<脚本> トム・グリーン

     ジャニス・ヘンリー

<監督> シドニー・へイヤーズ


<出演> ラウラ・ブランネウ(カーラ・コーフィールド)/
マイク・ジェノベスフランク・プール)

     スーザン・ケラーマン(ラングリー)/J・ジェイ・サンダース(ボーマン)

     ニック・ディミトリー(デューク)/他


マイケルは、大量のアリジウムを海外へ不法に輸出している犯人達の車を追跡していた。ダムへ逃げ込み、姿を消した犯人達を探していたところマイケルは、ダムの壁に隠し扉があるのに気づき、扉を開け、中に入る。

ダムの中の機関室をさ迷っていたマイケルは、そこで、犯罪を立証する手がかりを見つけ、表に出る。その直後、ダムの上で待ち伏せしていた犯人がマイケルに手榴弾を投げつけた。マイケルは、爆風によって吹き飛ばされ、コンクリートで頭を打ち、意識を失う・・・。

目を覚ましたマイケルは、病室にいた。看護婦に名前を聞かれたマイケルは、自分の名を「マイケル・ロング」と答える。部屋から抜け出そうとロッカーを開け、着替えを始めたマイケルは、鏡に映った自分の顔を見て驚く。彼は、「マイケル・ナイト」の記憶を失っていた。

 

 

★NBCTV(1983〜1984年放送) 第2シリーズ第10話(シリーズトータル第31回)

【アメリカ放送日】 1983年12月11日 【日本放送日】 1987年1月21日

  

「マイケル・ロング」に戻ってしまったマイケルは、自分の前で次々起こる出来事に戸惑うばかり。デボンからマイケルの監視を指示されたキットは、彼の記憶を呼び起こそうとする。マイケルは、自分が追っていた事件の軌跡をたどりながら、「ナイト」の記憶を取り戻そうとするが・・・。マイケルとキットの絶妙のコンビネーションが楽しめる一作品。劇中、マイケルは何度も豪快に飛びまくります。

このエピソードの中で使われているキットのセリフは、1968年公開された『2001年宇宙の旅』のHALと言うコンピュータが喋った言葉を引用しているそうです。フランク・プールとボーマン巡査の名前も、この映画の登場人物から取られたそうです。

このエピソードで登場するダムは、第58回「死のリング!仕掛けられた世界戦!!」でも見ることができます。また、『24』ファーストシーズン「10:00−11:00」のエピソードの中盤、主人公のジャックが銀行家のコフェルと言う男を拉致するシーンでも登場しているのでチェック!(情報提供:Tさん)


 

■このエピソードは、国内版DVD『ザ・ベスト・オブ・ナイトライダー KITT BOX』に収録されています。このDVDには、国内版「ナイトライダー シーズン2 コンプリートDVD−BOX」に収録されなかった30秒のハイライトムービー(字幕版)が収録されています。

 

キットで移動中のマイケル。見知らぬ女性から受け取った財布が売り出されていた店を分析装置で調べている。

マイケル「キット、事故にあう前の俺を知ってると言ったな。ナイトってどんな奴だ」

キット「マイケル・ナイトは聡明で機敏で論理的でした。同時に頑固で気短で、美しい女性の誘惑にもろい人です。それに私のセンサーが壊れそうなおぞましい音楽を好んで聞いています」

マイケル「(笑)俺そっくりだ」

キット「ええ、残念な事に」

財布の売られていた店が判明し・・・

キット「ああ、マイケル。ナイトについてもう一つ」

マイケル「なんだ」

キット「私は彼が大好きです」

 

■「マイケル・ロング」が登場するエピソード

「ナイトライダー1/電子頭脳スーパーカー誕生」

               

■キットが記憶を失うエピソード

第28回「恐怖の高電圧・消えたナイト2000」            


●マイケルが捜査中の事故で記憶を失う話ですが、全ての記憶を失うのではなく、マイケル・ナイトとしての記憶を失いロングの頃に戻るという点が、ナイトライダーならではだと思いました。あと、クライマックスのターボジャンプは、数あるターボジャンプシーンの中でも個人的に一番好きなシーンです。(YOKOさん)

●このエピソードは前に購入した「ザ・ベスト・オブ・ナイトライダー」で見たのですが、今回見直しました。ロングの記憶のマイケルが知らずにターボブーストを押してびっくりするシーンはやはりお気に入りです(笑)。あと郵便屋のおっさんもGood(笑)。あとホムペにもありますがキットの「私は彼(マイケル)が大好きです」は名セリフ(笑)(ラファード・ナイトさん)

 

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