ホステージ

HOSTAGE(2005年/アメリカ)

監督 フローラン・シリ

出演 ブルース・ウィリス(ジェフ・タリー)
   ジョナサン・タッカー(デニス・タリー)
   ベン・フォスター(マース)
   ケヴィン・ポラック (ウォルター・スミス)
   ミシェル・ホーン(ジェニファー・スミス)/他


『ダイ・ハード』以来久々にブルース・ウィリスが等身大の警官を演じていると言う事で、本格的なアクションも期待したが、ただそれだけではなかった。ブルース・ウィリス演じるジェフは、優秀な交渉人だったが、1年前に携わったある事件の交渉に失敗し、心に大きな傷を抱えている少し弱さを持った男だ。

若者三人組がある家族が住む豪邸に立て篭もる人質事件が発生し、それと同時にジェフの家族も人質に取られてしまうと言う同時多発の人質事件が展開する。豪邸が完全セキュリティ完備の部屋と言う設定は、『パニック・ルーム』などを彷彿とさせられ、子供が家の中を這いずり回り活躍するところでは、『ホーム・アローン』的なコメディ要素を感じた。クライマックスは、ホラー映画のような演出で、口を刺されてしまった男が姉弟を不気味に追い掛け回すところや、燃え盛る炎の中を歩く場面は、見応えがありました。

人間ドラマし過ぎのたどたどしいストーリーで、『ダイ・ハード』のような痛快感やスッキリ感は、あまり感じられなかったが、久々に警官役のブルースを見られたのは、良かった。


LAPDの凄腕交渉人ジェフ・タリーは、1年前、人質事件の交渉に失敗し、心に傷を負う。その後、警察署長になったジェフは、凶悪犯罪とは無縁の町で平穏な毎日を送っていたが、そんな時、小高い丘にそびえ建つ豪邸に若者3人組が篭城する事件が起こる。一年前の出来事が過ぎり、人質交渉を躊躇うジェフの身にも、トラブルが起こる。ある組織がジェフの妻と娘を人質に取ったのだ。組織は、人質事件の起きている豪邸にある重要な機密資料を狙っていた。ジェフは、機密資料を回収するまで、警察が踏み込まぬよう現場を指揮し続ける。


 

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