ニューヨーク1997

ESCAPE FROM NEW YORK(1981年/アメリカ)

監督 ジョン・カーぺンター

出演 カート・ラッセル(スネーク・プレスケン)
   アーネスト・ボーグナイン(キャビー)
   ドナルド・プレゼンス(大統領)
   アイザック・ヘイズ(デューク)
   リー・バン・クリーフ(ボブ・ホーク)/他


『クリスティーン』『パラダイム』『ゼイリブ』などのジョン・カーペンター監督のSFアクション作品。カート・ラッセル主演。スネークを手助けするタクシードライバーのキャビーを演じるのは、『エアーウルフ』のアーネスト・ボーグナイン。SFXのスタッフには、後に『ターミネーター』シリーズを製作したジェームズ・キャメロンも名を連ねている。

巨大な監獄となったマンハッタン島に大統領機が墜落、そこにいた囚人達が大統領を人質にとり、囚人の開放を国家に要求する。そこで国家側は、凄腕の犯罪者、片目にアイパッチをつけたスネーク・プレスケンを島に送り、大統領を救出させる。制作されたのが1981年と言うこともあって、荒れ果てたニューヨークの街並みには、今は無き、ツインタワーも象徴的に映し出されている。舞台設定が1997年なので、ツインタワーがあってもおかしくないのだが、当時からすれば、1997年は、まだまだ遠い未来。朽ち果てた映像には、世紀末を予感させる危機的な状況がひしひしと感じられる。

ちなみに劇中の中盤、激しい戦闘シーンの中でかかるビートのきいたBGMは、『ナイトライダー3』の序盤、ゴライアスが刑務所の壁を破壊して、囚人のガースを救い出す場面で使用されていた(ちなみに原語版では、その場面は、無音で何のBGMもついておらず、日本の吹替え版製作時につけられた)。1996年には、続編の『エスケープ・フロム・LA』も製作された。


1997年の近未来、巨大な刑務所と化したマンハッタン島に大統領専用機が墜落した。元特殊部隊出身で終身刑のスネークは、恩赦を受け、それと引き替えに24時間以内に大統領を救出する使命を受ける。


 

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