●「ナッシュ・バッジ」
刑事用のバッジは、制服警官用より一回り小さく製作され、「2.5inch」なのですが、ナッシュの「バッジホルダー」は、あえて大きめのテッド・ブロッカース社製、SFPD7ポイント用クリップタイプ・バッジホルダーを使用しています。
本編では、第3シーズン54話「現金輸送車強盗 TOUCHDOWN」のラストで犯人の双眼鏡の前にバッジを出すシーンで良く確認でき、効果的に使用していますが、実際にバッジを装着すると、随分と“スキマ”が出来ます。このあたりの演出はドン・ジョンソン氏の何かの“コダワリ”かもしれません(^-^)
また、画像では分かりにくいナッシュ名刺の「S.I.U.」TEL番号“555”は、映画用のナンバーで、米国内では、実際使用されていない為、大抵のプロップには、この番号が入るそうです。
●「M1911−A1 38SUPER」
「マイアミバイス」の時からドン・ジョンソン氏は、口径10ミリの「ブレンテン」や、45口径の「S&W M645」等を使用しており、マニアックなGunを選択していましたが、ナッシュもかなりのコダワリを見せています。
一見、ガバメントベースの2トーンカスタムに見えますが、バレル先端にコンペンセイター(コンプ)が装着されており、機能的には銃身の跳ね上がり緩和ですが、プロップ的に“視覚的な印象を与えるのにかなり成功していると思います。
また、使用する弾も45口径や9ミリを使用せず、“38SUPER”を選択する所は、他の刑事達と差別化する意味も含め、ドン・ジョンソン氏は、計算していたのかな?と連想してしまいます。
<解説文 のぶにい 協力 I M F>
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