戦隊/メタルヒーローシリーズ | ライダーシリーズ/その他 |

≪≪科学戦隊ダイナマン  電撃戦隊チェンジマン≫≫

 

■戦隊シリーズ8・超電子バイオマン
《エピソードコメント》
 

第1話「謎の巨大ロボ出現」…新帝国ギアが日本の科学者たちが集まるテクノトピア21を攻撃。郷、南原、ミカ、ひかる、高杉の五人が突如、北極圏から姿を現した謎のロボに連れ去られる。バイオ粒子を浴びた五人の戦士バイオマン誕生エピソード。ギアの基地内部のメカ描写が圧巻。メカジャイガンが並んでいるシーンや、幹部のビッグ3とジューノイド五獣士、メラージュ戦闘機の発進、飛行シーン、街が破壊される総攻撃シーンも見応えがある。メカクローン兵、マスクが割れて、中の機械の顔が露になるところが良い。ロボの手やコクピットに乗り込むための胸の出入り口などは、全てセットで作られていてリアル。五人、テクノブレスを与えられ、一人ずつ変身してポーズを決めるところがカッコ良い。ポーズを決めたところですぐCMなところもまた…。レッドワンのファイヤーソード、本当に燃やした剣を振り回している。メカクローンの頭をパンチでぶち割ったり、次々と投げ飛ばしたりするところも実に爽快。カブトカンスとバイオロボの戦闘シーンも動きが多くて面白い。ピーボ、メカクローンに追い回されたり、バイオロボの中で激しい揺れに耐え切れずうろたえている姿が面白い。そして、ラスト、ミカが「冗談じゃない」とメンバー入りを断り、消えて行くところは、後の予期せぬ展開を思うと感慨深いシーンである…。

第2話「集合!宿命の戦士」…バイオ粒子を浴びた五人の若者が集結したのも束の間、イエロー=小泉ミカが早くも離脱宣言。しかし、宿命に逆らえないのか、ギアの幹部ファラとファラキャットがミカの前に現れ、容赦なくミカを襲う。この辺の筋は、デンジマンの桃井あきらのエピソードを彷彿させる。ミカとファラキャットのスピーディで激しい戦いの場面は、見応えある。他の4人に助けられたミカは、ピーボから先祖の話しを聞かされ、再び、バイオマンの戦士として戦う宿命を受け入れる。ミカとファラキャットの対決は、6話でも見られるが、この2回だけだったのがなんとも惜しい。

第4話「自爆! メカ人間」…タイトルのごとく冒頭からいきなり研究員に化けたメカ人間が自爆して国立研究所が爆破される。郷は、動物と交信できる能力があり、ハト連絡員001号の知らせを受けて、怪しい町へ向かうが、とくにおかいしいところは、見当たらない。ハトを呼び出して、もう一度話を聞こうとした時、ハトがレーザー光線で爆破されてしまう。超エネルギー研究所に向かったバイオマンは、メッツラー達と対決。チェンジゴーストを使って姿を消したメッツラーをブルーが超電子イヤー、そして、グリーンが超電子スコープを使ってメッツラーが見つけ出し、レッドワンが銃を使って破壊すると言う一連の場面がカッコ良い。アンテナタワーでの1カット長回しのアクションも面白い。自ら爆弾と化し、町を破壊するメカ人間達の恐ろしさが克明に伝わってきた。

第5話「見えない敵を斬れ」…高杉=グリーン・ツー活躍回。空振る小判の調査をしていた高杉。町に派手な赤いスポーツカーを乗り回し、住民たちを扇動する男達を尾行。男達のアジトを掴んだ高杉は、グリーンに変身。車の陰にしゃがんだ後、瞬間的に変身して、門の上をジャンプして潜るアクションが何気に凄い。空振る小判の謎は、姿を消したミイラカンスの仕業。小判を与えて、金欲にまみれた人間達を堕落させ、悪の本性を剥き出しにさせるドクターマンの卑劣な作戦だった。特別なサングラスをかけるとその姿を見ることができる。その事を知った高杉は、白いスーツ姿になってチンピラに成りすまし、モンスターを誘き出す作戦を実行。それを始めた途端、高杉のマネをする子供が出現。子供の姉にやめてくれとクレームをつけられている高杉の姿が笑える。

