バイオハザードU アポカリプス
RESIDENT EVIL APOCALYPSE(2004年/アメリカ)
監督 ポール・S・W・アンダーソン
出演 ミラ・ジョボビッチ(アリス)
シエンナ・ギロリー(ジル)
エリック・メビウス(マット)
オデッド・フェール(カルロス)
トーマス・クレッシュマン(ケイン)
ザック・ウォード(ニコライ)/他
人気SFホラーアクションゲームの映画化第2弾。前作は、ホラー色が強かったが、今回は、とにかく全編に渡ってスピーディーなアクションシーンが続く。主人公のアリスは、すっかりジャッキー…いや、スーパーガール状態。バイクで教会のガラスを突き破って、派手に銃を撃ちまくったり、ビルの屋上から建物の壁をスーっと降りて、敵の兵士を次々と倒して行くなど、とにかく以前よりもパワフルな主人公になっていた。
特殊部隊STARSの女隊員ジルの活躍も目覚しい。ジルを演じた女優さんは、なんだかゲームの中のヒロインがそのまま現実世界に飛び出してきたのではないかと目を疑ってしまうほど、それとよく似ている。教会内で俊敏に動き回る巨体のモンスターのグロテスクな描写は、ゲームのイメージを見事に映像化していて、逸脱だった。外面こそただの猛獣にしか見えないが、中身は、『ターミネーター』か、はたまた『ロボコップ』かと言った具合のアンブレラの生物兵器のモンスターとの格闘場面もスピード感のあるスリリングな映像になっていたが、物語に悲劇性を与えていたのが意外だった。モンスターが回転式機関銃を操り、ことごとくSTARSの隊員と街を破壊して行く姿は、時折カッコ良く見えたりもした。
にしても、このシリーズは、公開時間が短い。もうちょっと長めでも良いような気がします。まだ続くようですね、このシリーズ…。
荒廃したラクーンシティで一人彷徨うアリス。彼女は、特殊部隊STARSのジル達と街から脱出しようとしていた。街には、ウィルス感染によりアンデッド化した人々が数を増やしていた。アリス達は、Tウィルスを開発したアシュフォードから、4時間後に街に核爆弾が投下されるという話を聞かされる。博士は、脱出方法を教える代わりに娘を助け出すようアリス達に要求してくる…。