ハーレーダビッドソン&マルボロマン

HARLEY DAVIDSON AND THE MARLBORO MAN(1991年/アメリカ)

監督 サイモン・ウィンサー

出演 ミッキー・ローク(ハーレーダビッドソン)
   ドン・ジョンソン(マルボロマン)
   トム・サイズモア(チャンス・ワイルダー)
   チェルシー・フィールド(ヴァージニア・スリム)
    ヴァネッサ・ウィリアムズ(ルル・ダニエルズ)
   ケリー・フー(スージー) /他


先頃、『シン・シティ』でスクリーンに復活を遂げたミッキー・ロークと『特捜刑事マイアミバイス』の頃の面影が残るドン・ジョンソンがコンビを組んだバイオレンス・アクション。ワイルドな二人が時にぶつかり合いながら、協力して巨大組織を壊滅させる。ミッキーロークは、この映画では、髪を短くして、イメージチェンジを果たし、ドン・ジョンソンもテンガロンハットにジーンズ、髭を蓄え、よりワイルドさを際立たせている。アウトローな主人公達なだけにやることもえげつない。自分の知り合いの店が潰れるからと現金輸送車を襲おうとするところなんかは、『ブルース・ブラザーズ』のコンビとは、かなり事情が違う。ストレートに犯罪に手を染め、余計なトラブルに巻き込まれると言う、ハチャメチャなストーリーなのだが、バイオレンス度の高いアクションシーンには、唸るところもあり、バイクのカッコ良さも堪能できる。二人が並んでバイクを走らせているシーンを見ていると、まさに90年代のイージーライダーと言った感じです。

黒いコートを着たターミネーター張りの悪党軍団との過激な銃撃戦と言い、シリアスだけどどこか笑えるノリの良いアクション場面が数多い。クライマックスでは、『エアーウルフ』と同型のベル222が登場し、ヘリには、なぜかマシンガンが搭載され、壮絶な銃撃シーンが展開する。ミッキー・ロークとドンジョンソンのカッコ良さとハジけ具合を存分に楽しむ事ができる。

テレビシリーズ『刑事ナッシュブリッジス』『L.A.大捜査線 マーシャルロー』、最近では、映画『スコーピオン・キング』『X―MEN2』に出ているケリー・フーも出演しています。


独立記念日の夜、2年ぶりに故郷のロスへ戻ったハーレーダビッドソンは、そこで親友のマルボロマンと再会する。昔馴染みの店を救うため、二人は、仲間と組んで、銀行襲撃を計画し、実行するが、狙った運搬車には、金ではなく、新しい麻薬「クリスタル・ドリーム」が積み込まれていた。あえなく二人は、防弾服を身につけた謎のグループに追われる羽目に…。


 

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