バイオハザード

RESIDENT EVIL(2002年/アメリカ・イギリス・ドイツ)

監督 ポール・アンダーソン

出演 ミラ・ジョボビッチ(アリス)
   ミシェル・ロドリゲス(レイン)
   エリック・メビウス(マット)
   ジェームズ・ビュアホイ(スペンス)
   マーティン・クルーズ(カプラン)/他


1996年に日本で発売された同名ゲームを映画化した近未来SFホラー・アクション。ゲームの方は、昔やった事がありますが、確かに恐怖や不気味さを体感する事ができ、中々楽しいアクションゲームでした。映画の方は、ゲームとは関係ないオリジナルのストーリーでしたが、これは、これでまた楽しめました。主人公のアリスが襲いかかってきたケルベロス(ドーベルマン)に回し蹴りを食らわすなどアクション映画としての見所もたくさんありますが、基本は、やはり、ホラーと言う事でしょうか。映像を初めて見た時は、イタリア・ホラーの巨匠・ダリオ・アルジェントが作ったホラーなのではないかと、どことなくそんな雰囲気を感じてしまった。もちろん、この手の映画は、『ゾンビ』や『デモンズ』で、すでにダリオ・アルジェントが作り上げている。この映画は、そのオマージュにも見える。

ミラ・ジョボビッチが演じたアリスとミシェル・ロドリゲスが演じたレインが実にカッコ良く描かれていたが、とくにレインのあの鋭い眼差しが良かった。ゲームにも登場したゾンビ、犬、リッカーなどがこの映画で見事に映像で再現されていたのは、とても良かった。ただ、ホラー映画として括って見ると、少し力不足に思えた。ゾンビがあまり怖くないのだ。『ブレイド』シリーズのバンパイアの方がまだおどろおどろしく、不気味に思える。リッカーをもっと早く登場させていた方が、話しの展開がもう少し刺激的になったのではないかと思う。以外に印象に残ったのは、特殊部隊の兵士が緑色の網目状のレーザーで切断されてしまうシーン。ハムやマグロのようにスライスされ、肉片がバラバラと散らばってしまうところには、ホラー映画としての斬新さとこの映画の力強さを感じた。次回作を予告する?印象的なラストシーンも良かった。


巨大企業「ハイブ」の秘密研究所で開発された新型ウィルスが研究所内で流出、ハイブのメインコンピュータ『レッド・クイーン』が研究所を封鎖し、500人の所員達が閉じ込められた。研究所の警備に当たっていた特殊部隊は、レッド・クイーンの機能を停止させるため、研究所に入るが、そこには、すでにゾンビ化した人間達が蠢いていた。記憶を失った女性特殊部隊のアリスとレイン達は、ゾンビ達と壮絶なサバイバル戦を繰り広げることに・・・。


 

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