CFガール
(1989年)
監督 橋本以蔵
出演 世良正則(流葉爽太郎) |
『ベイシティ刑事』の世良正則さん初主演のハードボイルド・アクション+コミカルな業界ものの作品。劇中で、世良さんは、CMディレクターを演じているんですが、サングラスに黒い皮ジャンにジーパン姿で、なぜか、家の中でモデルガン(『ベイシティ刑事』と同じくガバメント)を振り回して、いきなり撃ち合いをしたり、バーで暴れまくったり、レストランでいきなり踊り出したりしている。このハチャメチャなノリは、もうほとんど『ベイシティ刑事』の星野です。改造したカリーナEDで高速を疾走したり、ロッキー山脈の場面では、4WDが派手にクラッシュしたり、ヘリを地上すれすれの低空飛行で飛ばして、撮影をしたりと、業界ものの地味な作品かと思いきや、かなりアクション性の高い作品になっている。
世良さん演じる流葉の弟分、リョウ役の我王銀次さんが微妙な田舎っぽさのある男を演じていて、一際コミカルな味わいを出している。それにしても我王さんは、ビジュアルと喋り方が赤井秀和とよく似ている。
劇中で流れるCFには、浅野ゆう子さんが登場していたり、その他、出演陣は、とても豪華。スランプの元CFディレクター・黒川を長塚京三さん、室田日出男さんも出演されていました。映像から伝わってくるのは、まさに80年代後半のバブル絶頂期の勢いのある日本人の姿。エンディングも世良さんが歌っています。
流葉爽太郎は、CF作りに命を燃やす敏腕のCMディレクター。海岸で知り合った家出中のバレーダンサーの久美子と知り合った流葉は、彼女をスカウトし、CMモデルに起用して、新しいCFの制作にとりかかる。しかし、久美子が敵対する長谷商会の長谷周一郎の孫娘である事がわかり、長谷商会によって流葉達のCF作りが阻まれる。しかし、流葉は、業界の圧力に屈せず、久美子とスタッフを連れ、ロッキー山脈へ向かう。
橋本以蔵監督作品
『スケバン刑事』(脚本)『孔雀王』(脚本)『陽炎U』
世良正則出演作品 『太陽にほえろ!』(TV)『Wの悲劇』『ベイシティ刑事』(TV) 『クライムハンター 怒りの銃弾』(ビデオ) 『クライムハンター2 裏切りの銃弾』(ビデオ) 『クライムハンター3 皆殺しの銃弾』(ビデオ)
三船敏郎出演作品 『野良犬』『羅生門』『七人の侍』『蜘蛛巣城』『用心棒』『椿三十郎』 『天国と地獄』『赤ひげ』『姿三四郎』『黒部の太陽』『風林火山』 『栄光への5000キロ』『人間の証明』『柳生一族の陰謀』 『金田一耕助の冒険』『1941』『二百三高地』『将軍』『竹取物語』 『千利休 本覺坊遺文』 |
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