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電子戦隊デンジマン≫≫

 

■戦隊シリーズ3・バトルフィーバーJ
《エピソードコメント》
 

第1話「突撃!! 球場へ走れ」…国防省の官僚が赤いコウモリ傘を持った女に次々と暗殺される事件が起きる。全世界に暗躍する謎の秘密結社エゴスが日本に現れた事を知った倉間鉄山将軍は、バトルフィーバー隊を集結させる。つけでレンタカーを乗り回すリーダー・伝正夫、華麗に馬に乗る白石謙作、フランス帰りの理髪師・志田京介、動物と喋る事ができる曙四郎の4人が倉間鉄山の元に集まった。そして、FBI捜査官の父と共に来日し、潜入捜査をしていたダイアン・マーチンもバトルフィーバー隊の仲間入りを果たす。ダイアンの父、ボスナーもエゴスの犠牲となった。5人は、バトルスーツと呼ばれる強化服を身につけバトルフィーバーとなり、コウモリ傘怪人と対決する。ジャパン、コサック、フランス、ケニア、ミス・アメリカ、各国の特色を取り入れたユニークな踊りが面白い。戦闘中に伝達が華麗に踊っているイメージを一瞬はさんだりするところも面白い演出。「BF」の人文字が見られたり、ペンタフォースがバズーカータイプだったり、初期の戦闘シーンは、中々凝った部分が多い。スローテンポだがまったりとした感じが良い味を出している。バトルフィーバーロボは、まだ登場せず、開発作業をしている場面が出てくるが、中々リアリティのある映像で圧巻。伝達が鉄山将軍の前で強化服を身につける場面で、5人が突然踊り出すところが笑える。特にケニアが最高(笑)。

第2話「エゴス怪人製造法」…信者を増やすために、キバジシ怪人を誕生させ、さらに布教活動を展開するエゴス。中学生までもがターゲットにされる。エゴスに洗脳されて、冷酷な人間と化した少女・美代子の友人が投身自殺に見せかけてキバジシ怪人に殺される。かなりエグイ内容だが、そんな事も知らずにディスコにパチンコに子犬救済とのん気に遊び惚けているバトルフィーバー隊の姿にホッとさせられると共に、なんでもありの自由奔放さに衝撃を受けた。サタンエゴスが作戦に失敗した女構成員に死刑宣告をする場面は、ジャッカーのアイアンクローを彷彿とさせられる。

第3話「スパイを探せ!」…伝の突然の裏切りにバトルフィーバー隊が揺れる。開発中のバトルフィーバーロボの設計図を伝が持ち出し姿を消した。四郎は、最初は、謙作を疑っていたが、この五人、まだ絆が弱いのであろうか。雑誌社の記者に設計図を売り渡す伝。しかし、その裏で、ある作戦が密かに実行されていた。それにしても、伝は、いつまでレンタカーをツケで乗り回す気なのだろうか…。バトルフィーバー隊のバイクのタイヤが跳ね飛ばした石ころでガラスは、割られてしまうわ、責任者がかわいそう。名乗りシーンが短く編集され、テンポが良くなった。手を合わせながら横一列でデスマスク怪人に歩み寄って行くバトルフィーバーがシブい。デスマスク怪人は、後のへドリアン女王・曽我町子さんが演じられていた。

第5話「ロボット大空中戦」…バトルフィーバーロボの情報を得るため、エゴスが国防省幹部の子供を誘拐し、坂口情報局長を脅迫。局長を脅迫するのにわざわざ公衆電話から電話をしているヘッダー指揮官がおちゃめ。そして、この回からバトルシャークとバトルフィーバーロボが活動開始。頑丈なバトルシャークのメカニカルな攻撃シーンと戦隊シリーズ初の巨大ロボット始動の瞬間を味わえる!

第7話「お家が燃える」…ヒーローもので放火事件とは…えぐい。タイトルがまたなんともストレート。放火で家族を失い、記憶喪失になった少年の悲しみを知ったコサックの怒りが火の玉怪人に炸裂。雄大なBGMと共に発進するバトルシャークのシーンは、何度見ても燃える?

第12話「呪い殺法バラ吹雪」…怪人バラリンカは、子供達を洗脳するため、女教師に化け、学校に潜入する。それを知ったバトルフィーバーは、エゴスの作戦を阻止するため行動を開始。バラリンカ、エゴス怪人と言うより、女幹部のように見えるが、妹の巨大バラリンカまで登場するとは…(笑)。着ぐるみのエゴス怪人より迫力がある。遊園地でのバトルシーンは、バトルフィーバー達の戦いだけでなく、ロボ戦も遊園地の前で繰り広げられた。バラリンカ、このままエゴスの幹部として出続ければ良かったのに。だが、泥に弱い怪人では、ひ弱すぎるか…。

第13話「金の卵と目玉焼き」…金の卵で焼いた玉子焼きで人間を怠け者にし、精神支配をもくろむエゴスのタマゴ怪人。後の宇宙刑事でもよく見られた食べ物による洗脳作戦が展開。金の卵ならば、黄身も金色なのかと思いきや、異様にうっすい黄色で薄気味悪い(笑)。美貌や健康にも良いと言ううたい文句でばら撒かれる金の卵の胡散臭さが妙にリアルチックで良い。謙作の前で「目玉焼き作戦展開中!」とわざわざ報告するタマゴ怪人だが、見た目は、あまり憎めない…。バトルコサックのバイクアクションが展開。ロボ戦は、ジャッカーのBGMが定番になるのだろうか。

