第11話 悩めるベストセラー作家

BEST SELLER

脚本/ハワード・チェイキン/ジョー・ジョンソン

監督/ブルース・ビルソン

出演/ラリー・ホールデン (グラント・キャトレット)

     リサ・ロ・シセロ(キャンディス・リンド)

     ダグラス・スチュワート(フィリップ・スター)

     エマニュエル・ヴォージャ(ミッジ)/他

ストーリー

ハードボイルド小説「私立探偵ハルソン・マクレランシリーズ」の作家でキャトレットの弟のグラントの車が何者かに爆破された。主人公のマクレランが死に、シリーズを終了させる事を講習会で発表しようとしていた矢先の事件だった。キャトレットに依頼され、捜査を始めたジョーとウエストレイクは、グラントのコンピュータに送られてきた脅迫メールや講習会の参加リストを元に犯人を探り出そうとする。

解説

〔1999年NBCTV第11話〕

ゲリラ組織か熱狂的な読者の犯行か?ジョーとウエストレイクは、狙われたキャトレットの弟グラントの事件の全貌を明らかにしようとする。

コメント

●まるで、「探偵マイクハマー」を彷彿とさせるようなモノローグ調のアダルトな雰囲気から始まる劇中劇の主人公は、なんと、キャトレット(笑)。本筋は、「ミザリー」を彷彿させるようなストーリーだが、弟が書いた小説の主人公になり切って事件の捜査を進めるキャトレットが面白い。キャトレットの妄想でジョーやフランキー達も彼の手下になって物語に登場しているところがまた笑えます。まぁ、キャトレットの人生をそのまま物語にしたと言うから彼が主人公気取りになるのも仕方がない。いや、こう言う世界、結構好きかな(笑)。マクレランシリーズを実際にテレビシリーズ化してみたらどうだろう?(苦笑)そう言えば、今回は、バイパーの出番がなかったな・・・。(管理人ガース)

●第4シーズンの中で好きなエピソードの1つです。キャトレット兄弟の絆も垣間見えますし、何といってもキャトレットの弟グラントが書くマクレランシリーズの雰囲気が大人っぽくて良いですね。マクレランシリーズの劇中劇(というか、朗読会で朗読するキャトレットの想像?)のシチュエーションや台詞が、現実のドラマとリンクしていた構成になっているのはよく考えてあるなと思いました。また、キャトレットを見てマクレランそのものだと言って積極的にアプローチする眼鏡の女性も、劇中劇では悪女になっていて魅力的でした。それに彼女、朗読会が進む度に眼鏡を外して服装もセクシーになったりとどんどん綺麗になってましたね。クライマックスでは、ジョーがグラントを拉致して逃げる犯人車を空電パルスで停めますが、弟を救出しようと犯人車の屋根にしがみついていたキャトレットは、もろに浴びて感電しなかったんでしょうか?(YOKOさん)

(このページ作成にご協力頂いたYOKOさんに感謝します

 

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