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■ライダーシリーズ7・仮面ライダースーパー1
《エピソードコメント》
 
 

第1話「惑星用改造人間の大変身」…前半は、スーパー1の能力の紹介がありファイブハンドの実験が描かれている。ヘンリー博士演ずる大月ウルフは、大鉄人17やコンドールマンなどで敵役を演じていたが、今回は、正義感バリバリのスーパー1を生み出した博士として最後までかっこいいところを見せている。変身のきっかけがわからず、その呼吸を掴むため訓練を重ねる一也。しかし、そうしているうちにドグマに研究所を襲われ、人間のまま、ファイアコングを迎え撃つ。一也初回から大ピンチ。Vマシンは、ハーレーダビッドソンがベースらしいが重厚感があり、変形する仕掛けもあって、カッコ良い。2台のバイクを操るライダーは、スーパー1が初めて。後にバトルフィーバーJやダイナマンで敵の幹部を演じた石橋雅史氏がファイアコングの人間態を演じている。猿渡が使う猿渡拳法も必見。主題歌も良いですね…サビのベースのハジケ具合なんか最高です。もちろんエンディングも。

第2話「闘いの時来たり!技は赤心少林拳」…前回から半年後、日本に戻ってきた一也は、少林拳によって、玄海老師の元で修行を続け、変身方法を探る。三十人くらいの弟子達と組み手を交わす地獄稽古の場面は、圧巻。猿渡達も日本に戻り、空手道場の道場破りをしていた。宿敵、猿渡と一也の空手バトル。猿渡演じる石橋氏は、空手家なので空手の格闘は、やはり、迫力がある。ファイアコングとのリベンジ戦は、拳法の型を取り入れた激しいせめぎ合い。一つ一つのポーズがかっこいいスーパー1。あの変身ポーズは、よく真似しました。ファイブハンドを使ったメカニカルな攻撃も面白い。拳法技とメカニックの融合は、最強!

第5話「跳べ一也!悪魔のマシーンレース」…この時代のヒーローは、よくモトクロスレースに出場する。一也には、ダイナレッドやライコウとぜひバイクで競争してもらいたい。レースの最中にドグマの計画が実行され、一也が謎のバイク集団に狙われる。バイクがジャンピングする場面が何度も続いたり、バイクアクションがど派手。いきなり現れた怪人にあっさりバイク諸共崖から突き落とされてしまう一也。しかし、どうってことない一也は、ブルーバージョンを呼び出して、とっとと山の中を探り出し、川原にいた兄妹を発見する。兄は、ドグマに改造され、カメレキングになってしまったらしいが、一也、「悪は、許さん!」とカメレキングを容赦なく倒してしまった…。ラスト、兄の遺骨を持ってる妹さんが哀れであった…。

第6話「助けて〜 くもの巣館の恋人たち」…若い男女が空に食われる怪事件が発生!「ドグマ美しい村」の名誉村民として連行された男女達は、「カップルが感情で結婚するのはおろかだ!」と主張するメガール将軍にドグマ式相性テストなるものを受けさせられる。高い鉄棒にぶら下げられたり、巨大風車による大暴風雨を浴びて忍耐力をテストさせられたり、これって、ただの拷問…。村に潜入した一也は、ドグマの罠にはまり、井戸の入口にロープで磔にされる。深い井戸のその下には、刃のついた風車が仕掛けられている。これぞ「ドグマ刑罰地獄落とし」の刑…。玄海師匠の元での修行を思い出して、一也は、危機から脱出し、スーパー1に変身して、いきなり空中浮遊しながら敵の前に現れる。まぁ明らかに人形だが…特殊蜘蛛の巣の上に乗りって、いつの間にそんな技を…ファイブハンドを多用しての戦闘シーン、両手両足に刃をつけた雑魚兵が円陣を組んで、スーパー1に襲い掛かるアクション、スパイダーババンを倒した後、「幸せになるのも不幸せになるのも君達自信の責任だ」と決め台詞を言って立ち去るスーパー1、横に並んだ三台の車をブルーバージョンで大ジャンプするシーンなどなど、カッコ良い尽くし。

第8話「闘え一也!死のドグマ裁判」…ドグマ王国の土地に勝手にマイホームを建てた谷の友人の海野さんがドグマに捕まり、ドグマの裁判にかけられている。絞首刑だのなんなのだと好き放題な判決を下すドグマ。勝手に日本の土地を自分達のものにしているのにむちゃくちゃな言い分。雑魚兵が弁護士までやっている。裁判開始の合図がボクシングのゴングなのが笑える。海野の自宅に届けられたドグマの裁判通知を見た一也は、調査を開始。しかし、わざわざ通知を送るとは、なんと律儀なドグマ。海野家族、火あぶりの刑にされるが間一髪のところでスーパー1が家族を助け出す。ドグマ警察所属のスネークゴブランとスーパー1の対決。スーパー1、崖から落とされた巨大な岩をパワーハンドで受け止め、最後は、スーパーライダー月面宙返りキックでフィニッシュ。スーパー1のエピソードもだんだんコミカルになってきた…。

第9話「見たぞ!!ドグマ怪人製造工場の秘密」…いきなり蟹を積んだトラックを盗んだドグマの雑魚兵。盗んだ蟹は、どうやら新しいドグマ怪人カニガンニーの製造に使われるらしい。腕、足、首を胴体と合体させ、後は、服従カプセルなるものを埋め込むだけらしいが、実験中に何らかの光線を浴びてしまったカニガンニーが暴走。花屋に置いてある花を腕のはさみで切り、子供に注意されて素直に謝ったり、公園で子供のように無邪気に遊ぶカニガンニーの姿が笑える。親衛隊に捕まったカニガンニー、服従カプセル回路を埋め込まれ、スーパー1と激突。カニガンニーの泡を浴び、全身しびれで一時は、大ピンチのスーパー1だったが、谷に助けられ、再びカニガンニーと対戦する。それにしても谷が持っていたかんしゃく球みたいなのは、人の姿を消す効果があるのだろうか?