第9話「人を消すなわ跳び」…ツインドールの長縄を飛んだ子供達が次々と姿を消す。子供達は、ギアのスーパーコンピュータに組み込まれるが、その姿は、まるで、ライダーアマゾンに出てきた十面鬼のよう。ツインドールの二人の女の子、良い味出してます。南原もその長縄を飛んで、異常空間へ飛ばされる。ギアの罠にはまった南原は、空間から脱出しようとメッサージュウやファラキャット達と戦う。南原役の人もJAC出身だけに、軽やかな身のこなしで戦う姿がカッコ良い。変身したブルーは、メカクローンと戦っている間に戦闘能力を解析される。子供たちを救うためにフルパワーを使って、スーパーコンピュータをバイオソードで破壊するブルーの姿がシャイダーのように見えた(同じブルーの戦士だけに…)。

第10話「さよならイエロー」…戦隊史上伝説に残るイエローフォー死亡エピソード。関西では、1984年4月13日魔の金曜日に放送された事もあって、それにてっきり合わせたものかと勝手に思い込んでいたが、裏で様々な降板劇があった事は、リアルタイムでは、知る由もなかった…。本当に不可解極まりない最期。ミカはどこへ行ったのだと…声は違うし、スーツを着たまま棺桶に入れられるし、あの唐突感は、今もって忘れられない。

第11話「新戦士ジュン登場」…ミカの死を悲しむ間もなく、次なる戦士を探し求める4人。バイオ粒子反応をキャッチした矢先、ギアが奇襲をかけてくる。ピーボが乗るバイオロボがムシャカンスの相手をし、バイオマン達は、反応のあった空港へ急ぐ。人間の姿をしたファラとファラキャットに襲われるひかるの前に突如現れた謎の女ジュン。弓矢のオリンピック選手の候補として、海外から日本へ戻ってきたところだった。ジュンは、バイオマン達の戦いを見て、自分も変身ブレスレットが欲しいと郷に迫るが、郷は、ミカの死を思い出し、ジュンに激しく怒る。しかし、バイオロボが確かめたところ、ジュンがバイオ粒子を持った新しい戦士だった事が判明。二代目イエローフォーとなり、五人で戦うバイオマン。新武器イエローアローを使って戦うイエロー・フォーの戦闘がカッコ良い。

第12話「殺人者グリーン!」…高杉=グリーン・ツー自信消失…。思い違いはあれど、確かに戦隊ヒーローが間違って人間を殺してしまうと言う話の展開は、かなりセンセーショナル。メイスン達との戦いの途中で白衣を着た人間の男達に囲まれて、手を出せなくなるグリーン。やはり大きなトラウマを抱えてしまったかのように見えたが、郷の説得で、立ち直り、真相を究明する高杉の姿が良かった。毎度の事ながら、、研究所の入口の壁を前宙回転しながら入り、華麗にメカクローンを倒しながら拉致された人々を助けるグリーンのスピード感のあるアクションが凄い。ハンマーカンスが頭をはずして、バイオロボを尖った棒で突き刺したり、ロボ戦は、それまでの戦隊シリーズと比べ、創意工夫があり、パターン化させていないのが素晴らしい。

第13話「ジュンよ」…矢吹ジュンのキャプテン早瀬健登場回。オリンピックを目の前にして練習に来ないジュンを心配する早瀬。その頃、バイオマン達は、最も熱に強く固い新金属超鉄鋼UBNを破壊するとのギアからの挑戦状を受けて、宇宙金属開発研究所へ集まっていた。ドクターマンのスーパーセラミック光線を浴びて強化されたモンスターとメッサージュウとメカクローン達がバイオマン達を襲い、イエローの放った矢がモンスターに跳ね返され、レッドの腕に当たってしまう。自分の至らなさを悔やみ、一人弓矢の練習に励むジュンの前に現れる早瀬。純の殺気を感じ取った早瀬が「金メダルを取る矢ではない、人殺しの矢だ」とジュンの矢をへし折る場面が印象的。しかし、ジュンがイエローフォーである事を知った早瀬自身もメッサージュウ達に殺しの矢を向けてしまう。ジュンがオリンピックで金メダルを取るよりも厳しい戦いの道を選んだ事を知った早瀬は、ジュンを励まし、姿を消す…。最後に空に矢を放ち、夕陽に向かって消えて行く早瀬の姿に感動。

