ゲッタウェイ
THE GETAWAY(1972年/アメリカ)
監督 サム・ペキンパー 出演 スティーブ・マックイーン(マッコイ) |
『荒野のガンマン』『ワイルド・パンチ』など、バイオレンスアクション映画の巨匠と呼ばれたサム・ペキンパー監督作品。脚本は、『48時間』『レッド・ブル』『ラストマン・スタンティング』のウォルター・ヒル。そして主演は、僕のお気に入り俳優、スティーブ・マックイーン。『大脱走』『ブリット』『パピヨン』など、数多くの名作に出演している。彼を一番有名にしたのは、1960年に公開された『荒野の七人』。この時のガンマンのイメージから彼の映画には銃がつき物だ。そしてまたよく似合う。この映画もまた過激な銃撃戦と非情な男のイメージの彼を見ることができる。アリ・マッグローとは、この当時夫婦だったようで、映画の中でも夫婦さらながの息の合った演技を見せてくれています。地味でシリアスなストーリー展開だが、どこか哀愁が漂うのがマックイーン。オープニングの刑務所のシーンは、マックイーン以外の看守や因人が皆本物だと言うから驚きです。
1994年にアレック・ボールドウィンとキム・ベイシンガーによるリメイク版が制作されていますが、男のハードな魅力を味わうなら、マックイーンのこの作品をお勧めいたします。
刑務所務めを終え出所した盗みのプロ、ドク・マッコイ。5年ぶりに妻のキャロルと再会するが、彼の元にまた新たな銀行強盗の話が舞いこんでくる。ベニオンと言う名の男からその仕事を出獄の条件にされたマッコイは、新たな仲間のルディとジャクソンと手を組み、綿密な襲撃計画を練り始める。キャロルも含めた四人組で計画は実行されるが、マッコイの思惑は裏腹に、襲撃計画は、意外な様相を見せ始める・・・。