イレイザー

ERASER(1996年/アメリカ)

監督 チャック・ラッセル

出演 アーノルド・シュワルツェネッガー(ジョン・クルーガー)
   ジェームズ・カーン<(ロバート・ドゥゲラン)
   ヴァネッサ・ウィリアムス(リー・カレン)
   ジェームズ・コバーン(べラー)
   ロバート・パストレリー(ジョニー・C)
   ジェームズ・クロムウェル/他

「ターミネーター」「コマンドー」「プレデター」などから寡黙で無表情な男、それがシュワルツェネッガーのイメージだと決め付けていましたが、「ツインズ」などでコメディ映画にも度々登場し、そのイメージは少しずつ変化を遂げてきましたが、しかし、やっぱりシュワルツェネッガー=何者にも屈しない「鋼鉄のフェイスを持つ男」のイメージがふさわしい。

そしてこの作品は久方ぶりにそんなイメージのシュワルツェネッガーを見ることができた作品で、彼は、自分の任務を真っ当に遂行するクールな男・ジョン・クルーガーを演じ、証人保護プログラムに名を連ねた証人達を命がけで守り通していく。

この映画では、往年の俳優さん達が出演しているのも見所です。ドゥゲラン役に「ゴッド・ファーザー」でも荒くれ男・ソニーを演じていたジェームズ・カーンや、部長のベラー役には、ジェームズ・コバーンなど、なかなか味わい深い役者が顔を連ねています。

アルミ弾を光ぐらいの速さで飛ばす電磁波銃EM(エレクトリック・マグネティック)銃が炸裂するシーンや、クルーガーの飛行機からの大脱出劇も見応えがあり、またクルーガーに保護されたジョニーがいい奴で、彼のため力を貸そうとするところもなかなか微笑ましい。


全米屈指の兵器会社・サイレス社に勤めるリーは、社内で開発された最新鋭レーザー銃「EM銃」の密売計画を知り、証拠データを盗み出した。政府高官の絡む事件の重要証人にもされ、更なる危険にさらされたリーは、「イレイザー」と呼ばれる重大事件の証人達の身の安全を確保するため彼らの過去を抹消する証人保護プログラムの執行官・ジョン・クルーガーと言う男に保護される。 その後、証人保護プログラム下に置かれていた証人達が何者かに次々と殺される事件が起こり、クルーガーは、上司のドゥゲランと共に証人達を救い出そうとするが・・・。

 

MENU HOME