第11話「SOS!一也よ、ドグマに協力せよ!!」…ドグマ怪人・ジョーズワニをパワーアップさせるため作られた人工細胞X―9が突然変異し、雑魚兵どもを一瞬で消滅させる。開発した博士は、危険を感じて人工細胞を持ち出し研究所から逃げるが、それに気づいたジョーズワニが博士を追う。ジョーズワニの人間態の鰐淵くん、なんか渋い声出してカッコいい。一也、夜中に公園で拳法の練習。ビビューンの人も夜中に鉄棒で回転しまくっていったが、この当時のヒーローは、夜の鍛錬も事欠かないようである。ジョーズワニとスーパー1が対決している時に人工細胞の入った金のケースが若者に盗まれる。人類を死滅させる恐るべき細胞だけに、鰐淵は、一也に休戦を申し入れ、人工細胞探しの協力を求める。トランクは、一也の仲間のりょうの元に渡ったり、盗んだ男のところへ戻ったりと、鰐淵達と一也達の熾烈なトランク奪い合い合戦に発展。Xジェットとトラックのちょっとしたカーチェイスシーンも見られたが、ライダーと敵側が協力すると言う意外な展開が面白い。

第12話「強敵あらわる!赤心少林拳敗れたり」…町にはびこる悪人達を徹底的にこらしめる勇敢な青年・大石が一也達の前に現れる。食い逃げ犯、バイクで暴走する不良グループ達を空手でこてんぱにやっつけ、いつの間にか町の救世主のような存在に。大石は、拳竜会を作り、中国拳法の師範になる。町の有力者に道場まで用意してもらって、民衆に溶け込んでいく大石だったが、やはり真の姿は、ドグマの怪人ライギョン。ドグマの秘密警察を作るための巧妙な作戦だった。スーパー1は、大石がライギョンである事を知り、奴を倒すが、ライギョンは、なぜかキックを受けても爆発しなかった。ライギョンは、スーパー1に倒されるための囮で、ライギョンに寄生していたギョシトマと言う怪人が新たに誕生する。万引き少年達が秘密警察に捕らえられ、大石の道場に送り込まれた。知らず知らずのうちに町に蔓延っている秘密警察の存在がなんとも不気味で恐ろしい。一也は、大石が生きている事を知り、道場で大石と戦う。役者さん自らの体を張った格闘!スローモーションなど激しいカメラワークを駆使しての対決場面は見物。前回に続き、玄海老師が登場。迷いの心を持った一也は、大石との戦いに敗れ、玄海老師の力を借りて、道場から逃げ去ると言う展開がまたもや意外だった。

第13話「見つけたり!必殺 "梅花"の技」…大石に負けた一也は、玄海老師に教えを請い、寺にこもり修行を続ける。大石は、下問生に不思議な光線を与えて自分の言いなりにさせる。さらに町の人々まで言いなりにさせようとして活動する秘密警察が不気味。一也は、梅の花をヒントに何かを悟り、一也のその姿を見た玄海老師は、彼に新しい拳法を伝授する。梅花の型を得た一也は、町に戻り、大石の道場に乗り込んで再戦。習得した梅花の型を使ってギョストマに一撃を食らわし、スーパー1に変身して梅花の拳法を取り入れた新しい梅花二段蹴りを決めた。

第14話「ドグマ全滅?悪魔博士の笑いガス」…ドグマが戦争中に生きたドイツの科学者ゾルベゲールの脳を蘇らせる。怪人ムカデリヤに博士の発明したRガス(笑いガス)を仕込み、人類を抹殺する計画を実行。調子に乗って、ムカデリアはゾルベゲールにそそのかされて、ドグマを裏切り、メガール将軍を襲うが、メガールは、それを察知し、ゾルベゲールを殺し、ムカデリヤは、再起をかけてスーパー1に勝負に挑む。一也、ドグマ基地の中でまたしても底の深い穴ぼこに落ち、くもの糸のようなものに包まれ、吊るされるが、あっさり脱出した。脳移植シーンは、ちょっと気味悪かった。

第15話「天才怪人対ライダーの知恵くらべ」…一也の親友・小針博士がノーブル?賞受賞の候補者に選ばれる。空手着のまま、町の売店に新聞を買いに行って、そのニュースを知り、無邪気に喜ぶ一也の姿が笑える。小針は、空手の有段者だが、一也には、まだ一度も勝った事がない。小針は、メガール将軍にそそのかされて、ドグマに魂を売り、ライオンタイガーに改造される。親友がドグマの怪人となり衝撃を受ける一也、スーパー1になり、ライオンタイガーを倒そうとするが、小針の影がちらつき倒す事ができない。ライオンタイガーの必殺技デンジ剣?二刀流。小針は、ノーブル賞を受賞したライバルのコットン博士を暗殺するため、一也を呼び出し、どこから攻撃するか当ててみろと知恵比べを申し込む。コットン博士のいるホテルの屋上に来たライオンタイガー、鏡を使ってシー光線をいろんな角度に反射させて、コットン博士がいる部屋に撃ち込む作戦に出る。しかし、それをあらかじめ見抜いていた一也は、なんじゃそら…と思わず言ってしまいそうな作戦を実行。ラスト、写真を破り、死んだ友に別れを告げる一也。ああ、無情…。

