ザ・センチネル〜陰謀の星条旗

ＴＨＥ ＳＥＮＴＩＮＥＬ（２００６年／アメリカ）

監督　クラーク･ジョンソン

出演　キーファー・サザーランド（デビッド・ブレキンリッジ）
　　　マイケル・ダグラス（ピート・ギャリソン）
　　　キム・ベイシンガー（サラ・バランタイン）
　　　エヴァ・ロンゴリア（ジル・マリン）
　　　マーティン・ドノバン（ウィリアム・モントローズ）／他

『２４』シリーズのキーファー・サザーランドと『ブラック・レイン』『フォーリング・ダウン』『トラフィック』のマイケル・ダグラスの共演のサスペンス。かつてレーガン大統領を救った腕利きのシークレット・サービスの高官が大統領暗殺を狙う組織に汚名を着せられ、真犯人を見つけ出そうとする。『フォーン・ブース』では、チョイ役だったキーファーが久々に映画に出演。『２４』とは、正反対の真面目な捜査官役を熱演している。『２４』で言えば、アルメイダ的な役割にも見え、デビッドが銃を握った姿がどうしてもジャックにも見えたり、大統領の暗殺をテーマにしたところなど、これまた『２４』のシーズン１と色々と被る要素が多く、どうしても比較してまうと、物足りなさがあり、また、映画と言うよりもテレビサイズの映像にしか見えなかったのが少々残念である。

ＤＶＤの吹替えは、テレビでもお馴染みのマイケル・ダグラス＝小川真司氏、キーファー・サザーランド＝小山力也氏。ジャッキー・石丸氏、シュワルツェネッガー・玄田氏のようにキーファーの声と言ったらもうこの人。自分の中でもすっかり定着してしまった。ジャックの時より若干優しい感じの声になっていたのが印象的でした。

ファーストレディ護衛の任務に就いていたシークレットサービスの高官ピート・ギャリソンの同僚が自宅前で射殺され、ピートのかつての部下、デビッド・ブレキンリッジが事件の捜査を開始する。やがて、タレ込み屋から、大統領暗殺計画が浮かび上がり、ピートが事件に関わっているという情報が入る。ピートは、デビッドの執拗な追跡を逃れながら、真犯人を探し続ける。