エクスペンダブルズ

THE EXPENDABLES(2010年/アメリカ)

監督 シルベスター・スタローン

出演 シルベスター・スタローン(バーニー・ロス)
   ジェイソン・ステイサム(リー・クリスマス)
   ジェット・リー(イン・ヤン)
   ドルフ・ラングレン(ガンナー・ヤンセン)
   ミッキー・ローク(ツール)/他


アメリカのアクション俳優が勢ぞろいした奇跡のアクション映画。『トランスポーター』シリーズや『デスレース』など2000年代を代表するアクションスターとなったジェイソン・ステイサムをはじめ、『少林寺』や最近は、『ハムナプトラ3』などでハリウッドでも活躍中のジェット・リー、スタローンとは、『ロッキー4』以来の共演となったドルフ・ラングレンなど、錚々たるアクションスター達が次々と登場する。この三人は、傭兵部隊「エクスペンダブルズ」のメンバーであり、スタローンが演じるリーダー・バーニー・ロスと共にアクションシーンで活躍する。ミッキー・ロークは、エクスペンダブルズのマネージャー&バーの経営者として出演していたが、『ジョニー・ハンサム』時代と比べ、随分雰囲気が違っていたので、気づくまで少し時間がかかってしまった。

スタローンの次にとくに目立っていたのは、ジェイソン・ステイサム。やはり、このメンバーの中では、一番若いせいもあるのか、ナイフ術を使ったアクションシーンでより多く活躍していた。ジェット・リー演じるイン・ヤンとドルフ・ラングレンが演じるガンナーの格闘シーンがあったり、ほどよく出演者に出番を与えているところを見ると、やはり、スタローンの優しい心遣いが垣間見え、これだけのスター達を束めたスタローンの底力にも圧倒される。ラングレンが演じる暴走気味のガンナーを見ていると、25年前にロッキーと戦ったイワン・ドラゴを思い出した。バーニーとガンナーのツーショットの場面を見る度、あの時の興奮と感動が蘇った。

他にも適役側には、ガルザ将軍と結託する元CIA局員ジェームズ・モンロー役にエリック・ロバーツ、モンローの部下役は、『刑事ナッシュブリッジス』にもゲスト出演したことのある元プロレスラーのスティーブ・オースチンが出演している。スタローンは、オースチンとの格闘シーンで首の骨にヒビが入る怪我負ったとか。映画とは言え、やはりプロのレスラー相手に格闘するのは、命がけなんでしょうね。60歳を超えたスタローンには、とてもハードな撮影だったに違いない。CIAに勤める謎の男役に、『ダイハード』シリーズのブルース・ウィリス、そして、軍事会社の経営者役でアーノルド・シュワルツェネッガーが登場した。この二人は、1シーンのみ出演で残念ながらアクションシーンには、参加しなかったが、スタローンと三人で画面に映った時は、鳥肌ものであった。『ターミネーター4』の時は、本人かと思いきやCGでの登場だったので、もしや・・・などと考えしまったが、今回は、本物であった。ぜひとも、続編では、共に激烈なアクションを見せて欲しい。

DVDに収録されている吹替えは、スタローン=ささきいさおさん、ジェイソン・ステイサム=山路和弘さん、ミッキー・ローク=安原義人さん、シュワちゃんは、玄田哲章さんと、それぞれのフィックス声優さん達の豪華共演となっております。野沢那智さんがいたらきっとブルース・ウィリスの声をやっていたんだろうと思うと少し残念ですが、吹替え版のほうも中々見応えがあります。


バーニー・ロスが率いる傭兵部隊「エクスペンダブルズ」は、ソマリア沖で発生した武装海賊によるシージャック事件解決の仕事を受け、身代金を持って交渉に向かう。仕事は、難なく成功するが、バーニーは、薬物依存症に陥っているメンバーの一人・ガンナー・ヤンセンをチームからはずす。数日後、バーニーは、チャーチと名乗る謎の男から、南米ヴィレーナの独裁者ガルザ将軍の軍事独裁政権の壊滅を依頼される。


 

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