第16話「助けて!一つ目怪人が襲ってくるよ」…ハルミメインの回。得意の一輪車で子供を元気付けようとしたり、オニメンゴに拉致された良を救出するため、悪戦苦闘。しかし、オニメンゴもいつものドグマ怪人より話のわかる奴。しかし、目的が学校を燃やすために子供達をあやしつけて、自分の配下に置くと言うのがちょっと…。鬼にマサカリ、自分に投げたマサカリをスーパー1に投げ返されて、角を折られてしまうオニメンゴの姿が笑える。しかし、オニメンゴ、なぜ一輪車に興味を示したのだろうか…。

第18話「ファイブ・ハンド チェンジ不能!!」…でたらめの予言をはいて人間達を信者にし、王国を築こうとしているドグマ。良の事故を予言した子供が次に東京の大停電を予測した。一也達は、東京に電力を送る4箇所の変電所を手分けして探り始める。ハルミのいる変電所に現れたジェネラルシャドウ…ではなく、ヤッタラダマス…。トランプをさっさと打ち込んで、ハルミの胸元を切り開くと言うちょびエロな場面あり。変電所でのアクションシーン、雑魚兵がヌンチャクで一也達を襲うところが面白い。電気ムチ攻撃をするヤッタラダマスとスーパー1の対決もカッコ良い。ヤッタラダマスのドラゴンサンダーの電気攻撃により、スーパー1のエレキハンドが破壊されてしまう。チェックマシーンでエレキハンドを修復、強化を図るスーパー1。Vマシン上での変身ポーズ、そこからブルーバージョンに乗り換えて、豪快なバイクアクションの展開が良い。バイクに乗る雑魚兵達と、スーパー1は、ブルーバージョンに乗ってのバイクアクション。初の挿入歌まで鳴り出して、場面を盛り上げる。バイクから雑魚兵どもを蹴り落とすスーパー1。やたらとスピードをつけてのウィリー走行対決も見もの。パワーアップしたエレキハンドとドラゴンサンダーの対決。ドラゴンサンダーを跳ね返し、そしてファイヤードラゴン攻撃、強力な炎を冷熱ハンドで凍りつかせ、最後はキック。このエピソードは、アクションが凄まじい。にしてもヤッタラダマスとは、またおふざな名前を…。

第19話「悪魔の学習塾!!恐怖のラジカセ怪人」…胸部のカセットを交換して破壊音波、幻覚音波、催眠音波を使う怪人カセットゴウモル。カセットテープらしいが、どう見てもビデオテープにしか見えない。スーパー1のファイブハンドに対抗して、こっちは、カセットテープと言う事か。DGM学習塾に子供たちを連れてきて、催眠学習で洗脳する。運動場で行進させられる子供達。なぜかそこにチョロが紛れ込んでいる。どう見ても12には見えないのだがドグマの人達は、気づいていない様子。教室に集められ、給食も音波を与えられ、順序良く食べている子供達。チョロは、いつの間に用意したのか、「決定版日本の民謡」のテープをそっとゴウモルの袋の中に入れ、ゴウモルがそれをかけた途端、子供達が一斉に踊り始める…。学習塾の話と言えば、デンジマンや宇宙刑事でも見られたが、どうやらこの時代の特撮のものの定番になっていたようです。最後、Vマシンの後ろの突き出たパーツの部分が自動的に収納される場面が見られた。

第20話「君の家に!ドグマの電話が今夜鳴る」…怪人ツタデンマに突如狙われる少女ヒロコ。ヒロコは、中央電話センターの東山局長一人娘。ドグマ、今回は、電話センターを占領して日本中の電話を操ろうとしている。ツタデンマは、ダイヤルを回すと炎を出したり、前回のゴウモルに続く武器機能を備えた怪人みたいだが、スーパー1の前では、あまり強さを示す事はできなかった。今回は、スーパー1とツタデンマが子供用の変な迷路のトンネル遊具の中で這いずり回る場面が見られたが、戦闘シーンは、いまいち。ツタデンマ、頭に受話器かけているデザインが面白い。受話口から飛び出すドグマ兵の合成シーンが妙に笑えた。しかし、またしてもデンジマンとネタが…。怪人設定も微妙にデンワラーと被っている…。

第21話「緊急指令!ファイブ・ハンドを奪え!!」…スーパー1を中々打倒する事できないメガール将軍にしびれ切らしたテラーマクロが最期通告。メガール将軍は、スーパー1の設計図によって作られたドグマ怪人バチンガルを完成させるが、ファイブハンドだけは、開発できず、スーパー1からファイブハンドを奪う事に。バチンガルは、ハルミと良を誘拐し、蜂の巣城にスーパー1を呼び出す。その地下に潜り込んだスーパー1、各部屋に入り込み、パワーハンド、エレキハンド、冷熱ハンドの順にハンドを奪い取られる。ハンドは、取り外し可能だったんですね。バチンガル、残りの2つのハンドは、残し、スーパー1にはるみ達を返す。そして、地上に出たスーパー1は、バチンガルと直接対決。スーパー1のハンドを使って攻撃するバチンガルに苦戦するスーパー1。冷熱ハンド、冷凍ガスや火炎放射を浴びて、かなり弱っている。ここまで追い詰められたのは、初めてなのでは。しかし、スーパー1、残ったレーダーハンドのレーダーミサイルを使ってバチカンガルを攻撃し、起死回生の大逆転。つめが甘かった…。メガール将軍、ついに自らスーパー1打倒を予告。

