ネイビー・フォース テロリスト壊滅作戦

DEADLY HEROS(1993年/アメリカ)

監督 メナハム・ゴーラン

出演 マイケル・バレ(ブラッド・カートスキー)
   クローデッド・ミンク(マーシー・カートウォーキー)
   ジャン=マイケル・ビンセント(コディー・グラント)
   ジュリアーノ・メル・ハミス(アントニオ・バルデス)
   ビリー・ドラゴ(ホセ・マリア・カルロス)/他


ブラッドは、勇敢なシールズの戦士と言った描き方はされているが、彼は、バスの中で抵抗するよりも妻と一緒に飛行機に乗り継いでいた方が面白い展開になったのではと思います。妻を奪われている割には、冷静沈着で、ほんとに妻を取り戻す気があるのかなぁ、と気迫が感じられない。グラントは、ブラッドと共にテロリストを捕まえようと言った割には、キューバに着くと単独行動を始め、マイペースだし、ブラッドの方はあっさり敵に捕まって拷問にあってしまうと言う間抜けさ。カーチェイスもいまいち迫力がなく、緊張感も薄い。それに、テロ組織のボスのカルロスがなぜあそこまでブラッドの妻マーシーにべた惚れしてしまうのかも理由がわからない。全体のムードとして中途半端に軽いノリなのもいまいち理解しがたい。

大統領を揺さぶるのに、女性をレイプしたビデオを送りつけようとしているカルロスの行動もなんだかせこさを感じるし、むしろ、主人公はブラッドではなく、マーシーの方にすれば良かったのではと思う。彼女の方が行動力がありすぎて、彼女を救いに行ったはずのブラッドが逆に助けられているのだから、いったいブラットとグラントは何しに敵地へ乗り込んだのかよくわからない。全体的な印象としては、いまいちな作品でした・・・。

「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」のジャン=マイケル・ビンセントが元シールズの上官役で登場しています。テレビの日本語吹替えで見たのですが、この映画で彼の声を担当していた声優さんにはちょっと違和感を感じてしまいました・・・。


アテネ国際空港で銃撃が起きた。航空バスがテロ組織の一味に乗っ取られ、バスには、元シールズ部隊のブラッド・カートスキーの家族が乗り込んでいた。ブラットは敵に一人立ち向かい彼らを取り押さえようとするが、失敗し、彼の妻・マーシーが奪い去られてしまう。人質を航空機に乗せた一味は、グアテマラでCIAに逮捕されたホセ・マリア・カルロスの釈放を要求する。釈放されたカルロスは、コディー・グラント大佐と共に航空機に乗り、人質は、北アフリカで釈放される。グラントは、怪我をし、病院に担ぎ込まれたブラットを訪ね、カルロス達を捕まえるため彼の協力を得ようとする。


 

MENU HOME