炎のメモリアル

LADDER 49(2004年/アメリカ)

監督 ジェイ・ラッセル

出演 ホワキン・フェニックス(ジャック・モリソン)
   ジョン・トラボルタ(マイク・ケネディ)
   ロバート・パトリック(レニー・リクター)
   ジャシンダ・パレット(リンダ・モリソン)
   ビリー・バーク(デニス・ゲクイン)/他


『バックドラフト』を意識して途中までアクション映画と思って見ていたのですが、内容は、全く違い、911事件の消防士達に捧げるドキュメンタリータッチのドラマになっていました。アクションのジャンルとしては、微妙な出来だったのでドラマのジャンルに入れましたが、本物の炎を使っているだけあって、巨大な建物で燃え盛る炎の中での救出シーンは、中々迫力がありました。『バックドラフト』を思い起こす描写がいくつかあったのですが、実際、この作品の監督は、バックドラフトの監督だったロン・ハワードから直接その時の製作の話を聞き、炎の動きを研究し、出演者達もアカデミーに通って本物の消防士になれるくらいのレベルの訓練を受けて撮影に望んだそうです。同僚の死や事故、火事現場で様々なアクシデントに遭遇する主人公と家族、そして消防士達の心温まる生き様が印象的でした。ラストのマイクの演説を聞いて、少しウルっと来てしまった。

出演者は、主人公のジャックにホワキン・フェニックス。外見ではわからなかったが、今は亡き、あのリバー・フェニックスの弟だと聞いてちょっとびっくりしました。最近では、『パニッシャー』でまた超悪の怪演を見せていたジョン・トラボルタ。髭面だったロバート・パトリックは、『ターミネーター2』のT1000をやっていた頃と比べると随分印象が変わった感じがする。『24』シーズン2で暴力夫を演じていたビリーパークも出演しています。


ジャック・モリソンは、ボルティモアの消防署のラダー隊に所属する消防士。ある日、穀物倉庫で起こった火災現場の中に一人取り残されてしまったジャックは、激しい爆発が続く炎の中で、自分の人生を回想し始める…。


 

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