激走!5000キロ

THE GUMBALL RALLY(1976年/アメリカ)

監督 チャック・ベイル

出演 マイケル・サラザン(バノン)
   スーザン・フラナリー(アリス)
   ラウル・ジュリア(フランコ)
   ノーマン・バートン(ロスコー警部)
   ゲイリー・ビジー(ギブソン)
   ハーべイ・ジェイソン(ラプチック)/他


『ナイトライダー』でもいくつかの作品で監督を務めているスタント出身のチャック・ベイル監督が撮りあげたハチャメチャカーレース映画。後に製作された『キャノンボール』ほど豪華な俳優陣の姿は、なく、またコミカル色もそれほど感じられないが、街中で派手に車をぶっ飛ばすわ、車がジャンプするわ、ウィリー走行するわ、男がレース中に女性を口説いて、恋人同士になったり、『ストリートホーク』張りに黒いつなぎを身に付けた男がバイクでレースに参加して、看板や林の中や川にと派手に突っ込んだりともうめちゃくちゃ。その他、パトカーに乗っている偽警官達がいたり、レース中にナンパするプレイボーイ兄弟(『ナイトライダー』第25回「爆殺!狙撃!事故続出!恐怖のサバイバルレースに勝て!!」のリック兄弟は、この兄弟のパロディかも?)が現われたり、いかがわしいバイク集団(『ナイトライダー』第20回「荒野の大戦争!地獄の暴走族スコーピオンズ対ナイト2000」や、『フォールガイ』など70年、80年代のアクションテレビ映画には、結構、頻繁に登場している)も入り混じって、なんでもありの展開。だからこそ、面白い!

赤いフェラーリ、黄色いカマロ、黒いポルシェ、メルセデス、シェルビー・コブラ、コルベットなど数々の往年の名車達が勢ぞろいしているところも見所。クライマックスの水路(『ナイトライダー』第36回「凶悪バイク・ギャング!顔を消した男!!」でも使用されていた)の走行シーンは、なんだかとても、見ていてすがすがしい気分にさせられる。ラストのオチは、笑激?を受けます。なるほど、ガムボール・ラリーってそう言う事だったのね・・・。


チョコボール開発メーカー・ソクター社の社長バノンは、東は、ニューヨークから西のロサンゼルスまでの5000キロの大陸を横断するカーレース「ガムボール・レース」を開催する。バノンの呼びかけで集まってきた大勢の仲間達がニューヨークに集結し、レースは、スタート。だが、ロスコー警部達率いる警察隊がレースの取り締まりを行おうとしていた・・・。


 

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