タイムライン

TIMELINE(2003年/アメリカ)

監督 リチャード・ドナー

出演 ポール・ウォーカー(クリス・ジョンストン)
   ジェラルド・バトラー(アンドレ・マレク)
   フランシス・オコナー(ケイト・エリクソン) 
   ニール・マクドノー(ゴードン)
   アンナ・フリエル(レディ・クレア)
   ポール・チュープ/他


『ジェラシック・パーク』シリーズの原作マイケル・クライトンの小説を『オーメン』『リーサル・ウェポン』シリーズの監督リチャード・ドナーが映像化した近未来SFアドベンチャー。リチャード・ドナーは、今年で73歳だそうですが、そうは思えないくらいパワフルでスピード感溢れるアクションを描いている。

同じタイムスリップものと言えば、やはり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を連想してしまいますが、こちらの舞台は、14世紀の戦国時代の中世ヨーロッパ。発掘チームの若者達が自分の命を顧ず、消えた教授を探し出すと言う緊迫感溢れるアドベンチャーが展開する。中世ヨーロッパのダイナミックな戦闘シーンがかなり迫力があった。投石器が火の玉の石を投げ、巨大な城が破壊されるところなど、まさに歴史ものアクション映画の醍醐味的な豪快さがあり、また痛快だ。CGなども使っているところは、ほとんど見られなくて、そこがまた好感を持てた。中世の100年戦争の歴史を基盤にして作られた物語も魅力的でした。タイムマシンやら、ワームホールやら、マーカーなどのからくりがいまいち把握できなかったのが残念。『ワイルド・スピード』で存在感溢れる警官役を演じたポール・ウォーカーは、主役なのに、マレク役のジェラルド・バトラーよりも地味な活躍だったのが、気になりました。

たくさんの火のついた矢が放たれるシーンは、『英雄(ヒーロー)』や、『ラストサムライ』でも見かけましたが、最近流行りなのでしょうか・・・。それにしても、教授一人を助けるのに、何人死人を出しているんだか(笑)。『バーティカル・リミット』程ではなかったが・・・。


フランス南西部、ドルドーニュにある修道院の発掘現場の地層から、現代の眼鏡のレンズと「HELP ME」と書かれたメモが見つかる。レンズは、発掘プロジェクトの責任者・ジョンストン教授のものだった。ハイテク企業・ITCを訪れた発掘チームは、そこで驚愕の事実を知る。教授は、ITCが開発した時空間転送装置「3Dファックスマシン」で14世紀のフランスに向かったまま、行方不明になっていた・・・。


 

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