電車男
(2005年東宝)
監督 村上正典
出演 山田孝之(電車男) |
伊藤淳史のテレビドラマのほうから入ったので、映画のほうは、テレビ版のストーリーを凝縮したような感じに見えたのですが、コミカルなタッチで描かれていたテレビ版に対して映画版は、スマートでしっとりした大人の純愛ラブストーリーと言った印象。映画版のオタク青年は、オタク脱出後の姿がイケメン過ぎて、エルメスもまた大人びていた。インターネット掲示板でのやりとりは、テレビ版ほどのユニークさは感じなかったが、ビルのガラスの窓や床をパソコンの画面に見立てて文字が浮かばせだり、打ち上げられた花火に某掲示板御馴染みのAAを使った映像演出は、面白かった。途中からエルメスがオタクを見捨てたような展開になり、そこが少し中途半端な印象だったが、その辺は、テレビ版が補填してくれたので、まぁ良し。劇中で多用されたピアノのBGMも印象的でした。
それにしてもキャストによってこれほど印象が代わる映画も珍しい。テレビ版のほうも演出も素晴らしく、伊藤やその他のキャストのキャラも見事なはまり具合だった。テレビ版の陣釜さんが、映画版にもチョイ顔を出していました。
22歳のシステムエンジニアのオタク青年は、ある日、電車の中で中年のオヤジにからまれていた若い女性を助ける。美しい彼女に一目惚れした青年に、後日彼女からエルメスのティーカップがお礼に送り届けられる。青年は、インターネットの掲示板の住人達に『エルメス』の彼女との恋愛相談をするようになり、いつしか住人達から「電車男」と呼ばれるようになる。掲示板の住人達のアドバイスを頼りに、電車男は、エルメスとの恋を進展させていく…。
(作成協力:KITT大好きさん)
MENU | HOME |