レッドライン
REDLINE(2007年/アメリカ)
監督 アンディ・チェン
出演 ナディア・ビョーリン(ナターシャ・マーティン)
ネイサン・フィリップス(カルロ)
エディ・グリフィン(インフェイマス)
アンガス・マクファーデン(イケル・ドラジオ)
ティム・マシスン(ジェリー・ブレッキン)/他
超豪華なスポーツカーがいくつも登場し、熱く激しいレースを繰り広げるカーアクション。カーレーサーの父親の才能を受け継ぎ、天才的なドライビングテクニックを持つ主人公の女ドライバー・ナターシャは、父親が事故で死んだことにより、その道を拒み、歌手を目指すようになる。しかし、大富豪のインフェイマスの罠に落ち、違法な賭博レースに出場する事になってしまう。女性が主人公のカーレースものは、珍しく、ちょっと新鮮な感じがした。もちろん男性陣のドライバーも登場し、深夜の公道やレース場で過激なカーレースを展開させる。
エンツォフェラーリ、フェラーリF430、フェラーリ612スカリエッティ、ポルシェカレラGT、ランボルギーニディアブロ、ランボルギーニムルシエラゴ、サリーンS7ツインターボなどなど、高級スポーツカーがずらりと勢ぞろいし、華麗にドリフトしたり、豪快にクラッシュしたり、迫力の走りを見せている。ケーニグセグCCXの公道レースシーンもスピード感抜群の映像で中々見応えがあった。ディアブロがニトロシステムを作動させて、ハイスピードで走り出すも、風圧に耐え切れず、車体が浮いて空中で回転し地上に叩きつけられて炎上してしまう場面も印象に残った。ニトロシステムの点火時のCG映像は、2008年版『ナイトライダー』のターボブースト点火時のCG映像を彷彿とさせられた。カークラッシュシーンは、CGではなく、制作者がカーコレクションしている車を実際にクラッシュさせたとか。一部CGらしき場面も見られるが、『ワイルド・スピード』のようにCG成分多めのカーアクションよりも気合が入っていて、中々好感が持てる。キャスティングは、無名の俳優が多いので、とくに印象に残らなかったが、とにかくカーアクションシーンは、最高に楽しめた。
ナターシャは、類まれなドライビングテクニックを持っているが、レーサーの父親がレース中の事故で死んでから、その道に進むことをやめ、歌手になることを夢見ていた。ある日、アメリカ西海岸の公道で違法な賭博レースを開いている大富豪グループのインフェイマスに目をつけられ、彼女は、そのレースに参加することになるが…。