ドッジボール
DODGEBALL: A TRUE UNDERDOG STORY(2004年/アメリカ)
監督 ローソン・マーシャル・サーバー
出演 ヴィンス・ヴォーン(ピーター・ラ・フルール)
ベン・スティラー(ホワイト・グッドマン)
クリスティーン・テイラー(ケート)
リップ・トーン(パッチーズ・オフーリハン)
ジャスティン・ロング(ジャスティン)/他
スポーツ映画においての負け犬集団と言えば、古くは、『メジャーリーグ』、最近は、『少林サッカー』なんてのもあったが、映画の中では、とりわけマイナーなスポーツだった「ドッジボール」を真正面から取り上げ、一つの作品にしてしまったところに意外性を感じた。ストーリーも映像的にも地味でいまいち迫力に欠けるが、登場人物達の個性的なキャラクターで物語を熱く引っ張っている。肝心のドッジボールの対決もCGに頼っていないところは、好感が持てる。『007』シリーズに出てきたジョーズの女版のような眉毛の濃い女がインパクトに残った。
キャストの中では、ホワイトを演じたベン・ステイラーの存在感が光る。最近では、『スタスキー&ハッチ』で見事なアフロヘアーでスタスキーを好演していましたが、この作品の中でも妙ちくりんな衣装やギャクで笑わせてくれる。ケート役のクリスティーン・テイラーは、この映画の撮影中にベン・ステイラーと仲良くなり、撮影終了後に結婚したそうです。思わぬ大物がゲスト出演しているところも見所。その一人は、『ナイトライダー』のマイケルことデビッド・ハッセルホフがドイツチームの監督として出演している。唯一自分が大笑いしたシーンでもあるのですが、登場シーンは、ごく僅かなので、見逃さないように。それからエンドロール終了後にもベンのちょっとしたサービスカット?があるのでこれも見逃さないでください。
ちなみにDVDの日本語吹き替え版のパッチーズの声は、『エアーウルフ』のドミニクでもお馴染みの冨田耕生さんでした。
赤字続きのピーターが経営するジムは、最新設備を備えるホワイトのジムに買収されることに決まる。ジムがなくなることに躊躇うピーターとその客達は、一発勝負に出て、皆でチームを作り、ドッジボールの世界大会に出場して、優勝しようとする。