バッド・ボーイズ 2BAD
BAD BOYS 2 BAD(2003年/アメリカ)
監督 マイケル・ベイ
出演 ウィル・スミス(マイク・ローリー)
マーティン・ローレンス(マーカス・バーネット)
ガブリエル・ユニオン(シドニー・バーネット)
ジョルディ・モリャ(ジョニー・タピア)
ピーター・ストーメア(アレクセイ)/他
一作目では、ウィル・スミスもマーティン・ローレンスもスクリーン出だし間もない頃だったので、一体何者?ってな感じだったが、当時は、黒人の二人組の刑事がジョーク交わしながら活躍する映画は、まだ目新しいかったと思う。あれから8年、今回は、二人とも良い意味で年を重ね、貫禄も出て、男味も増しており、もう昔のような印象は、ない。また、今回の続編は、一作目よりもハードな描写が次々と繰り出され、れっきとしたカーアクションムービーになっているところも面白いところだ。
マイアミ市内での激走チェイスは、『ブルース・ブラザーズ』を彷彿させるほどのハチャメチャさがある。高速でカートレーラーに乗せられていた車が次々と道路に落ちたり、挙句は、トラックに乗せられた死体が落ちて、次々とマイク達の乗る車に襲い掛かったりする。カット割り、カメラワーク、CG効果も加わり、面白い映像が多いが、CGと言えば、『ブレイド』辺りから始まった弾丸の動きを追うカメラワークもこの映画の中では、中々目を引く演出だった。クライマックスのキューバの山奥の斜面に立てられたバラック小屋に次々と車が突進して行く場面は、『ポリス・ストーリー』の同様のカーアクションを彷彿とさせられ、爽快感抜群である。アクションもグロさも迫力満開の146分。斬新なカメラワークと映像、ド派手な銃撃戦とカーアクションを楽しみたい方には、打ってつけの作品です。
マイアミを舞台にしたバディもの刑事アクションと言えば、同時期に『ワイルド・スピード2』なども製作されていたが、そっちよりも今回の『バッド・・・』のカーアクションのほうが派手さがあり、二人のジョークと合わせて実に痛快な気分にさせられた。それにしても、マーカスの娘の恋人は、ちょっとかわいそうだったなぁ・・・。マーティン・ローレンスは、どことなくナインティーナインの岡村に似ていると思ったのは、僕だけだろうか?・・・。
マイアミ市警は、フロリダにはびこるドラッグ・コネクションを追っていた。市警のイカれたコンビ・マーカスとマイクは、相変わらず刑事を続けているが、マーカスは、危険な捜査から離れようと転属願いを提出し、マイクは、マーカスの妹シドと交際をしているが、マーカスには、秘密にしていた。ギャング団の襲撃計画の情報を得たマーカスとマイクは、現場に向かうが、ギャング団に狙っている車の中にシドがいる事を知り、唖然とする。シドは、連邦麻薬捜査局(DEA)の潜入捜査官として、ドラッグ・シンジケートに潜り込んでいた。