第14話「美女と野獣の結婚」…エゴスは、さらに強大な力を持つエゴス怪人を生み出すために、ギンガ怪人とうるう年の2月29日に生まれた人間の女性を結婚させようとする。怪人のフィアンセに選ばれたのは、美容師の水沢久美子。ギンガ怪人は、久美子の婚約者・洋平に化けて接近するが、爪で煙草の火をつけているところを子供に見られ、バトルフィーバー隊に感づかれる。偽洋平の正体を知るため、いきなりバイクで特攻する京介、無茶だがダイレクトな行動力が素晴らしい(笑)。身内を人質に取られて、泣く泣く結婚させられてしまう久美子。怪人と人間の美女が和式の結婚式を挙げている姿がなんともシュール…。寺の塔やら銅像の前で派手に戦うバトルフィーバーが良い。とくにケニアの動きが最高。ロボ戦のBGMは、ジャッカーと17のコンボ。

第15話エゴスの地獄料理」…金の卵作戦に続いての料理作戦。ヘッダーもさすがにこれにはもう懲りている様子だが、サタンエゴスがそれにこだわりるのは、世界の3分の1は、植えに苦しんでいるのに、日本の子供は、飽食で贅沢になりすぎだと言う事で、それを利用した作戦を実行しろと言う。なんだか教師みたいな事を言っているが妙に説得力はある。フランスから送られてきた女殺し屋カトリーヌが食べ物を粗末にする雷太をターゲットにし、彼に高級料理エスカルゴを与える。ターゲットにされた雷太、それを食べた途端、体が赤くなり、額にエゴスのマークが浮かび上がる。自分の体の異変に気づいた雷太が自殺しようとしているところを京介が発見するが、うわっ、何この子供すげぇ。高いビルの屋上の柵の外に出て座っている。しかも、実演だ…芝居とは言え、こう言うのは、結構勇気がいると思うが…。ロボ戦、電光剣・唐竹割りが初登場。BGMは、01とイナズマンのコラボ。毎回バリエーションが違うのが良い。

第16話「格闘技!闇の女王」…突如闇の挌闘家集団を結成するエゴス。闇の女王ブラック・タイガー・マリー演ずるは、カレン水木ではなくミッチー・ラブ。他にも今回は、後の戦隊で活躍した俳優さんが数多く登場していて、キャスティングが中々面白い。マリーの兄・沖山を演じる内田直哉氏に、格闘技怪人の大前均氏。デンジグリーンとハートクィーンの兄妹愛をバンリキ魔王が打ち砕く・・・。リングで華麗な立ち回り、パワフルな女子プロレスが展開…まさに、ミッチー・ラブのアクション編。沖山のボディガードについた伝、丹下段平にしては、随分みすぼらしい変装だ(笑)。バラリンカに続いて、またもや人間体の格闘技怪人とバトルフィーバーロボが対決。電光剣・唐竹割りをキメた後のバトルフィーバーロボのポーズがカッコ良過ぎる。

第17話「怪物マシンを奪え」…エゴスは、バトルフィーバーロボに対抗するため、エゴス怪人に百万馬力のエンジンを取り付けてパワーアップさせる計画を開始。青スジ怪人は、モンスターマシンの開発者・鳥島太一を誘拐するが、その男は、鳥島の双子の弟・太助だった。この頃の特撮ものでは、よく見かけた大泉晃氏が鳥島兄弟(二役)を熱演。チャップリンの映画に出てきそうな大仕掛けの機械で歯を磨く太助。水はこぼれるわ、歯を磨く時は、ブラシを固定して、太助自身が首を振っているわで、わけのわからなさが笑える。家政婦姿の四郎とすし屋の京介が太助の部屋に突然入り込んできて、やりたい放題。はちゃめちゃ過ぎ。太助に言われるがまま、スーパーで10万円を盗む青スジ怪人だが、わざわざ取りすぎた分を返しに行くとは、なんと律儀な。ミスアメリカが操縦するバトルシャークの空中戦からロボ戦までの展開が中々よろしい。

第18話「鳩よ悪の巣へ急げ」…マグネット怪人達が乗る幌つきトラックを追うバトルフィーバー隊。フランス、コサック、ケニアの三人がバイクにまたがった瞬間に変身するシーンが中々良い。その後の追跡シーンで、フランスのバイクが野原に派手に突っ込んでいたが中の人は、大丈夫だったのであろうか…。今回も逆回し撮影の華麗な立ち回りが素晴らしい。マグネット怪人の誕生シーンは、テロップがついたり、やけに凝っていた。

第19話「世界最強の美女!!」…エゴスの女幹部・サロメ登場編。日本に戻ってくるなり部下を偽警官に仕立てて、現金輸送車を襲撃するサロメ。事前にエゴスの本部に報告していなかったのか、ヘッダー指揮官も何者の仕業なのかわからずしどろもどろ。女がてらに男たちを次々と投げ飛ばすゴッド姉ちゃんぶりを炸裂させるサロメだが、バトルフィーバーに拘束され、暗闇の部屋で尋問にかけられる。サロメは、アメリカの暗殺事件に関与していたらしい。おいおい、ケネディの暗殺まで関わっていたのかよ(笑)。エゴスの幹部とバトルフィーバーの挌闘シーンが展開。コサック、ケニアが男3人がかりでサロメと戦うが次々と投げ飛ばされ、歯が立たない。ペンタフォースまでハネ返す強靭ぶり。さすが、自分で「世界最強の美女」と豪語するだけある(笑)。ヘッダーとバトルジャパンの対決シーンも圧巻。ロボ戦なし。

