ブレイド

BLADE(1998年/アメリカ)

監督 スティーブン・ノリトン

出演 ウェズリー・スナイプス(ブレイド)
   スティーブン・ドーフ(フロスト)
   クリス・クリストファーソン(ウィスラー)
   N・ブッシュ・ライト(カレン)
   ウド・キアー(ガエタノ)
   ドナルド・ローグ(クイン)/他


ナイトクラブに甘い声で男を誘い込む女・・・。赤い血のシャワーの洗礼。人間世界に密かに潜むバンパイア(吸血鬼)達。体が焼かれ指が切り落とされようともすぐに再生される彼らを鮮やかな剣さばきで切り刻んでいくブレイド。強靭な肉体とクールな精神を持ち合わせ、自らもバンパイアでありながら、人間的な本能と正義感に溢れている・・・。「MIB」「スポーン」などと同時期に並んで、公開されたアメリカンコミックの映画化なのですが、完成度の高い斬新なCG映像は、とてもリアルで美しい。アグレッシブで過激な戦いぶりや、ダイナミックな銃撃戦、終始青い画調の荒廃した暗黒の街の世界観、ノリのいい軽快なリズムとテンポの良いストーリー展開、そして、「ゾンビ」や「デモンズ」など、ダリオ・アルジェント風の薄気味悪さも加味された人間対吸血鬼の生死をかけた争いと、どの要素をとっても魅力的でした。吸血鬼映画で描かれるドラキュラの弱点の定説は、十字架とニンニクでしたが、この映画は、それは嘘っぱちだと覆して見せて、紫外線に弱いなど、独特の吸血鬼像を作り出していたところが、また面白い。さらに吸血鬼とは思えないクリーチゃーも登場しているのも良かった。フロストの手下、記憶保安係のハールは、まるで「スターウォーズ」のジャバ・ザ・ハットを思わせる怪物だ。

フロストを演じるスティーブン・ドーフは、「汚れた血」のドニ・ラバンのような風貌で、神秘的で悪魔的なバンパイアを演じている。そのフロストが弾丸をかわすシーンは、なかなかカッコいい。「マトリックス」でも同様のシーンが見られるが、それとはまた違ったイメージであり、監督が日本のアニメコミックからの多大の影響を受けているのも窺うことができます。クライマックスの宮殿のシーンも、圧巻。一瞬「北斗の拳」を匂わせるイメージもありです。


母親が臨月の日にバンパイアに襲われ、バンパイアの血を引いて生まれてきたブレイド。血清を使わなければ自らもバンパイアになってしまう宿命を持ち生き続けてきた。純潔ではないバンパイア軍団を率いて、人間社会の地位と権力を奪い取ったフロストは、さらに独裁者となるべく、古代の預言書を解き明かし、未知なる力を手に入れようとしていた。ブレイドは、相棒のウィスラーと共に宿敵フロストと、その軍団を倒すべく、戦い続ける・・・。


 

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