第14話「新頭脳ブレイン!」…ドクターマンが開発したアンカーカンスを制御するメカ「新頭脳ブレイン」とひかるの友情話。感情を持つコンピュータと人間の友情話は、他作品でも数多く見かけた事があるが、バイオマンでは、ひかるが心を持つメカと触れ合う場面が印象的。ブレインがひかるに対して特別な感情を持つにしては、あまりに唐突過ぎで、もう少しひかるとブレインの交流の場面を長く描いてもらいたかったが、いかんせん20分戦隊の悲しい性分と言うべきでしょうか。当時は、当然CGを使っていないわけで、ブレインをワイヤーで操って動かしているのでしょうが、中々シュールで良い動きしています。どれだけ強力で凄いメカを開発しても失敗作だとわかると、すぐに破壊命令を下すドクターマン。特に今回は、冷酷さが際立っていた。アクアイガーの登場の仕方がど派手。逆回し撮影でしょうが、かなり危険な落ち方をされています。

第15話「女戦士炎のちかい」…子供達に謎の高熱が蔓延し、バイオマンが調査を開始。ひかるが看護婦姿になり、病院に潜入しています。そこへあらわれた怪しい看護婦。フラッシュマンでウルクを演じられていた方ですね。看護婦の正体は、メカクローン18号でドクターマンの命令で子供達にばら撒いた薬のデータを取っていた模様。メカ看護婦の正体を見破り、後を追うジュン。ひかるがその看護婦と鉢合わせになるが、止める事ができず逃がしてしまった。ドクターマンはデータを下にさらに強力なデビル菌を開発し、カエルカンスを使って街にデビル菌をばら撒き始めた。「なぜあの時タックルしなかったの?」とひかるを攻めるジュン。ちょっと怖いですね。小さい時憧れだった看護婦さんに手を出せなかったそうです。責任を感じたひかるは、立ち入り禁止区域に入り、デビル菌に対抗できる薬草を発見。デビル菌に感染し、顔面斑点だらけになりながらも、ピーボの元に戻り、薬草を渡す。フルートを吹きながらモンスター達の前にあらわれるひかる。唐突ですがかなり勇ましい。カエルカンスと戦っていたバイオロボに乗り込んでいたイエローフォーが助けにやってきて二人で戦い始めました。これってもしや戦隊史上初のWヒロイン回?。二人の数々の華麗な合体技によってモンスター達が倒された。フルートの中に入れていたデビル菌を打ち消す薬をミサイルにセットし、カエルカンスに見事命中させた。仲直りしたジュンとひかる。ジュンは少しどSなところがあるかも(苦笑)。あまり怒らせてはいけない。

第16話「走れ21599秒」…荒神山に巨大な爆弾を仕掛けてマグニチュード8の地震を引き起こし、東京を壊滅させる作戦に出るドクターマン。わざわざファラを診療所の優しい先生に変装させて、荒神山に潜入させる入念さ。ファラは、この計画のためにどれぐらいの時間を費やして子供達の信頼を得たのだろうか(苦笑)。ギアの怪しい動きを察知したバイオマンは、調査を開始。子供達からあいこ先生にこけしを渡して欲しいと頼まれたジュンは、あいこ先生が乗るバスをバイクで追走。そこへバイク集団が現れ、ジュンのバイクが襲われる。モトクロスレーサー姿のメカクローンが新鮮(笑)。駅に向かったあいこ先生は、メカ人間に捕まり、電車に乗せられる。駅のホームでのアクションシーンがこれまた新鮮。ジュンがメインだけにかなり派手で面白い。無事あいこ先生を助けたジュンだったが、正体を露にしたファラ達に激しい攻撃を受ける。サイゴーンの不動念力は、人が宙に浮いてあちこち飛ばされたりするのですが、逆回しカットを使ったり、実写での表現力が素晴らしくて痛快。高所からのジャンピングとか劇場版並みに派手なアクションをこなすジュンがやはり凄い。まるで刑事ドラマの時限爆弾回のような緊迫の展開で、最後はお約束のあと1秒止めもあったりスピード感のある面白い展開だった。地面に倒れながらネプチューンカンスにとどめの一文字斬りを決めるバイオロボがカッコ良い。

