海猿
(2004年東宝)
監督 羽住英一郎
出演 伊藤英明(仙崎大輔) |
NHKのBSドラマで初ドラマ化された漫画原作を再び劇場映画としてリメイクし、後にフジテレビでテレビシリーズ化もされた海上保安庁を舞台にした青春ラブストーリー。潜水士の主人公の成長+恋愛物語が軸だったのがちょっと物足りなかった。模擬訓練や、画面に出てくる船も本格的で、スケール感は、抜群なのだから実際の事故シーンももっと壮大な形で描いて、アクション映画としても充実していたら、もっと素晴らしい作品になっていたのではないかと思う。
後にテレビシリーズ『電車男』でブレイクした「チビノリダー」こと、伊藤淳史氏演じる工藤がとりわけ印象に残った。同僚の死、挫折、環菜との恋愛などを経て、少しずつ海上保安官として成長していく大輔の姿も見応えがありました。が、潜水士達が無意味に穴を出し捲くっているのは、なんだかなぁ…これがテレビシリーズでも続いていたのは、ちょっと解せない(笑)。
映画の後にテレビシリーズ化されたわけですが、模擬訓練シーン、環菜との恋愛要素など、とりわけ映画の枠から逸していないストーリーの羅列がちょっと残念でした。それから源長官には、テレビシリーズにも登場して欲しかった。映画のほうもB’zの「OCEAN」がエンディングテーマだったらとてもはまっていたのではないかと思う。2006年には、第2弾「LIMIT OF LOVE 海猿」が公開予定だそうです。
過酷な訓練を乗り越えた14名の若き潜水士達が次なる研修へと進む。マスターライセンスを持つ仙崎大輔は、主任教官・源からの指示で、工藤とバディを組み、数々のハードな訓練をこなしていた。そんな折り、大輔は、ひょんなことから雑誌社に勤める環菜と出会う。
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