第20話「危険な幽霊狩り」…女子寮で起きた幽霊事件を調査するため、バトルフィーバー隊が寮に潜入。しかし、男子禁制のため、四郎や謙作が女装作戦に出る。四郎は、ほんと女装好き(笑)。サロメは、新聞記者に変装、エゴス怪人・ギザ歯怪人も女清掃員になりすまし女子寮で怪しい動きを見せる。バトルフィーバー隊とエゴスの女装合戦。エゴスの狙いは、殺された女子学生が持っていたペンダントだった。戦闘場面では、またまたサロメvsフランス、コサック、ケニアの豪快な挌闘シーンが展開。コサックがものの見事に投げ飛ばされている。しかもスローモーション(笑)。

第21話「恐竜半島へ突撃!!」…漁師の千造が持つ短剣には、数千億の宝の隠し場所を示す文字が書かれていた。エゴスがその宝を狙っている事を知ったバトルフィーバー隊は、記憶を失った千造を連れ、宝が眠る能登半島へ向かう。バトルフィーバーの地方ロケ編。能登半島の地形を活かした謎解きが中々ユニーク。サロメの部下として登場する諜報部員ゼロワン、ゼロツー…この呼び名、どこかで聞いた覚えが…。忍者の姿をしているアマゾンキラーとミラー…。あの手この手を使って、千造に近づき、宝の情報を手に入れようとする二人。海岸の岩場での戦闘シーンは、凄みがあった。

第22話「女スパイ団の逆襲」…宝を手に入れたエゴスだったが、何者かにすりかえられていた。本物の宝を見つけ出すため、ホテルで伝を拉致し、海に連れ出して拷問にかけるサロメ。海のど真ん中でやっているのかと思ったら、結構砂浜から見える場所でやってる…。ゼロワン、ゼロツー、わざわざ尼さんの格好をして海に入り、伝を水の中に何度も沈める。結構緊迫の拷問シーン。役者さん、体を張っている。京介達に助けられ、ホテルに戻る伝。なぜか帰って早々他のメンバーと一緒にゴルフを楽しんでいる…(笑)。記憶喪失のふりをしていた千造さん。バトルフィーバーを利用して、宝を独り占めしようともくろんでいたが、またもやエゴスに奪われる。海の岩場で戦闘モードのバトルフィーバー、人間爆弾と化したゼロワン、ゼロツーと派手な挌闘を展開。宝を食った弟・恐竜怪人ロボ。宝を取り戻してから唐竹割りしても良かったのでは…。

第23話「決戦!!怪人総登場」…放送当時大流行していたインベーダーゲームにはまるバトルフィーバー隊。ゲームに夢中になり浮かれまくっている時、突如エゴスに呼び出され、ゴースト怪人と決闘する事になったバトルフィーバーだが、慢心が祟って、無残に敗北する。怒る鉄山将軍も、鉄山に説教され凹むバトルフィーバー隊の姿も新鮮。謙介は、喋る九官鳥に八つ当たり。動物虐待…いやロボット虐待…。五人は、過去の自分達の戦いの映像を見て、自信を取り戻す…ってやはり、この回、シリーズ前半の総集編だったんですね。ゴースト怪人とリベンジ決戦をするバトルフィーバー。ゴースト怪人の分身攻撃を打ち破り、見事に撃破。ロボ戦では、初の挿入歌が流れ出す。

第24話「涙!ダイアン倒る」…ダイアンの妹キャサリンが誘拐される。キャサリンと同行していたFBI捜査官の汀マリアがドラキュラ怪人の放った血を吸う牙で傷ついたダイアンの後を継ぎ、強化服を身につけて、ミスアメリカに華麗に変身。二代目ミス・アメリカの動きは、一代目とそれほど変化はないが、中々見応えのある交代劇だった。

第25話「撮影所は怪奇魔境」…撮影所で行われる少年ミニスーパーカーレースに参加したマサルたちが突如姿を消す。マサルを応援しに来ていた京介とマリアがマサルを探し始める…ってバトルフィーバー隊である事を証明するためにわざわざ親達の前で変身しなくても…。基地内では、ケニアがうなぎの蒲焼ならぬマムシの蒲焼を作って皆にひかれている。本当にうまいんだろうか。子供達の捜索中に映画の撮影の邪魔をしてしまう京介。そこから異次元ワールドが展開する。撮影所内をさまよいながらレースを続ける子供達、女優・栗原小百合の誘惑にかられ、倉庫の古井戸に突き落とされる京介…引き上げられたら、なぜか町人カツラを被った時代劇役者の格好になっていたのは、なぜ?栗原小百合を演じるのは、ミスアメリカのスーツアクターを担当されたモモレンジャーこと小牧リサ氏。メラメラと燃える本物の炎の中を潜り抜ける子供達とバトルフィーバー。それにしても、この頃の子役は、無茶苦茶体張ってるな…。