第22話「怪人墓場の決闘!メガール将軍の最期」…ドグマの神カイザークローにより、秘密のパワーを得て、死神バッファローとなったメガール将軍。一方、一也達の前に現れた謎の美女池上妙子は、5年前に姿を消した恋人であり、国際宇宙開発研究所の秘密研究員の奥沢正人の行方を探していた。一也は、妙子を連れ、ジャパン宇宙開発研究所に向かい、黒田所長から、奥沢が宇宙開発用改造人間手術に失敗していたことを聞かされる。そこへ突如現れたドグマ兵が黒田を殺し、一也達を襲う。白馬に乗ったメガール将軍は、スーパー1と最後の勝負に挑む。スーパー1に倒されたドグマ怪人達の墓場の前で決闘する二人。戦いの最中、倒れた拍子にペンダントを落とすメガール。ペンダントには、妙子の写真が…。駆けつけた妙子、自分の持っていた奥沢の写真つきのペンダントを見せる。人間社会に失望した奥沢をテラー・マクロが救い、彼をメガールに改造した。スーパー1は、今ならまた改造すれば、自分と同じようになれると言い、メガールを説得し、メガールもその言葉を信じる。妙子と会ったメガールは、人間の心を垣間見せるが、テラーマクロの鈴の音がメガールを獣にし、死神バッファローへと変貌させる。バッファローは、角を突っ立てて、スーパー1に突撃、妙子がバッファローの前に出て、角に刺された。命果てた妙子を見て、怒るスーパー1、バッファローに猛攻撃し、バッファローを倒す。悲劇的なメガールの最後。もっと良い解決法は、なかったものか…。

第23話「不死身の帝王テラーマクロの正体は?」…ついにテラーマクロがスーパー1打倒に向けて動き出す。カラスの化身となって不死身怪人カイザーグロウとなった。カラスの化け物になった途端、親衛隊のひとりに姿を見られたからといって、一人を殺した。そこまでする?いつも薄暗い場所で顔面アップだけだったマクロが地上に出た。衣装は、黒だと思っていたが、赤だったのですね。一也は、メガールがつけていたオルゴールロケットからドグマのアジトを探り出し、ついに辿り着いた。着いた途端、一也、テラーマクロに呼ばれ、アジトに潜入。そこで一也は、マクロに自分の息子にならないかと言われるが、当然それを拒み、マクロと対決するが、カイザーグロウとなったマクロに閃光キックを跳ね返され、激しい砲撃を食らう。ドグマ鈴なり地獄にはまり、黒い胴着を着た男たちに狙われる一也。そこへ駆けつけた玄海老師一行。一也を助け、ドグマの雑魚兵や胴着の男達と激しい戦いを繰り広げる。親衛隊の放った矢で弁慶が串刺しにされ、赤心少林拳の門下生達も一也の前で次々と倒れて行く。そして、玄海老師は、マクロと直接対決。玄海老師、マクロの右肩についているカラスの足跡に気づく。足跡のついた部分だけ不死身の血を浴びていなかったらしく、それがマクロの弱点と見破った玄海老師は、一也にそれを伝え、カイザークロウの砲撃を受けて、力尽きる。一也、スーパー1となり、これまでにない激しい怒り。目を激しく光らせて、カイザークロウに挑む。ついにドグマ帝国は、崩壊するが、なにやら不気味な集団が、姿を現した。玄海老師の出番がここで終わってしまったのは、とても残念。

第24話「レッツゴー!!ジュニア・ライダー隊」…ドグマを倒したスーパー1の前に新たな敵ジンドグマが現れる。オープニングの映像とエンディング、アイキャッチのイラストも変わったが、あのイラストは、微妙…。原子物理学者の木谷教授を脅迫し、原子十字砲を製造させようとするジンドグマ。谷は、髭剃って、良は友達を集めて唐突にジュニアライダー隊を編成。かなり慌しいリニューアル。一也を訪ねてバザール会場にやって来た木谷教授の家族。バザールでは、ピエロの格好をして、焼きそば作っているチョロ、はるみは、得意の一輪車に乗ってりんご投げを披露しているが、そこへジンドグマの怪人・キラーナイブ登場。キラーナイブがばらばらにした自転車の部品に足を引っ掛けている雑魚兵が笑える。自転車を壊された良達は、一致団結してキラーナイブを倒す事を決意。しかし、皆ものの見事に捕まり、キラーナイブのりんご投げの道具にされている…。そこへ駆けつけたスーパー1。スーパーライダー空中殺法極弾旋風蹴りって、また長い名の必殺技が飛び出した。殺陣がやはり、スピード感がある。キラーナイブがスーパー1に倒されたところにわざわざ自己紹介をしに現れる4幹部。こう言う律儀なところは、憎めないジンドグマ(笑)。

第25話「飛行機も吸いよせる!!強力磁石怪人」…金属を吸い寄せる磁石怪人ジシャクゲンがタワーや建物の屋上に磁石を仕掛けて何やら始めようとしている。ジシャクゲン、金属だけでなく、人間をも吸い寄せるパワーを持っている。ジュニアライダー隊の皆さんが見事に吸い寄せられてしまうが、その描写が中々リアル。そこへ現れた一也。いつものように赤心少林拳で、ジシャクゲンに立ち向かう。唐突に4幹部の食事シーン。ジシャクゲンが4幹部のフォークやナイフを吸い寄せてしまうが、どうやら、パワーのスイッチを切るのを忘れていたらしい。後からやってきた悪魔元帥だけが淡々と食事を始めている。なんだこの和やかなムードは。後半に入り、ジシャクゲンの狙いが航空会社を支配して日本の制空権を握ろうとする事だった事が判明。航空会社のおえらいさんと喋っている鬼火司令、公衆電話で律儀にやりとりしているが、案の定断られて、公衆電話に八つ当たりし、破壊。ジシャクゲンは、東西航空へ脅迫状を送り、飛行機と飛行場を渡すように要請。そして、飛行中のジェット機が破壊されてしまった。一也、航空会社の会議に突然入り込んで、「ジンドグマと戦っている沖一也です」と、わかりやすい自己紹介をしているところは、なぜか笑えた。