第17話「僕は龍宮城を見た」…特撮もの恒例の浦島太郎エピソード。冒頭、モンスターが浦島太郎の歌を披露。亀役はジュウオウ。ファラキャットのけだるそうな手拍子が笑える。浦島太郎の子孫を捕まえ、竜宮城を見つけて、そこに眠る財宝を手に入れようとするドクターマン。今回は、ギアにしては、やけにソフトな作戦ですな。郷が買ったアンパンを盗んだ少年。その名も浦島次郎。どうやら彼が浦島太郎の子孫のようだ。なんともわかりやすい(笑)。次郎をバイクに乗せて、家まで送る途中にモンスター達に襲われる郷。激しい爆破の中で郷は、素早く変身を遂げ、レッドワンに。まるで宇宙刑事のような変身演出。バイオマンは、モンスター達を撃退するが、同時に次郎もどこかに消えてしまった。バイオマン達は、次郎の母親に会いに行くが、母親は、次郎を煙たがっている模様。その様子を見ていた次郎、郷が母親に告げ口をしたと思い込んで、またもや逃亡。その時、再びモンスターがあらわれ、次郎を連れ去ってしまった。郷達の生身の激しい戦いが展開。次郎は、ある部屋に連れて行かれて、装置にかけられます。次郎の記憶を辿って、竜宮城と宝を見つけ出すドクターマン。しかし、その在り処は、まだわからないらしい。ん?何の脈略もなく急に郷のバイクがモンスター達が乗るジープを追いかけている場面になります。そう言えば、郷役の阪本氏は、このエピソードを撮影中に怪我をされたそうなので、場面のつながりがおかしいのは、その影響かもしれません。郷の必死の姿に心打たれる次郎。誰か相手してもらいたかったんだね。岩場で繰り広げられる激しい戦闘。高くて足場の悪そうな岩の上で戦っているレッドワン。さらに、高台でジュウオウと一騎打ちするレッドワンも凄い。レッドワンの攻撃を受けて高台から勢い良く転落するジュウオウの姿が印象に残った。

第18話「超能力少女の祈り」…高杉は、足尾で出会った少女リサから怪物が来るとの予言を聞く。バイオマンがバイオロボで調査を開始したところ、超鉄鋼を探しているハニワカンスを発見し、対決するがスーパーメーザーが利かず、バイオシールドも破壊されてしまう。このロボ戦、オープンロケと言うか、ロボ戦の地方野外ロケと申しましょうか、中々レアな映像になっています(笑)。予言を的中させたリサは、今度は、高杉がギアに襲撃されることを予言する。リサは、宇宙人?ではなくて、どうやらピクニックに行った時に拾ったペンダントが彼女に不思議な力を与えているらしい。リサの存在に気づいたファラは、人間の姿になってリサに近づくが、正体を見破られ、そのまま彼女を拉致。高杉は、単身連れ去られたリサを助けに行く。メインの戦闘シーンでは、長回しで三段滝の上で戦うバイオマン達を一人ずつフォローしたり、中々凝ったアクションシーンが展開されています。ハニワカンスとの再戦、スーパーメーザーはまたもや利かなくて、放送終了時間まで後僅かなのに一体どうなるのかと思いきや、最後に弱点を見つけて何とか倒した。バイオマンのロボ戦は、必殺技が出ても一筋縄で行かず、意外な展開になるのがやはり良いですね。高杉が頼もしくて一際カッコ良いお兄ちゃんに見えた回であった(笑)。