第26話「包帯男の仮面報告」…かつて、バトルフィーバーが破壊したエゴスの秘密基地の跡地を何者かが執拗に探っていることが判明し、バトルフィーバー隊は、さっそく調査に乗り出す。マリアは、エゴスがアジトにしていた屋敷でケニアの足型を模ったと思われる石膏の欠片を発見すると共に、車に轢かれそうになった子供・明を助ける。明は、姉を亡くし、そのショックで入院していた。幼い頃、弟のように慕っていた子供を見殺しにした過去を持つマリアは、失明の恐れがある明の看病につく。一方、エゴスのホウタイ怪人は、バトルフィーバー隊の素顔を知るために、バトルフィーバーとエゴスが戦った場所を探り、データを集めていた。データ集めに必死なホウタイ怪人だが、バトルフィーバーのマスクは、どこで入手したんだろうか(笑)。マリアがミスアメリカである事に気づいたホウタイ怪人は、明を拉致し、明の手によってマリアの素顔を模った石膏を完成させる。バトルフィーバーの正体を掴んだエゴスは、伝達を誘き出して、マリアの顔の石膏に仕掛けた爆弾で伝達を木っ端微塵に…。一方、マリアは、エゴスの激しい攻撃を潜り抜け、池で溺れていた明を助ける。この明役の子も体を張っている…。エゴスの罠で死んだかと思われた伝達だが、ホウタイ怪人の前に姿を現し、堂々と素顔をさらけ出した。ここでようやく、バトルフィーバーの素顔がエゴスに知られた。

第27話「初恋泥棒にご用心」…連絡員トモコの妹・ユキが海辺で知り合った少年タケシは、エゴスが作り出したスパイロボット。タケシに好意を抱いたユキは、彼を自宅に呼ぶ。その時、タケシは、トモコの口紅に発信器を仕掛ける。タケシを操るのは、ダースベイダーにそっくりの黒仮面怪人。バトルフィーバー隊の秘密基地を発見した黒仮面怪人は、兵士を連れて基地の秘密通路に潜り込む。デンジマンもそうだが、この頃の戦隊は、ヒーロー側の秘密基地を敵側が暴こうとしたり、奇襲をかける展開がよく見られた。バトルフィーバーにおける基地奇襲の展開も、中々描写が細かくて面白い。通路を塞ぐシャッターをバズーカで破壊しながら先へ進む黒仮面怪人と、基地内でその様子見ながら、作戦を打ち立てるバトルフィーバー隊の攻防が楽しい。動く壁によって別の通路が作られ、海辺の岩場に出た黒仮面怪人たちの前に颯爽と現れるバトルフィーバー。そして、ラストバトルは、バトルフィーバーは、姿を見せず、いつものような戦いを繰り広げない。いきなりペンタフォースが宙を舞い、ユキの恋心を利用した黒仮面怪人に怒りのペンターフォースが炸裂する。ロボ戦もなく、そのままラストシーンへつながる展開が絶品だった。

第28話「謎のボートを追え」…ケニア、ミスアメリカの活躍回。鎌倉、厨子マリーナを訪れた四郎、マリア、連絡員とマサル。四郎、やたら厨子の雑学に詳しい。また出ましたミニスーパーカー。当時の流行りなんでしょうか。マサル、この前大会にも出場したのにまだ乗りたいのか(笑)。四郎は、偶然出会った少年・中井哲也の両親が何者かに拉致されている事を知り、調査を開始。一方、エゴスは、哲也の父が海底で撮影した写真を手がかりに、ハドルフィーバーの秘密基地・ビッグベイザーの居場所を探っていた。サロメに捕まり、後ろ手に縛られた四郎が、ボートから海に飛び込み、ケニアに変身して水中から飛び出してくる変身シーンがカッコいい。バトルフィーバーとエゴスのボートチェイスあり、それぞれが兵士を倒してからの名乗りを上げたり、コサックが兵士と共に豪快に海に飛び込むなど、地方ロケらしいダイナミックなアクションシーンが圧巻。

第29話「見たか!?口裂け女」…突如町に出没する口裂け女。町中にその噂は広まり、人々は、大パニック。口裂け女の正体を知るため、調査を始めるバトルフィーバー隊。基地内で暑くるしそうにしている伝達。クーラー設備もない基地なのか…。ロボット鳥・九太郎に水を巻いている四郎。ロボットなのに暑さを感じるって精巧にできているんだなぁ。100mを6秒で走る口裂け女…ジャンピングしているだけで走っているようには、見えないが、デンジマンも似た様な事をしていたな(笑)。口裂け女の正体は、やはり、エゴスの口裂け怪人。ヘッダーやサロメに「王女」と呼ばれているが、こんな王女とは、出会いたくないものだ…。前回と同じく、戦いながらそれぞれが名乗りを上げ、最後に五人が橋の柵の上に立って「バトルフィーバー」と叫ぶが、またえらいところでやるものだ…。バトルフィーバーの前に妹・口裂けロボを連れて現れる口裂け怪人。妹ロボ、都市を丸々破壊してしまいそうな勢いで暴れまくっているが、悠長に口裂け怪人と戦っている場合なのか、バトルフィーバー…。ケニアと口裂け怪人がターザンのように木の上を渡り飛ぶジャンプ合戦がカッコいい。

