ソウ
SAW(2004年/アメリカ)
監督 ジェームズ・ワン
出演 ケイリー・エルウィズ (ゴードン)
リー・ワネル (アダム)
ダニー・グローバー (タップ)
モニカ・ポッター (アリソン・ゴードン)
トビン・ベル (シテファニー)/他
シンプルなタイトルから内容を察する事が難しかったのですが、要するに閉鎖空間で繰り広げられる鮮烈のバイオレンス・ムービー。バスルームに監禁された正体不明の二人の男の場面から始まる冒頭から、二人の過去が暴かれ、少しずつ謎が解き明かされて行くと言う展開は、中々面白く、ストーリーもとても引き込まれたが、最後のオチに関しては、「…」と言う感じで、ちょっと無理があるかなぁと感じた。『エルム街の悪夢』の中の出来事なら許せるんだけど。しかし、映像に勢いがあるので、最後まで見応え十分です。
様々な仕掛けが施され、まさしくゲームをしているような感覚になった。『サスペリア』や『IT』など、人形を象徴的に使ったサスペンスホラーは、これまでもたくさんあるが、このシリーズもあの不気味なピエロのような人形が恐怖を倍増させている。『リーサル・ウェポン』シリーズ以来、久々に刑事役のダニー・グローバーを見たが、今回は、少々頼りなさげだが、そこがまた良かった。
薄汚れた広いバスルームで目を覚ました2人の男。それぞれ対角線上の壁に足首を鎖で繋がれた状態で閉じ込められていた。2人の間には、拳銃で頭を撃ち抜かれて死んだ男の死体があった。混乱する2人に送られたメッセージは、「6時間以内に目の前の男を殺すか、2人とも死ぬかだ」。ジグソウと呼ばれる男の残忍な「ゲーム」がまた始まろうとしている…。