第26話「時計にご用心?ジンドグマの罠!!」…全身に丸時計をつけた時計怪人・火焔ウォッチのデザインがユニーク。爆弾つきの時計をばら撒いて東京を壊滅しようと言う作戦が強烈。火焔ウォッチの人間態は、軽トラで時計を運んでいる親父だが、どう見ても八百屋の親父にしか見えない。時計欲しさにまさると良がその軽トラに乗り込んでしまい、偶然にもドグマのアジトを見つける。案の定、二人は、雑魚兵に見つかってしまうが、その時のまさるのお漏らし攻撃が面白い。火焔ウォッチは、自分の時計の針をいじって、スピードアップするのだが、スーパー1と戦うのかと思いきや、すたこらと逃げ去ってしまうところが笑える。二度目の対決時は、突然公道を走り出し、スーパー1は、ブルーバージョンで追跡。火焔ウォッチは、時計の針を戻して、スーパー1の動きを逆転させる。ビデオの巻き戻しのようにバックしながら走るブルーバージョン。スーパー1、パワーアップだと言ってボタンを押し、また、前進させるが、時間を操られているのに、ボタンで一つで前進できるってどう言う事なのか…?(笑)他のメンバーたちになぜか自分の作戦を罵られている幽霊博士がかわいそうであった。

第29話「雨あめ降れふれ!怪奇傘男!!」…街を歩いていたはるみと友人が素敵な淑女と遭遇。友人は、女性を見て魅力を感じているのに、はるみは、なぜか日傘のほうにみとれる。風で日傘が飛ばされ、はるみがそれをキャッチすると、何やら傘にコントロールされてはるみが暴走。横断歩道を飛び出して、車に惹かれそうになり、最後は、柱に激突して鼻を痛打するはるみ。怪人アマガンサーが化けたタキシードの男が子供達に傘を配り、子供達を暴走させる。今度は、大人達を罠にはめるため、街の中に傘の入った傘盾をいくつも配備する。何ともこまめな作戦。最初のアマガンサーとの対決で傷ついた一也は、チェックマシーンで故障を直し、再度アマガンサーと対決。スーパー1に空高く放り投げられて打ち上げ花火のごとくぱっと傘を開いているアマガンサーの姿が笑える。旋風キックで吹き飛ばされたアマガンサーの最後の一言「傘ね傘ね残念!」には、吹いた。

第31話「人間を吸いこむ!スプレー怪人の恐怖」…妖怪王女の趣味なのか…ヘアスプレーが人を襲うと言う何やら奇抜な作戦が展開。ジンドグマスプレーで人間を泡状の液体に変え、それを吸い込んで洗脳してしまうというもの。そして、怪人スプレーダーのデザインもまさにスプレー缶そのもの。妖怪王女の化粧室みたいなところで他の幹部が集まってまた何やら井戸端会議を繰り広げていたが、いつもまったりしてますね…。スプレーに吸い込まれた人間達は、真っ白な顔をして亡霊のように歩き、人々を襲う。襲われた人の中にあの大鉄人17の三郎君こと神谷君もいた!

第32話「ライダーを餌にしろ!釣り竿怪人出現」…ジュニアライダー隊は、山へキャンプ。ジュニアライダー隊は、仲間の事を熟知していないのであろうか。まさるは、慎一くんと初対面?チョロとライダー隊が釣りをしようと準備するが肝心の餌を忘れたらしい。餌を届けにブルーバージョンに乗ってやってきた一也は、見知らぬ女にヒッチハイクされ、バイクに乗せるが、その女は、魔女参謀。作戦の邪魔はさせぬと一也に襲い掛かる。その時、ジュニアライダー隊は、チョロも一緒にジンファイターに囲まれているがスーパー1が助けに来る。そこへ現れたのは、人間を釣る釣竿怪人ツリボット。釣り糸を振り回し、あちこちに重石爆弾を爆発させ、慎一を釣り、拉致する。慎一の父親は、国防長官の古賀だった。ジンドグマは、ミサイルの秘密基地を奪ってミサイルで日本を壊滅しようとしていた。国防長官を助けようと車の屋根にしがみつく一也。いつの間に張り付いていたのか…その姿が妙に笑える。スーパー1は、慎一を助けるため、雑魚兵たちと共に海に入り戦うが、浜辺には、なぜか鮫がいて、雑魚兵が一人見せしめのため鮫に食われた。一体どこから連れてきたのか。ひればかりで姿は全く見えなかったが…。魔女参謀の作戦に口出ししている幽霊博士「なかなかやるわい」と感心している姿がいつにも増して笑える。

第34話「マサルがひろった魔法の赤ランプ」…パトランプが夜な夜な人を襲い続けると言う奇妙なお話。赤ランプやサイレンで町を混乱させ、人間たちを憎しみ合わせようとする妖怪王女の作戦。一也と共に、ジュニアライダー隊もパトロールを始め、さっそくまさるが倉庫でパトランプを発見する。しかし、まさるは、煙を吐いたり、喋ったりするパトランプを気に入り、それを家に持って帰るが、家の中でパトランプが浮き上がり、火花を上げながら家族を襲い始める。パトランプの正体は、怪人レッドデンジャー。スーパー1は、レッドレンジャーと対決するが、そこへ妖怪王女が運転する車が現れ、レッドデンジャーは、パトランプになり、王女の車の屋根にくっついて逃走する。スーパー1は、ブルーバージョンで追跡するが、レッドレンジャーを見失う。スーパー1は、勘違いをして、自分を取り囲んだパトカーの赤ランプを次々と破壊してしまい、公務執行妨害で逮捕され、檻の中に入れられてしまう。警察に逮捕されるヒーロー…前代未聞だが、そう言えば、キカイダーも警察に事情聴取されていたか…。しかし、スーパー1のいる警察は、ドグマの秘密警察で、妖怪王女が仕掛けた罠だった。スーパー1、自力で脱出し、レッドデンジャーと対決。今回は、ずっと夜の暗闇の中での対決だった。バイクに二人乗りしていたチョロとはるみが、パトランプの罠にかかって、深い水溜りにはまり身動きできなくなるっている場面は笑えた。

