インディジョーンズ クリスタル・スカルの王国

INDIANA JONES AND THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL (2008年/アメリカ)

監督 スティーヴン・スピルバーグ

出演 ハリソン・フォード(インディアナ・ジョーンズ)
   シャイア・ラブーフ(マット・ウィリアムズ)
   カレン・アレン(マリオン・レイヴンウッド)
   ケイト・ブランシェット(イリーナ・スパルコ)
   ジョン・ハート(ハロルド・オクスリー)/他


19年ぶりにスクリーンに帰ってきたインディジョーンズ。65歳になったハリソンフォードだが、歳を全く感じさせないダイナミックなアクションを披露していた。とにかく演技にしろ激しい動きにしろ前三作となんら変わっていなかったのが凄い。見せ場のアクションシーンは、CG技術の発達より、全三作よりもさらにスケールアップした大仕掛けが満載になっていた。インディの息子、マットを演じるのは、『トランスフォーマー』の主役を務めたシャイア・ラブーフ。写真だけの出演だったがインディの父(「最後の聖戦」で父役を演じたショーン・コネリー)がちゃっかり登場していたり、親子三代に渡る絆もしっかりと盛り込まれていたのもなんともにくい演出。そして、一作目『レイダース 失われたアーク』のヒロイン・マリオンが映画の後半に登場し、ストーリーの重要なキーパーソンになっていくところも面白かった。

ジャングルの中で展開したパッツン髪の女諜報員スパルコ率いるソ連の兵団とインディ達のカーチェイス。足並みそろえて走る二台のジープの上でマットとスパルコが激しく剣を打ち合う場面がスピーディかつ一つ一つの動きのディティールが凄くて、圧巻だった。また、カーチェイスの後、装甲車ごと川に飛び込み、何度も滝に落ちる場面も最高だった。

クリスタルのエイリアン?の骨のような物が出てきたところから、どこかしらおかしな展開になっていく気配を感じたが、まさか、インディシリーズで宇宙ネタが見られるとは…。まるで、途中から『Xファイル』か、スピルバークが作った『宇宙戦争』の世界に引きずり込まれたような感覚になった。何からインスパイアされたものなのかと思ったら、やはり、50年代の宇宙ものムービーから引っ張り出してきたものだとか…。


1957年、宇宙の神秘を解き明かす「クリスタル・スカル」を探す女諜報員スパルコが率いるソ連の兵団が米軍基地を襲う。クリスタル・スカルの捜索のため、スパルコに捕らえられていたインディだが、スパルコの元から脱出した。考古学教授として大学へ戻ったインディの前にマットという青年が現われる…。


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