドラマの中では、ホーク、ドミニク、ケイトリンの三人がヘリを操縦していましたが、もちろん、この三人には、それぞれプロのスタントマンがつき、ヘリの操縦していました。このスタントマン達は、顔まで出演者達とそっくりで、ドミニク役にいたっては体型もそっくりだったそうです。ケイトリン役のスタントマンはもちろん女性でした。また、アークエンジェルにもスタントマンがついていたそうです。


9.水9ゴールデンタイム放送初日に特番が…

日本で『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』TVシリーズの放送が開始されたのは、1986年10月のこと。関東圏では、日曜22時30分から放送されていたようです。その翌年の4月からは、水曜21時に時間変更して、ゴールデンタイムでの放送となりましたが、その最初の放送の日の夕方にエアーウルフに関する特番が放送されていたのをご存知でしょうか?

タイトルは、『これがエアーウルフのすべてだ!!』。主な内容は、超音速攻撃ヘリ・エアーウルフとは何なのか?なぜホークが隠し持っているのか?ホークとドミニク、アークエンジェルの関係は?など、水9で放送される以前の経緯を振り返る構成になっていたようです。


10.見たことある?幻の『エアーウルフスペシャルV』!!

日本で放送されたエアーウルフのスペシャル版と言えば、1986年10月、金曜ロードショーで放送された『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフスペシャルT』と言うタイトルで放映されたパイロット版と、翌年の3月には、ERUPTION「THE END OF THE ROAD」と言うエ2つのエピソードを合わせた『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフスペシャルU』などが思い出されますが、この2本の他にも、実は、スペシャル版が存在していた事がわかりました。

『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフスペシャルV』と言うタイトルで放送されたこのスペシャル版の中では、「HX1」(日本題:対決大型ヘリHX1!! 地獄のジャングル戦)と、「ONCE A HERO」(日本題:地獄のヒーロー!! 密林の収容所襲撃戦)と言う2つのエピソードが紹介されました。このスペシャルは、ホーク達が活躍するシリーズ(アメリカ第3シリーズ)の放送終了後の翌週に当たる1987年11月17日に放送され、その翌日に、バリー・バン・ダイク主演の『エアーウルフ 復讐編』の放送が開始されました。このスペシャルで紹介されたエピソードは、どちらもホークとセント・ジョンに関係するエピソードである事から、二人の関係をもう一度おさらいする意味で放送されたのではないか?と言うのが今のところの見解です。ちなみにこれは、『スペシャルU』の時のような特別な編集などはなかったようです。また、全国区で放送されたかどうかについては、不明です。


11.『エアーウルフスペシャルU』のあのシーンは・・・?

日本で1987年3月に放送されたエアーウルフのスペシャル版『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフスペシャルU』では、ご存知の通り第2シリーズのERUPTION「THE END OF THE ROAD」の2つのエピソードが紹介されましたが、その2つのエピソードをつなぎ合わせるために、海の上空を飛行するエアーウルフとエアーウルフのコクピットでホークとドミニクがアークエンジェルと会話をする場面が使用されました。その場面、実は、「SINS OF THE PAST」(日本題:「殺人の冤罪!!カジノタワーをロケット弾攻撃」)の一場面を借りて編集されたもので、もちろん吹替えの会話のやりとりは、全く異なります。<情報提供:呉藤さん>


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