第35話「怪奇イス人間!処刑の部屋!」…幽霊博士の不気味さが漂う。すっとぼけた表情とあざ笑い方や顔つき、現れたり消えたりする時の場面も奇怪な感じが出ていて気味が悪い。どくろガスで人間を溶かす作戦だが、それを作った博士・太田が脱走し、ジュニアライダー隊が太田から手紙を受け取り、大田の娘に渡す。事情を知ったスーパー1が調査を開始。電気イス怪人イスギロチン登場。ビビューンにも椅子怪人は、出ていたが、どくろガスに椅子怪人の組み合わせとはまた凄い。一也は、博士から事情を聞いてどくろガスの生成工場を突き止め潜入するが、ジンドグマに捕まった。幽霊博士は、悪魔元帥の前で一也の処刑を行うが、一也は、普通にスーパー1に変身する。「改造人間にどくろガスは効かない」らしいが、幽霊博士達は、知らなかったのか。雑魚兵までもがベンチになってスーパー1に襲いかかってくる。工場は、見事に爆破され、幽霊博士は、悪魔元帥に怒られている。 スーパー1のエレキハンドとイスギロチンとの光線対決が展開。最後、「おろかなやつだ」とあっさり言いはらって、Vマシンで退散するスーパー1が実にあっさりしていて良い。

第36話「ハサミ怪人のチョキンチョキン作戦!!」…街をうごめく怪しいピエロ。挟み芸で子供達の注目の的だが、町では、奇怪な出来事が。工作のはさみ、お裁縫のはさみ、床屋さんのはさみなどなど、はさみが宙を舞い、勝手に動き出して人間を襲い始める。そして、谷のショップでも同じ出来事が。これは、中々インパクトがあって怖い作戦。ピエロの正体は、怪人ハサミンブラッド。一也は、またもや老人に変身して、町で起きている怪現象の原因を探り始める。町中のはさみが一斉に空を飛んでいる描写が中々末恐ろしい物がある。スーパー1、ブルーバージョンで颯爽と登場。ジンドグマの東京占領計画を阻止するため、ハサミンブラッドと対決。火炎放射ではさみを曲げたところは、面白かった。

第37話「巨腕コマ怪人!灯台の死闘!!」…黄色いマフラーのスーパー1が海岸の岩場でジンドグマの雑魚兵と戦っているのをジュニアライダー隊が目撃。コマの怪人コマサンダーと一線を交えるスーパー1だが、冷凍ガスを浴びせている最中に攻撃を受け、頭を吹き飛ばされてしまった。その頭がジュニアライダー隊の前に転がる。これはトラウマになるほどショッキングな光景。スーパー1が破れてゾーっとしている子供達の顔がなんとも…。しかし、それは、ロボットで鬼火司令による房総海岸の一角を占領する計画の一環であった。灯台が占拠され、ジュニアライダー隊のメンバーが襲われるが、その時、灯台の上に現れるスーパー1。雑魚兵をものの見事に海の中に蹴散らし落としていくところが爽快。

第38話「危い!冷蔵庫怪人の中に入るな!!」…自転車の整備中にかくれんぼをやり始めたジュニアライダー隊。空き地に置かれていた冷蔵庫の扉を開けたら、皆ものの見事に吸い込まれて姿を消してしまう。その様子を目撃したまさる。後からやってきたはるみ達もまさるの言葉を信じずに冷蔵庫を開けてしまい、吸い込まれてしまう。吸い込まれた場所は、どこかのビルの通路のよう。これは、幽霊博士が考案した「四次元トンネル作戦」。冷蔵庫怪人コゴエンベーが作り出したパラレルワールドだった。四次元トンネルの通路を抜け出したはるみ達は、辿り着いた海辺で無邪気に遊びほうけている。そこに突然やってきた三人の男達。はるみたちを集めて、何やら英会話のレッスン。不思議な光線を浴びたはるみ達が突然英語を喋り出す。自動キッチンのボタンを押し、自分の好きな料理を食べまくるジュニアライダー隊。皆さん、ドグマのユートピアン計画にまんまとはまっている。一也も冷蔵庫に吸い込まれ、はるみ達を探すが、途中、ドグマの監視人に捕まり、奴隷地区に放り込まれる。不思議な世界を作り出したのは、ドグマだと知ったはるみ達も奴隷地区に放り込まれる。一也、皆を救出するためスーパー1に変身。上半身裸で、いつもよりも気合の入った変身ポーズ。雑魚兵達を気持ちが良いほど軽快に投げ飛ばし、川上でも豪快な格闘が展開。冷凍ガスには、火炎放射と言う事で今回も冷熱ハンドが活躍。

