フォーン・ブース
PHONE BOOTH(2002年/アメリカ)
監督 ジョエル・シューマーカー
出演 コリン・ファレル(スチュ・シェパード)
フォレスト・ウィッテカー(レイミー警部)
ラダ・ミッチェル(ケリー・シェパード)
ポーラ・ジャイ・パーカー
キーファー・サザーランド/他
ニューヨークの街角・ストリートにある電話ボックスに閉じ込められた一人のテレビマンの男。周囲に立ち並ぶ巨大ビルのどこかで何者かが自分の命を狙っている・・・ハリウッド映画らしからぬ、こじんまりとしたストーリーながらも、そのユニークな設定が面白い。映画が始まって、1時間20分、主人公は、ずっと電話ボックスに閉じ込められたままと言う今までになかったシチュエーションが魅力的でした。その昔、ラジオDJがリスナーの本音と闇を暴露する『トーク・レディオ』と言う映画もありましたが、それとどことなく通じるものがあります。
コリン・ファレルの危機迫る演技力が凄かった。DVDに収録されているメイキングにクライマックスシーンの様子が映し出されていましたが、見ず知らずの男に脅迫され、自分の罪を語るコリン・ファレル演じる主人公スチュが何者かに狙撃される所までのそのシーンを長回し1カットで演じていたのがとても素晴らしかった。最後にキーファー・サザーランドがおいしいところ取りしていたように見えましたが・・・。
やり手のパブリシストのスチュ・シェパードは、ニューヨーク・タイムズスクエアの街を歩いていた。ある電話ボックスに入ったスチュは、そこで売出し中の女優パメラと電話をし、その後、ブースから出ようとするが、その時、突然、電話のベルが鳴り響き、思わず電話に出てしまった。受話口から聞こえてきたのは、不気味な男の声・・・その時から、スチュは、スリリングな殺人ゲームの標的になってしまう・・・。