第30話「悪食雑食の料理長」…またまたエゴスの料理作戦。ヒトデ型のヘンショク怪人がにケニアを食う!エゴスは、ヘンショク怪人にケニアの味を教えるために四郎の着ている服を盗む…ダイナマンにこの逆バージョンがありましたな…。色々調味料を振りまきおいしそうにケニアの服を食べてしまうヘンショク怪人。そして、マサル、マリア達とプールに遊びに来た四郎の前に姿を現し、四郎の体に焼肉のタレやら唐辛子を振りまいて、食べようとするがまずくて食えない。一方、四郎は、エゴスの作戦に少しも気づいていないようで、野生教育の一環として、マサルをプールで泳がす事に夢中。無理矢理プールに投げ落とされたり水につけられたり、昔の子役は、ハードな演技をさせられています…。ヘンショク怪人、ヒトデに姿を変え、四郎のケツにはりつくが、マリア達に見つけられ、路上に放り出されて、車に轢かれる。無残にタイヤ跡がつき、ヘッダーによってゴミ箱に捨てられてしまうヘンショク怪人だったが、すぐに復活。今度は、自らが食料となり、マサルを利用して四郎に自分を食わせようとする。落ちていたヒトデを煮て食って腹を痛める四郎…そりゃ当然。野生教育とは言え、それはいかん。一度噛み潰されバラバラになったヘンショク怪人の体が四郎の胃の中で再生し、四郎を瀕死の状態に追いつめる。伝は、毒液でヒトデを吐かせようとするがまた無茶な…しかし、伝の作戦は、見事成功。四郎の体は、猿並みなのか、獣並みなのか…。

第31話「激走トラック兄妹」…時価500億円相当の金塊を狙うエゴスのゼニゲバ怪人。謙作は、友人のトラック運転手・鉄男に金塊の輸送を依頼。友人に金塊輸送なんかを安易に頼んで大丈夫なのか謙作…と思ったら、案の定鉄男のトラックがエゴスに襲撃される…。命からがらエゴスの包囲網から逃げ出した鉄男は、トラックの鍵を川に捨ててしまう。エゴスは、鉄男の妹・幸子を誘拐し、約束の時間までに鍵を持ってくるよう鉄男を脅迫する。謙作は、エゴスとの戦闘中に大怪我を負うが、やはり、自分が鉄男兄妹を巻き込んでしまったと言う責任を感じているのか、病院を抜け出して他のメンバーと共に川の中を探り、見事鍵を見つけ出す…。鉄男のデコトラのコンテナの上で華麗に名乗りを上げるバトルフィーバー。中々粋のある演出。サロメにおもいきり投げ飛ばされたり、走行するデコトラの扉にしがみついたり、いつも以上に派手なコサックのダイナミックなアクションがカッコいい。しかし、サロメの衣装は、どんどん凡人化していくな…。「弟よ、俺の遺産を相続してくれ〜」と叫びながらペンタフォースで破壊されるゼニゲバ怪人。あんな巨大な弟に遺産相続させてどうする気なのか…。

第32話「ふるさと殺人村」…伝の故郷・吹雪村で10年に1度行われる水汲み祭り。それに参加する事になった伝は、久しぶりに故郷に戻り、村長と仲間と再会する。どこかでお見かけしましたはっぴ姿に浴衣姿の面々…。二代目花忍の人もいます。しかし、これは、エゴスが仕掛けた壮大な罠。エゴスのミミズ怪人が化けた村長は、伝に泉の水を汲み取る荒行をさせて、バトルフィーバーに倒された怪人達の恨みを晴らそうとしていた。一方、他のメンバーは、基地でのんびりくつろいでいる。マムシの蒲焼に続く新メニュー、ミミズの黒焼きを作る四郎(笑)。伝の祭りの話を聞いて、突然浮かれて踊りまくる京介と四郎。二人は、連絡員を連れて伝がいる吹雪村へ向かい、伝と顔を合わすが、地獄を彷徨う亡霊のような表情の伝を見て、皆ドン引き。京介、口がきけない伝とコンタクトを取り、エゴスの存在に気づく。顔を見ただけで言葉が読み取れるって凄い能力。正体を現したサロメとミミズ怪人の前に立ちはだかるバトルフィーバー。あれ、伝も普通に変身したがそれほどダメージはなかったって事か…。今回は、弟・巨大ミミズ怪人とバトルジャパンが乗り込むバトルフィーバーロボの巨大戦と、他の4人がミミズ怪人と戦う等身大戦が同時進行で展開。バトルジャパンがロボのコクピットの中からコマンドパットを投げてのペンタフォースもいつもと違って面白い展開。

第33話「コサック愛に死す」…バトルシャークの破壊計画を企むエゴスは、三村教授のドリルミサイルの設計図を狙って、教授の研究所を襲撃。その時、怪我を負い、入院した教授の娘・まゆみに「血の匂いがする」と言われた謙作は、バトルスーツを洗濯に出し、まゆみを連れてダムへ向かう。しかし、そこに待ち構えていたサロメ率いるエゴスの部隊。エゴスに捕まったまゆみを助けるため、生身のままでエゴスに突撃した謙作は、機関銃で無残に蜂の巣にされてしまう…謙作の突然の死と三村教授の助手の神誠=新コサックの登場。しかし、バトルスーツがないだけでここまで非力になってしまうとは…なんとも唐突な死ではかない。神は、ウエスタンルックだが、早川健の影響でも受けたのであろうか。前回に続き、等身大戦とロボ戦の同時進行。

第34話「地獄で笑う闇将軍」…2年前、神の弟を殺したエゴスの闇将軍が密造拳銃「キラーXP−47型」を持って日本に戻ってきた。ミドレンジャーからキカイダーへバトンタッチ…じゃなくて、死んだ謙作の意志を継いで新コサックになったばかりの神だが、早くもメンバーに別れを告げ、単独行動を始める。バトルフィーバー隊に評判が悪い神。寡黙なあまり、誤解を受ける事が多いようだ。闇将軍のアジトを突き止めた神は、一人でそこへ乗り込み、決着をつけようとする。闇将軍の真の正体は、エゴスのセミキラー怪人…変身前の方がダークなムードが漂っていて良かったと思うが…。神の危機にかけつけたバトルフィーバーの4人のメンバー。投げ渡されたコサックスーツを素早く着こなして戦闘に参加する新コサックのシーンが良い。久々の五人揃ってのペンタフォース。最後に弟の墓参りをする神。謙作の墓参りかと思ってしまった…。