第39話「強力ライダー怪人の弱点はどこだ!!」…仮面ライダーvs仮面ライター?冒頭から夜中にドグマ怪人と対決するスーパー1。アメリカ少年のテリー君の父で科学者のボンド博士が「火事地獄作戦」を実行する怪人フランケンライターに拉致された。まんまライター怪人といった出で立ちのフランケンライター。東京を一挙に全滅させるため、フランケンライター2号、3号を博士に作らせようとしていた。頭部のファイヤーストーンを発火させて街を焼き尽くそうとする。しかし、博士は、嫌気が差して、投げやりになり鬼火司令にたてつく。歯向かう博士に何を思ったのか鬼火司令、博士が出した条件を飲み、子供に合わせてやると言い、すたこら研究所を出て行った。鬼火司令の人間態初登場。歩道橋の上で父親を探すテリー君を強引に連れ去り、地下駐車場に止めてあった車に無理矢理乗せようとするが、その時ジュニアライダー隊の弾投げの標的になる。そして、その最中にいつの間に乗り込んだのか、車の後部席に一也がテリー君と一緒に乗っている。鬼火司令、自ら車を運転し、一也をひき殺そうと駐車場内を暴走。一也、キイハンターの千葉真一のように逃げ回り、天井のパイプに捕まって暴走する車を避ける。 フランケンライターに捕まってしまったジュニアライダー隊の女の子を救うため、人間の姿のままでブルーバージョンに乗り、磔にされた女の子の元へ向かう一也。爆雷ゾーンをジグザグ走行で駆け抜けるシーンは、中々凄い。背中に火が燃え移っているのでは?と思うくらいの激しい爆風。爆風を利用してバイクをジャンプさせて変身し、フランケンライターと対決するスーパー1。エレキハンドでお腹の石を利かなくする。土の中に隠れていた雑魚兵が補充用のファイヤストーンを持ってくるが、スーパー1に蹴り飛ばされ、それを探して崖を駆け下りていくフランケンライター。スーパー1にサッカーボールのようにぼこぼこに蹴られまくっているライターが少し哀れであった。

第40話「あっ人間が溶ける!石けん怪人出現」…特殊なジンドグマ石けんで人間を溶かす怪人シャボヌルン。町に配られる不思議な石鹸。それで体を洗った人間達は、溶けてゼリー化し下水道に流される。そして、ドグマの実験室でそのゼリーが再び人間にされ、ドグマの兵士に作り変えられると言う中々手の込んだ作戦が展開する。まさるも溶かされ、下水に流されてしまった。シャボヌルンと対決するスーパー1。シャボヌルン、雑魚兵に水をかけてもらい、必死に攻撃の準備を整えているがその姿が笑える。シャボヌルンの体はぬめっていて、キックもきかない。自分自身の泡で地面を滑っているシャボンヌルンの姿がまたまた笑える。はるみ達が雑魚兵に捕まり、シャボンカプセルに入れられてしまう。一也は、ひさしぶりに胴着姿になり、何やら修行をし、シャボヌルンと再戦。冷凍ガスでシャボヌルンを凍らせ、キックで、首を跳ね飛ばす。一度やられたかに見えたシャボヌルンの首から泡が吹き出し、体が再生し始める。スーパー1、シャボヌルンの首を再びキックで跳ね飛ばし、破壊した。怪人の設定と作戦が中々痛快だった。

第42話「悪魔元帥の大仮装パーティー」…男の乗ったバイクが幼児の自転車をひきかけるが、間一髪のところで一也が幼児を救う。バイクは、ガードレールにぶつかり、男は、転倒するが、その転倒の仕方が中々きわどい。もう少しで鉄柱に激突しそうだった…。バイクの男が持っていた招待状をライダー隊が手に入れる。それはジンドグマの仮装パーティーの招待状だった。一也は、悪魔元帥と顔を合わす絶好のチャンスだと思い、仮装パーティーに乗り込む事を決意。夜に高級車でパーティ場にかけつける怪人たち。そして、そこにXマシンに乗ったスーパー1が現れる。最初は、驚く四大幹部だが、スーパー1の仮装だと思い込み、中に通す。魔女参謀にワインをもらい、鬼火司令と楽しそうにするスーパー1。その姿のままでダンスをしている所が面白い。しかし、突如、スキンヘッドの男がやってきて、スーパー1の正体が怪しまれる。鬼火司令がスーパー1のマスクを剥ぎ取ると、なんと谷の顔が露になった。谷を血祭りにしようと剣を差し向ける鬼火司令。狼男がそれを使って、谷を殺そうとするが、突然狼男は、周りの怪人を切りつけ、本当の姿をさらけ出した…。タキシード姿のスーパー1が笑える。

第43話「世界が凍る!?扇風機怪人の威力!」…魔女参謀が世界氷詰め作戦を決行。怪人コールダーは、尾崎博士を拉致して、窒素コールダーの開発を進めようとしていた。悪魔元帥と四大幹部がかき氷を食いながら、計画を話し合っている姿が妙に笑える。コールダー、頭が扇風機のそのものになっていて中々面白いデザイン。口から噴出する窒素の白い煙は本物でとても凝った作りになっている。スーパー1とコールダーの冷凍ガス対決。当然ながら火炎放射での攻撃シーンも見られた。

第44話「ニョキニョキのびるハシゴ怪人の魔手」…妖怪王女の下っ端怪人ハシゴーンは、栗田博士が発明した水素爆弾より強力な新爆薬Xベータを奪うことを計画する。ライダー隊とチョロがジンドグマに捕まり、小さなはしごを潜れと命令されている。まず子供達がはしごを潜るが失敗、結局成功したのは、体のでかいチョロ。チョロに意外な特技が…。しかし、ハシゴーン、何か子供たちと和んでまるで一緒に遊んでいるように見える。一也に襲い掛かる雑魚兵、はしごを武器にし連携して一也に襲い掛かる。ハシゴを使った華麗な立ち回りが面白い。一也は、チョロがジンドグマに利用されている事を知り、その狙いを探る。洗脳状態のチョロは、Xベータのある研究所の排気ダクトの中に潜り込み、行動開始。中の研究員達を煙で眠らせ、Xベータの箱を奪取する。その間にスーパー1は、ハシゴーンと対決。閃光キックを出すが、はしごで避けられ苦戦している。 はしごに首をひっかけられ、光線攻撃、やぐら投げ攻撃。橋渡りをし、ハシゴーンの頭に何度も蹴りをお見舞いするスーパー1。ハシゴを使ったアクションがとても良い。

