サハラ 死の砂漠を脱出せよ

SAHARA(2005年/アメリカ)

監督 ブレック・アイズナー

出演 マシュー・マコノヒー(ダーク・ピット)
   ペネロペ・クルス(エヴァ・ロハス)
   グリン・ターマン(フランク・ホッパー)
   スティーヴ・ザーン(アル・ジョルディーノ)
   ウィリアム・H・メイシー(サンデッカー提督)/他


『サハラ』と言うと、昔、日曜洋画劇場でよく放送していたブルック・シールズの同名映画のことを思い出してしまうのだが、クライブ・カッスラーと言う作家の世界的ベストセラー冒険小説『ダーク・ピット』シリーズの第11作に当たる物語だそうです。監督は、『サウンド・オブ・サンダー』では、製作総指揮、テレビ映画『TAKEN』でも監督をしたブレック・アイズナー。出演は、マシュー・マコノヒー、ペネロぺ・クルスとかなり地味なメンバーで、最初は、あまり期待していなかったのだが、『インディ・ジョーンズ』シリーズや最近の『ハムナプトラ』シリーズといかないまでも、そこそこ楽しめました。大人しめのアドベンチャー映画とでも言いましょうか・・・。

主役二人の『24』のジャック並の超人めいた活躍ぶりがこれまた地味にカッコ良い。ロハスが井戸の中で探査している時に同僚が敵に撃ち殺されてしまい、井戸の中で身動きが取れなくなってしまうところは、結構ハラハラさせられた。三人が電車に乗りこむため、ラクダに乗って、電車に飛び乗る場面は、コミカルで面白い。ただ、豪快にCGを使っているわりには、工場でのアクションシーンも地味で、それがまたリアルだったりするのかもしれないが、もう少しはじけたアクションシーンも見てみたかった。でもこう言った地味な演出は、嫌いではない。

砂漠の海でのシーチェイス・アクションやタワーの上でホバリングするヘリのそばでの格闘シーンもそこそこ見応えがある。その場面で、エアーウルフとよく似たヘリ?が登場するのだが、ギアも引き込み式で一瞬ベル222なのかと思ったがDVDの監督自身の説明によると、イタリアのアグスタ製と言う事でA109っぽいです。あの黒塗りの感じとデザインが凄く懐かしかった。


ダーク・ピットは、米国特殊機関NUMA(国立海中海洋機関)のエージェント。ナイジェリアとマリの国境で見つかった金貨が、南北戦争時に莫大な財宝と共に姿を消した甲鉄艦テキサスを見つける手掛かりになると知ったピットは、さっそく国境へ向かう。WHO(世界保健機関)の女性研究医エヴァは、ナイジェリアで発生した謎の病原体の感染源がマリにあると判断し、調査に向かうが、内紛が勃発したマリでは、国境が閉鎖され、通常ルートでの入国ができなかった。エヴァは、ピット達がボートでマリを目指していると知り、ピットに頼んで同乗させてもらい、一緒にマリ国境へと向かうのだった。


 

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