第35話「腹ペコ大パニック」…日本の魚の流通を寸断させて、食料パニックを引き起こし、自営の店で、人々に高額で魚を売りつけようとするエゴス。サロメもちゃっかりさくらになって、集まった客に高額の魚を買わせようとしている。これまで度々食関連の作戦を打ち立てて失敗を続けてきたエゴスだが、今回は、コンドールマンのモンスター一族のようなスケールのでかい作戦でうまく行きそうな気配。四郎も騙されて3000円もする魚を買わされショック。パニックの裏にエゴスの影を感じとったバトルフィーバー隊は、調査を開始。マリア達は、店員に成りすまし、エゴスのスーパーに潜入。神は、岩場で1人釣りをしているが一体何を釣るつもりなのか?…と思いきや案の定引っ掛かったのは、エゴスのコダイギョ怪人。どこかの上流家庭の食事の場面に登場するご主人役は、怪人の声でお馴染みの飯塚昭三氏。そう言えば、デンジマンの時もベーダーの食関連の作戦の話に出演されていたが…。

第36話「爆破された結婚式」

この話は、歴代戦隊ヒロインでこれほど悲惨な体験をした人はいないんじゃないかと思うぐらい、見ていて辛い話でしたね。戦士とはいえ、たった1人の女性をここまで追い詰めて良いのか?と思うぐらい汀マリアが哀れでした。何しろ彼女が守っている体制、味方で無ければならない体制側から集中攻撃ですから。幼い頃に見ていたら、トラウマになっていたかも・・・。

例の困った刑事ですけど、国家権力に身を置く者ならバトルフィーバー隊の活躍には感謝していようはずなのに、あくまで一方的に汀マリアを犯人と決めつけ追い回す姿に刑事として最低なものを感じ、かなりムカつきながら見てました。基地内で見せられた自分の指名手配書を、彼女は本当に悔しそうに握り潰してましたね。自分は何の為に戦ってきたのか?自分が守ってきたものとは、一体・・・?(考えると、ジュウレン偽物話、メガレン最終3話にも通じますね。彼らも、とても悔しそうでしたから)

まあ頭を冷やして考えてみれば、あの刑事はベテランとはいえ出世に縁の無さそうなタイプ。エリートに対する僻み根性がこの事件で爆発し、半ば自暴自棄、クビを覚悟で嫌がらせをしていたのでしょう。でも、証拠のオルゴールと証人の女の子を渡され手柄を分けて貰った事で、バトルフィーバーに対する考え方を改めてくれたようですね。従姉妹にしても新郎にしても、疑っていたというよりは、戦士でありながら敵に隙を見せ、自分達の晴れの儀式を台無しにしてしまった汀マリアの不注意を責めていた感じですし・・・。 30分の番組ですので描き足りない部分もあると思いますが、仲間達の温かい友情が全編に溢れ、彼女が戦士として大きな成長を遂げた良作だったと思います。(A-chan様)

●マリアは、従姉妹の美子の結婚式に出席。美子のプレゼントに送ったオルゴールが突然爆発し、マリアが爆弾犯として疑われる。ゴーグルブラック…ではなく、美子の新郎にも疑いの目を向けられ、ショックを隠しきれないマリア。鉄山将軍は、マリアがエゴスに狙われたものと見て、バトルフィーバー隊に調査させる。マリアを執拗に追う刑事は、きくち英一氏。刑事を辞めて、指名手配書1万枚も自腹で刷り上げるなんて、何かマリアに個人的な恨みでもあるのだろうかと思いきや、本当のオルゴールが見つかった途端、きょとんとした表情をしていた。あの後どうなったのか…。(管理人)

第37話「電光剣対風車剣」…海の守護神・四面竜神像を狙うエゴス。サロメたちが仕掛けた爆弾で吹き飛ばされ、竜神像と一緒に海に落ちた武少年。調査に向かった四郎と、一命をとりとめた武は、エゴスに捕まり、竜神像のパワーによって生み出された四面怪人と対面する。4本の腕で剣を持つ四面怪人に苦戦するバトルフィーバー。ケニアがそろわず、ペンタフォースが使えない。それを聞いた鉄山将軍、袴姿になって四面怪人と対決!…と思ったらケニアがそろい、バトルフィーバーは、四面怪人にペンタフォースを打ち込む…が四面怪人にペンタフォースは利かない。そこへ現れた鉄山将軍、電光剣で四面怪人をあっさりと破った。やはり将軍といわれるだけあって、バトルフィーバーよりも強い?