第45話「君の考えた最優秀怪人ショオカキング」…視聴者の子供から応募を募り、最優秀として選ばれた怪人ショオカキング。冒頭で一也が説明していますが、たくさんの子供達が応募したみたいです。強力マグナムガン攻撃を得意とするそうで…。さっそくハルミと少年ライダー隊が公園で特訓しているところに現れたショオカキング。そこにスーパー1が登場し、ショオカキングのバイクとスーパー1が乗るブルーバージョンがバイクチェイスを展開。その途中、見知らぬ男が乗るバイクがブルーバージョンに何度も体当たりしてくる。男の名は、南原健。母親と妹をジンドグマに殺され、一人でジンドグマと戦っているらしい。2号ライダー登場?とも言うべき雰囲気だが、どうもきな臭い。道場で一線を交える二人。少林寺拳法南原流稲妻拳…長すぎる。夜、南原は、部屋を抜け出して何やら怪しい動きを見せるが、ドグマに勝てるよう星に祈っている。その様子を見て一安心する一也だが、部屋に戻ると突然ショオカキングが…。次の日も一也がトレーニングがてらにロッククライミングをしていると、一也のロープが切れ、一也は、転落するが、かろうじて岩にしがみつく…そこへ姿を現したショオカキング。やはり、南原が…。2号ライダーだったら良かったのに…。

第46話「悪魔元帥怒る!変身せよ鬼火!王女!!」…雑談してアットホームな雰囲気の幹部達に決戦を急ぐ悪魔元帥が怒りのビーム砲炸裂!しかし、鬼火司令は、すでに罠は張ってあると主張。鬼火司令は変身し、骸骨頭のオニビビンバに変身した。そして、突如スーパー1を襲うオニビビンバ。オニビビンバの火炎放射攻撃を受け、目を損傷するスーパー1。目が黒く焼け焦げてしまい、修復に三日間かかってしまうと言う。ミチルが拾ったフランス人形の持ち主を探していたハルミ達は、たまたまラジオで人形の持ち主を知り、人形を返しにメアリーさんの館へ向かう。そこに待ち構えていたのは、人間態の鬼火司令。そして、そのフランス人形は、実は…妖怪王女。一也は、目に包帯を巻いたまま屋敷を訪れ、鬼火司令たちと対決する。妖怪王女の正体は、なんとサタンドール…変装した姿なのかと思いきや、実は、人形の姿が本来の姿だと言う…おいおい。スーパー1は、オニビビンバとサタンドールを倒すため、冷熱ハンドを繰り出すが、目が見えないため、二人を倒す事ができない。オニビビンバのバズーカ砲攻撃は、カメバズーカを髣髴させる。サタンドールに操られて、ドールと一緒におかしな動きをするスーパー1(笑)。ビビンバの炎を浴び、海に飛び込むと同時に光を取り戻したスーパー1は、ライダーキックであっさりと二人を倒してしまった。二人とも超A級怪人に変身したはずなのに…。二人のあだ討ちをしようと意気込む幽霊博士の不気味な顔がちと怖い…。

第47話「黄金の雨!幽霊博士最後のワナ!!」…しょっぱなから怪人ゴールドコーストとスーパー1が対戦。ファイブハンドが通用せず、ブルーバージョンで突撃して、ゴールドコーストを破壊したスーパー1だったが、空から降ってきた金色の猛毒カビを浴びてしまう。町にも黄金の雨が振り、町の人達が次々と猛毒に犯されていく。その頃、国際宇宙局が宇宙開発ロケット・ジュピタースーパー1を完成させ、一也がそのパイロットに選ばれた。悪魔元帥は、ロケットを狙って、地球の攻撃をもくろんでいた。黄金カビに冒された住人達が一也を襲う。捕らえられ、檻の中に入れられた一也をラーメン屋に扮した谷達が救い、一也をスーパー1の秘密基地へ連れて行く。そこでハルミとチョロが一也の秘密を知る。治療を受け、回復した一也は、谷からジュピタースーパー1の事を聞かされるが、ジンドグマの壊滅を最優先させる。スーパー1は、ゴールドコーストと再び対戦。ゴールドコーストは、スーパーライダー天空連続キックに破れ、最後に真の姿を見せた。やはり、ゴールドコーストの正体は、幽霊博士だった…。そして、宇宙開発局で異変が…。

第48話「地球よさらば!一也宇宙への旅立ち!!」…宇宙開発局を襲うジンドグマ。駆けつけた一也は、怪人魔女リンガーと対決。魔女リンガー、その正体は、すぐに見当がつくが、しかし、奇怪な仮面にレオタード姿が斬新…。そして、頭に蛇を何本もつけた怪人が開発局を急襲。宇宙開発用ロケット・ジュピタースーパー1が奪われようとしていた。スーパー1は、魔女リンガーを倒すが、しかし、一也を助けるためやってきた谷達が悪魔元帥に捕まり、スーパー1は、真空の部屋に閉じ込められ、空気を吸えず、死んでしまう…。倒れたスーパー1を見てショックを受ける谷達。泣き崩れるハルミが印象的。スーパー1の遺体は、大気圏に捨てると言う悪魔元帥にハルミも自ら志願して、一也と一緒に捨てられる事を決意するが、その時、突然スーパー1が復活する。惑星探査型ロボットのスーパー1は、圧縮した酸素を体の中に埋め込んでいるので死ななかった…なるほど。スーパー1は、悪魔元帥の真の正体「サタンスネーク」と対決。スーパー1、奪い取った稲妻電光剣でサタンスネークの蛇の首を次々と切り飛ばす。サタンスネークは、スーパー1を道連れにしようとして爆発するが、スーパー1は、ジャンプして、それを回避した。 一也は、はるみ達と少年ライダー隊に別れを告げ、ロケットに乗り込み、地球を後にした。スッキリした壮大な最終回でした。

 


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