乱気流・タービュランス

TURBULENCE (1997年アメリカ)

監督 ロバート・バトラー

出演 ローレン・ホリー(テリー)
   レイ・リオッタ(ライアン)
   ベン・クロス(レーチェル)
   ヘクター・エリゾンド
   ブレンダン・グリーソン/他


この映画、どのジャンルに入れるべきかいろいろ悩みましたけど、トータル的に、「サスペンス」の部類なのかなぁ・・・アクション映画的な魅力や、ホラー色も高く、またパニック映画としても見ることができる・・・最初は、正統派パニック映画『エアポート』シリーズに近い作品なのかなぁと思っていたのですが、そこは、やはり90年代。いろんなテイストを混ぜ合わせたなんとも絶妙なバランス感覚のある映画になっています。しかし、ある部分では、70年代のパニックムービーを引きずっていたり、不運にも殺人鬼と共にジャンボ機の中に閉じ込められてしまったヒロイン・テリーの女ダイハード的な魅力、そして、『シャイニング』のジャック・ニコルソンばりにキレまくり、斧を振り回したりするレイ・リオッタ演じる凶悪犯・ライアンの魅力もこの映画に新たな展開と新風を吹き込んでいるように見えます。

ライアンの様変わりようも良かった。始めは、温厚な模範囚なのかなぁと思いきや、片割れの凶悪犯スタッブスが刑事と銃撃戦を繰り広げ、スタッブス含め、機長やその他のスチュワーデスが全員死滅すると、その本性を剥き出しにして、一人生き残ったスチュワーデスのテリーを徹底的にいたぶり始める。ジャンボ機の中が一瞬にして、ホラーの館に変わってしまうと言う意外性がなんとも面白い。荒れ狂う殺人鬼と機長のいなくなった飛行機を自分で操縦しなければならなくなると言う二重の危機に立ち向かうヒロインの姿は、まさにホラー映画のヒロイン像そのものに見えます。

『コンエアー』でなど、この当時のアクションものは、よくロサンゼルスの街が、破壊されています。ジャンボ機が宙返り飛行したり、立体駐車場のビルとぶつかって車輪に新車をくっつけて、F−14のミサイルで撃ち落してもらったりと、ユニークなアクションシーンもてんこもりでとても楽しい作品でした。


クリスマス・イブの夜のニューヨーク空港。4人の刑事達が、2人の凶悪犯をロサンゼルスに護送するため、トランスコンチネンタル航空47便ジャンボ機に乗り込んだ。離陸してまもなく、凶悪犯の1人、スタッブスが刑事から銃を盗み、刑事達と銃撃戦を始め、刑事達とスタッブスは相撃ちになり即死、パイロット、副操縦士も死んでしまう。生き残ったスチュワーデスのホリーは、コクピット席に着き、管制塔の指示を頼りに自ら飛行機の操縦を試みようとするが、もう一人の凶悪犯ライアンが彼女に襲いかかる・・・。


 

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