第38話「怪奇!仮装行列」…誕生したエゴスの怪人はなぜか気味悪い人間の姿…失敗作?と思いきや、世界中の猛毒が集まった研究所に運び込まれた途端、ドクロキノコ怪人となり、猛毒を強奪した。そう言えば、どさくさにまぎれてヘッダー指揮官が復活している。事件を知りかけつけたバトルフィーバーは、怪しい洋館に誘い込まれ、そこで開かれていた仮装パーティに潜り込む。各々個性的な衣装を身につけ、おかしなダンスを踊っている。パーティ会場に猛毒を撒き散らそうとするサロメたちを発見した伝達は、ブレーカーを落とし、サロメたちを暗闇の中で混乱させる。今回は、ジャパンとミスアメリカがロボに乗り込み、弟・ロボとの巨大戦、地上では、フランス達が戦う。中々の超展開であったが、妙に伝の鞍馬天狗姿が印象に残った…。

第39話「悪魔になった友」…神の友人で、大学病院の助教授・関根は、胃ガンにより後3ヶ月の命。関根は、エゴスに魂を売り、ハイド怪人に生まれ変わる。関根役は、香山浩介(現:藤堂新二)氏。ドラキュラのような出で立ちの血を吸う紳士になる時に関根の顔が段階的に変化して行く映像が映し出されるが、メタルダーのゴッドネロスの変身シーンを彷彿とさせられる。愛する女性を我が物にしようと、女性がつきあっていた同僚を殺し、恩師も殺し、病院を自分の物にする関根。エゴスの怪人となった友を自分の手で葬り去った神の心中はいかに…。最後のナレーションがとても印象的。同時進行のロボ戦と等身大戦。今回は、ジャパンとフランスがコクピットからペンタフォース。バリエーションが増えてきた。

第40話「美人先生危機一髪」…勉強一筋、エゴスのベンキョウ怪人の学友に選ばれてしまった天才少年の北条君。エゴスの動きを察知したマリアは、北条君のガードにつくため、家庭教師に変装する。マリアの家庭教師姿、中々様になっているが、あっさりサロメに気づかれしまった。まだまだ変装下手と言う事か。しかし、ベンキョウ怪人は、家庭教師がマリアと知りつつも北条君共々学友とみなし、一緒にアジトの洋館へ連行する。だが北条君、実は、天才少年ではなかった事を告白。マリアと北条君は、拉致された他の子供達のいる監禁部屋へ閉じ込められてしまう。伝達に自分達の居場所を知らせるため、マリア達は、部屋の小さな天窓にダンボールで折ったと思われる折鶴を飛ばすが、一体、どこでダンボールを手に入れたのか…ダンボールの切れ端を使って扇いで折鶴を飛ばすなんてなんともファンタスティック…。サロメのいかにも女幹部的な不気味な笑みが中々良い味を出していた。

第41話「爆破寸前の大逆転」…銀行強盗事件の犯人がマサルを人質に立てこもる。犯人が立てこもった部屋に落ちていた金太郎風の人形が突然巨大化してカラクリロボットとなり、マサルを助けた。どことなくマサル君にも似ているカラクリロボット。一体何者?当然、バトルフィーバーたちは、カラクリロボットがエゴスの怪人ではないかと疑い始める。マサルは、命の恩人のカラクリロボットと友達になり、仲良くなる。しかし、カラクリロボットは、少しずつ自分の本性を露にしていく。マサルのラジコン飛行機を使って、突然バトルフィーバー隊を襲撃するカラクリロボット。川原でラジコン飛行機に追いかけられ、逃げ惑う伝達。結構伝達の頭上すれすれで飛んでいて、緊迫感ありあり。カラクリロボットの身代わりに四郎に叱られるマサル。カラクリロボットも少しずつマサルの友情を理解し始めた様子。サロメたちがバトルフィーバーを急襲するがカラクリロボットは、サロメと戦い、傷を追う。バトルフィーバーは、カラクリロボットの傷を手当てするため、ロボットを基地へ運ぶが…この辺りの展開から、実にスパイ映画っぽくなり面白い。基地への進入経路であるマンホールが次々とエゴスの兵士達に封じられるが、神が兵士を倒し、マサル達と共に基地へ向かう。カラクリロボットは、己の使命を果たすため、自爆装置を起動し、バトルフィーバーの基地を破壊しようとするが、マサルが叫んだ「友達」の言葉がロボットの自爆装置を止める…。今回は、ロボ戦なし、バトルシャークとエゴスの戦闘機の戦闘シーンが展開。デンジマンの「割れた虹色の風船」やサンバルカンの「哀しみのメカ少女」に並ぶ名エピソードだった。

第42話「電気人間愛の火花」…若者達が川原で楽しくフォークダンス…のどかな時代を感じさせるが、そこにどさくさにまぎれてサロメも楽しそうに踊っているではありませんか。パトロール中の京介がサロメを発見するが、デンキ怪人とバトル中に、電気人間にされてしまう。人間に近づくと感電してしまうため、人々は、京介に恐れ戦き、伝達も迂闊に京介に近づく事ができない。フラッシュマンの反フラッシュ現象のごとく、孤独に阻害されて行く京介。弘少年を感電させてしまい、その姉に殺人者扱いまでされる。姉弟を狙うデンキ怪人に孤独に立ち向かう京介、そして、偶然にも意外な方法で京介は、自分の体から電気を放電させた…。前回からまた5人そろってのペンタフォース。ロボ戦は、久々に苦戦するバトルフィーバーロボだが、電光剣の力で勝利。

第43話「暗殺者ジャッカル」…四郎の友人・竹内剛。別の名をジャッカル。バトルフィーバー暗殺のために雇われたエゴスの殺し屋。エゴスに狙撃のテストをされるジャッカル。つり橋の上に立たされ、しかもつり橋を揺らされた状態で、木の枝の上の空き缶を撃つと言うシチュエーション。どうするのかと思えば、やはり空中撃ち。見事命中。さっそくバトルフィーバーを狙うジャッカルだが、ケニアが四郎だと気づき、動揺する。ジャッカル=剛は、かつて四郎と一緒に野生動物保護の活動をしていたとか。回想場面に本物のトラの子供が出てきたりして、妙に説得力がある…。過去を捨て、金のためにバトルフィーバーに立ち向かうジャッカル。四郎は、剛を説得するが、聞き入れない。そこへ現れたエゴスのゴロンゴ怪人。ジャッカル諸共バトルフィーバーを急襲。強烈な爆風で剛が吹っ飛んだ!神に続いて友を失くした四郎。バトルフィーバーは、仲間内もそうだが、友人にも犠牲者が多いですな…。

