俺たちは天使じゃない

We're No Angels (1989年/アメリカ)

監督 ニール・ジョーダン

出演 ロバート・デ・ニーロ(ネッド)
   ショーン・ペン(ジム)
   デミ・ムーア(モリー)
   ジェームズ・ルッソ(ボビー)
   ホイト・アクストン(レベスク)/他


デ・ニーロが製作総指揮に当たり、彼がその才能を見抜いて大抜擢したショーン・ペンとコンビを組んで挑んだコメディという印象が根強いですが、確かにデ・ニーロの笑いのセンスは面白いけど、なんだか物足りなさを感じた。ただ自分がデ・ニーロのこういった系統の映画に対してまだまだ無知なのかもしれないけど、やはりデ・ニーロには、狂気じみたドロドロした雰囲気を持つキャラクターか、『ミッドナイト・ラン』のような都会的かつ、ダンディな親父のほうが似合っていると思う。ショーン・ペンのこれ以外の作品はあまり見たことないのだが、デ・ニーロに見抜かれたこともあって、ハリウッドの異端児的な存在であることには、違いないと思う。

モリー役で、デミ・ムーアが出ていたが、やはりこの人、昔からボリュームのある役者だったんだなぁと改めて感じました。しかし今となっては、この映画に出ている彼女では物足りなさを感じる。やはり『G.I.ジェーン』のような過激なアクションに出演してもらい、女性版ターミネーターのような役をやってもらえたらGOODだと思います。『エイリアン』のシガニー・ウィーバーの後を継いで、肉体派女優で頑張ってもらいたいですね。


1935年、囚人のネッドとジムは、まもなく行われるボビーの死刑執行に立ち会っていた。しかしその直前、ボビーは、拳銃で看守達に襲い掛かり、ネッド達もその仲間に加わる。

刑務所を脱出した3人のうちは、ボビーと離れ離れになったネッドとジムは、老婆の乗った車で町へ逃げのびる。そこで二人は、小さな教会の神父になりすまし、ある行事を利用して国境を超えるチャンスを狙っていたが・・・。


 

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