ポリス・ストーリー3

警察故事V 超級警察(1992年/香港)

監督 スタンリー・トン

出演 ジャッキー・チェン(チェン)
   ミシェル・キング(ヤン)
   マギー・チェン(メイ)
   ケン・ツァン(チャイバ)
   ユン・ワー(パンサー)/他



一作目は、もちろん主人公チェンの活躍が描かれていたわけですが、今回の作品では、ミシェール・キング演じるヤンが彼と匹敵するくらいの猛烈なカンフーとアクションを披露してくれます。180度開脚で敵を蹴り上げる姿などは、ジャッキー顔負けと言った感じで、常においしいところを彼女が持っていきます。

ラスト30分のチェンとチャイバの激闘は、一作目よりもさらにそのアクション度が増し、街中でのカーチェイスは、迫力満点。そしてミシェル演じるヤンがこれまたすごい。暴走するバンの屋根に捕まり、向かってくるバスをよけるためその場で逆立ちまでしちゃうのだから、驚き。そして自らバイク・スタントをこなし、移動中の列車の屋根に飛び移るなんてことまで平気でやっちゃうのだからもう、言葉を失う。ここまでできる女性が他にいるだろうか?そのかいあってか、『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』で見事ボンド・ガールに選ばれたのですが、その理由もわかりますね。この映画では、ジッャキーよりもミシェルの存在感の方が圧倒的だった気がします。

もちろん彼自身もビルの屋上から数メートル離れたヘリのはしごに飛び乗り、そのまま街の上空を縦横無尽に飛ばされたり、かなり危険なスタントをこなしている。《ちなみに『ダークマン』でもこれと近いシーンが見られます》だけど、やはりこの映画の中のジャッキーは、やや存在感が薄かった・・・・。


香港警察のチェン刑事は、インターポールが世界中の警察機関に発令した「超級計画」と言う極秘プロジェクトに、香港代表として参加し任務を引き受けることに。その任務とは、全世界の犯罪を影で操る闇の帝王チャイバを見つけ出すことだった。チェンは恋人のメイと別れを告げ、中国国家保安局の部長ヤンの元へ行き、おとり捜査の訓練を受ける。そしてチャイバの手下でNO.2のパンサーが収容されている中国の強制労働刑務所に潜り込み、彼を脱獄させる。


 

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