レッド・スコルピオン

RED SCORPION(1988年/アメリカ)

監督 ジョセフ・ジトー

出演 ドルフ・ラングレン(ニコライ)
   M・エメット・ウォルッシュ(ダウェイ)
   アル・ホワイト(カルンダ)
   T.マッケンナ(ボーテック)
   カーメン・アルジェンツィアーノ(ザイアス)/他


「人間核弾頭・ドルフ・ラングレン」というキャッチ・コピーもついたように、この映画では、彼の生身の肉体を使った超ド級アクションが展開されていきます。生身の肉体を使ったアクションと言えばこれまでもスタローンやシュワルツェネッガーなどもそれぞれ「ランボー」や「コマンドー」などの自分の肉体を使った過激なアクションがありましたが、ドルフ・ラングレンは、この時、次世代の肉体派アクション俳優として大きな期待を受けていました。

彼は、『ロッキー4』でスタローンの適役を演じていたり、『007/美しき獣たち』にも顔を見せていましたが、この作品が初の主演作品になったと思います。その後、「パニッシャー」や「ダーク・エンジェル」などにも主演していましたが、彼の性格が現われているのかやや暗めの作品やキャラクターが多い気がします。しかしこの「レッド・スコルピオン」は、別格。肩に針を刺される拷問シーンなどは、少しリアル《おそらくほんとに突き刺しているのでは・・・》でホラーチックで恐怖めいたものがありますが、そう言えば、『ランボー』でもスタローンがぱっくり開いた自分の腕の皮を自分で縫っていたなぁ・・・。ソ連戦闘機(これはアントノフと呼ばれるソ連製大型輸送機やまたハインドDっぽい大型攻撃ヘリが登場)に一人で立ち向かう姿は、なかなかカッコ良くて、あの肉体美が光っている。銃でも戦車でもなんでも来いってな感じで次々と敵を粉砕していくところは痛快です。この映画の中で彼は全てのスタントを自分でこなしており、それだけに画面からは、とてつもない緊迫感とパワーがみなぎっていて、人間・ドルフの魅力を持て余すことなく描ききっていると言っても過言ではないでしょう。ただこれ以後の彼の作品はあまり日本で上映されることがなく、最近作では「ブラック・ジャック」などもやはりビデオ発売とテレビ放送でしか見られませんでした。ここは彼にもう一皮むいてもらって新しいアクション映画を期待したいところです。(この文面を作るにあたり情報を提供していただいた方に感謝します。)


アフリカ南部の共和国・モンバカにカリスマ的指導者スンダタが率いる反政府組織が台頭し、ソ連陸軍特殊部隊・通称スペツナズの兵士、ニコライがスンダタの暗殺を命令される。革命勢力のナンバー2のカルンダが捕らえられているという酒場に着いたニコライは、そこで騒ぎを起こし、彼のいる留置場へ入る。ニコライは、カルンダと同じ部屋にいたジャーナリストを連れ、トラックで脱走を図るが・・・。


 

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