第44話「地獄谷の月影一族」…妖術使いの月影一族とバトルフィーバーを争わせるため、一族の娘を殺し、その罪をバトルフィーバーになすりつけるエゴス。怒った月影の刺客がバトルフィーバーを次々と襲う。かつて一族に命を助けられた伝は、誤解を解くため、一族の片目と話し、月影の娘を殺したエゴスのゲンソウ怪人に戦いを挑む。日本の山野に生き残る不思議な力を持った人間達とバトルフィーバーの共闘!片目と伝が互いの目を見て心を通じ合わせる場面がシブイ。

第45話「心臓停止五分前!」…マラソン中に突然倒れた少年。心臓病を患っているらしい。パトロール中の神と四郎は、少年を病院に運ぶが、心臓外科のスペシャリスト・大沢博士がエゴスに拉致され、シンゾウ怪人の開発の手助けをさせられてしまう。神と四郎は、少年の命を助けるため、大沢博士の行方を探す。大沢博士が監禁されているペンション風の建物に屋根から侵入を試みる四郎。やはり、四郎の力技、凄い。すでに髪型が青梅になってしまっているが…。四郎が見つからないようにカットマンの気を逸らす神。何やらどこかで聞いたようなメロディが鳴り響く…ジローのギターじゃなくイチローのトランペットを鳴らすところが憎い演出…。そして、二人は、大沢博士を奪還し、決死の逃避行を開始。三人が乗るジープを物凄い走りで追うシンゾウ怪人。四郎は、川に落ち、神もエゴスの兵士達に追いつめられ、いよいよピンチに。そこへかけつけたバトルジャパン。馬に乗って颯爽と登場。こう言う粋な演出最高です。マリアも意外な形で登場し、ぶったまげ。

第46話「呪いのワラ人形」…ユニークな姿のエゴスのノロイ怪人。自分の胸に釘を打つ様が笑える。井川少年を操り人々を呪い殺そうとするノロイ怪人に苦戦するバトルフィーバー。ノロイ怪人のノロイにかかり、「キキッ」と叫びながらもがき苦しんだり、ノロイ怪人の小槌で頭を叩かれ、地面にうずくまっていくケニアの姿がこれまた笑える。

第47話「怪!謀略の草野球」…左利きのスポーツマン達に突然宿った不思議な超能力。チームケニアのピッチャー・堀内も時速200キロのボールを投げられるようになった。ゲームセンターに置かれた腕相撲マシーンが人間に不思議な力を与えると言う設定が面白い。マシーンの中に入っていたのは、エゴスのヒダリテ怪人。自分の力を過信し、マリアに暴力を振るう堀内。マリアは、堀内を正気に戻すため、彼のボールを打ち返す事を決意する。久しぶりに登場した鉄山将軍からバッティングの極意を習得するマリア。将軍曰く「バッティングの技は、剣の道に通じる」らしいが、その技の名は「電光剣唐竹割り」…?あら…バトルフィーバーロボにこの技を教えたのもこの人だったんですね…やはり恐るべし鉄山将軍。しかし、剛速球に唐竹割りが使えるとは…マリアは、唐竹割りを使い、見事に堀内の球を打ち返し、不思議な力の正体を暴いた。弟・ヒダリテ怪人とバトルフィーバーロボの対決、ロボが倒れたヒダリテ怪人の両足を踏んで、起き上がり小法師のように何度も立ち上がらせている姿が笑えた。

第48話「大盗賊と泥棒少年」…小さな兄妹に盗みを働かせるエゴス。子役達が中々の名演。犯行の手口も手が込んでいます。京介たちもその被害にあうが、兄の茂太から事情を聞き、二人の背後にエゴスの大盗賊怪人がいる事に気づく。腕輪爆弾をつけられた茂太達を救うため、エゴスのアジトに潜伏する京介。その扉を開ける合言葉が「エゴス万歳!エゴス万歳!開けゴマ!」(笑)…エゴスに忠誠を誓う言葉を使いたくない京介の気持ちはよくわかりますが、それにしても、開けゴマは時代を感じさせる…(笑)。

第49話「2年5組の反乱軍」…一学年に5クラスもある小学校なんて今では珍しくなってしまったが、放送当時は、当たり前に存在していましたねぇ。その2学年5クラスにエゴスのハエジゴク怪人が化けた植物が侵入。それを教室に持ちこんだのは、マッドサイエンダー…ならぬ花巻五郎氏扮するカットマン。劇中何度も登場して、挙動不審な動きを見せたり、中々良い味出しています。ハエを食べる植物としてクラスで話題になるが、その植物によってマサル達が洗脳され、社会のルールを乱す身勝手な行動を起こし始める。授業中に踊り、信号無視、ゲーセンで遊びまくり、嘘を繰り返す…バトルフィーバー隊は、マサル達の行動に疑問を持ち調査を開始。マサルの姉ケイコがエゴスに捕まり、マサル達は、ハエジゴク怪人の下で、爆弾の製造を始める。後の宇宙刑事シリーズを彷彿とさせる洗脳ストーリーで、子供達が少しずつ社会の秩序を崩して行く描写が絶妙だった。

 


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