アイ,ロボット

I, ROBOT(2004年/アメリカ)

監督 アレックス・プロヤス

出演 ウィル・スミス(デル・スプーナー)
   ブリジット・モイナハン(スーザン・カルヴィン博士)
   ジェームズ・クロムウェル(アルフレッド・ラニング博士)
   チー・マクブライド (ジョン・バーギン)
   アラン・テュディック(サニー)/他


2035年を舞台に家庭用ロボットの反乱を描いたSFアクション。人間対反乱するロボットの構図は、映画や漫画の世界では、とかく何度も繰り返し描かれてきたテーマで、80年代には、トム・セレックのSFアクション『未来警察』、『ロボコップ』シリーズも言うなればそれに近い。「人間に危害を加えてはいけない」などのロボット3原則を破り、殺人事件の容疑者となってしまった家庭用ロボットと人間の刑事との交流が物語の主軸。この作品の主人公スプーナーは、機械化した腕を持ち、ロボットに対する苦いトラウマを持っていて、大の「ロボット嫌い」。そう言えば、日本の特撮『ロボット刑事』に出てくる頑固なベテラン刑事もロボット嫌いでしたな…。

家庭用新型ロボットNS−5のデザインは、半透明のボディ、人間に近い表情も見せ、中々ユニークなデザイン。ロボット達が犬の散歩をしていたり、宅配したり、当然のように街の中を縦横無尽に行き来している場面など、未来都市のデザインも素晴らしく、CGと言えど何百体と並んだロボットの描写もまた、リアルで壮観で、アクション場面も迫力がありました。主人公の刑事がアナログ志向と言うのもオーソドックスながら良い味を出していた。


西暦2035年。家庭用新型ロボットNS−5の開発を進めていたUSロボティック社で、ロボット工学の第一人者、アルフレッド・ラニング博士が死んだ。博士を殺したのは、ロボットだと推測するシカゴ市警のデル・スプーナー刑事は、主任でロボット心理学者のカルヴィン博士と会い、事情を聞く。博士は、『ロボット3原則』を掲げ、ロボットが人間に危害を加える可能性を否定した。だが、一体だけ3原則をプログラムされていないロボットがいた…。


 

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