ワイルド・ワイルド・ウェスト

WILD WILD WEST(1999年/アメリカ)

監督 バリー・ソネンフィルド

出演 ウィル・スミス(ジェイムズ・ウェスト)
   ケビン・クライン(アーティマス・ゴードン)
   サルマ・ハエック(リタ・エスコバル)
   ケネス・ブラナー(アーリス・ラブレス博士)
   M・エメット・ウォルッシュ(コールマン) /他


ウィル・スミスは「インディペンデンス・デイ」や「エネミー・オブ・アメリカ」でも独特の個性やコメディ・センスを開花させてていましたが、今回も彼の個性の持ち味が存分に発揮されていた。この映画の最大の魅力は、西部開拓時代であるはずなのに、なぜか科学技術が現在よりも数段発達している世界で主人公達が活躍すること。一見、昔の話なのか、近未来のお話なのか戸惑いそうでしたが、ゴードンの開発したハイテク技術を駆使したスーパー列車「ワンダラー」は、仕掛けが非常にユニークなのだが、いまいち頼りにならない。そんな間抜けなところがまた魅力的なんですけど。強力な磁気を発生する首輪をつけられたウェストとケビンが、磁気に引き寄せられ飛んでくるフリスビーから逃げ惑うシーンもなかなか面白かったです。そしてなんと言ってもウェスト達と敵対するラブレスの乗った蜘蛛型巨大戦車「タランチュラ」のあのリアルな動きは、なかなかなものでした。ただ演じている俳優よりもCG技術に視点が行きがちになる映画だったかな・・・。


1869年西部開拓時代も終盤を迎えた頃、ウェスト・バージニア州ミューレン・カウンティの町では、アメリカ合衆国陸軍黒人騎兵部隊大尉ジェイムズ・ウェストが、元南軍のマグラス将軍を追っていた。ウェストは、南北戦争でマグラスの部隊に部下を大量に殺されていた。マグラスを追いつめたウェストだったが、後一歩のところで取り逃がしてしまう。その原因は、女性に化けていたアメリカ合衆国法執行官アーティマス・ゴードンのせいだった。彼もまた行方不明の科学者達の捜索でマグラスに張り付いていた・・・。


 

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