第19話「父はドクターマン」…ガスタンクからガスを抜き取り、作業員を襲うメイスンとメッツラー。ホースが生き物のように動いてタンクにくっつくところがCGでは出ない不気味さが出ていて良い。そこへあらわれた謎の美青年プリンス。昭和のヒーローは高い場所からあらわれるのが定番でしたが、プリンス役の人、当時は、まだ未成年のはずだが、結構危険なところに立たされて演技しています…。プリンスの圧倒的なパワーを見せつけられたメイスン。あまりの破壊力に髪が乱れている(笑)。メイスンは、プリンスがドクターマンの息子であり、この時初めてドクターマンが人間であることを知ったようです。南原は、「裸で戦うんだ!」と、変身せずにプリンスに立ち向かう。生身で命の尊さをプリンスに教え込もうとしている様子。プリンスに襲われるジュン。走る車の屋根にしがみつき、派手な爆発をバックに崖からダイブ。いつものごとくジュンのアクションが凄いです。さらには、吊橋から宙吊りにされて、人質に取られてしまうジュン。そこへあらわれたバイオマン達。南原は、「ブルースリー!」と叫ぶと同時に、川へ飛び込み、水中で変身を遂げると、川から一直線に空中に飛び出し、ジュンを助けます。CGでは出せない変身シーンの迫力。宇宙刑事の変身シーンを思わせる豪快さです。劇場版を彷彿とさせる壮大な戦いの後、バイオロボがロボ形態のままの発進し、グロテスカンスと対決。バイオロボの必殺技を受けて、一度破壊されたグロテスカンスだが、すぐに元の姿に戻り、プリンスがグロテスカンスに乗り込んだ。かなりの強敵に追い込まれるバイオマン。はたして…。

第20話「プリンスの挑戦!」…バイオロボは、グロテスカンスのメカ内蔵を引きちぎって、奴の動きを止めた。プリンスは、グロテスカンスから降りて、いきなり山でピクニック中の母子を襲う。バイオマンは、仕方なくグロテスカンスにメカ内臓を返し、南原がプリンスの暴走を食い止める。南原も昔は相当の暴れ者だったらしく、母親に迷惑をかけたらしい。不良だったのか南原。その話を聞いたプリンスの脳裏に何人かの女性の顔が浮かび始める。おいおい、ドクターマン。過去に何人の女性と結婚したんだ(笑)。しかし、プリンスは、母親の意味がわからないようだ。プリンスは、母親探しを始める。ドクターマンは、メイスンとファラにプリンスを連れ戻すよう指示。余計な事を言ってドクターマンを怒らせたモンスターは、お仕置きを受けて腕を切り落とされてしまった。メイスン達が無理矢理プリンスを連れ戻そうとした時、バイオマンがあらわれる。サイゴーンとのビームの撃ち合いによって、プリンスは、メカの頭をさらけ出した。プリンスの正体は、メカ人間…プリンスを人間だと思い込んでいた南原は、ショックを隠せない。ドクターマンは、プリンスを改造し、母親の記憶を消す。ドクターマンは、自分の息子の幻影をプリンスに植えつけたのだ。人間であるがゆえに人間らしいロボットばかり生み出してしまうドクターマンの苦悩がうかがえます。確かにブレインも人の気持ちを理解できるロボットだった。人の気持ちを理解できるロボットの方が作るの難しそうだけど、それを容易く作ってしまうドクターマンは、やはり只者ではない。完全なメカ人間として再びバイオマンに勝負を挑むプリンス。ブルースリーの名乗りがいつも以上に力強い。そして、動きも半端なくキレがある。最後は、グロテスカンスと共にバイオロボによって破壊されてしまったプリンス。ドクターマンは、自分の体をさらにメカ化して、自分の中にある人間の部分を打ち消そうとする。モンスターは、結局腕直してもらえなかったのか(苦笑)。

第21話「守れバイオベース」…黒いスーツのモンスターが公園にいる人達にカメラを向けている。腕直してもらえて良かったなモンスター(笑)。ドクターマンが開発した「催眠カメラ」の実験をしているようだ。ファラ達が言っていたが、確かにモンスターにいきなりカメラを向けられたら、逃げ出してしまうわな…。と言うことで代わりにメカクローンが化けたカメラマンの男が催眠カメラを使って、ロケット研究所の科学者を見事に洗脳してしまう。そこへ車でやってきたひかる。ひかる、車の免許持ってたのね…。ひかるの目の前でロケット研究所は、大爆発。ひかるは、すれ違ったカメラマンを不審に思い、調査を開始。カメラマンに近づいて助手にしろとせがむ。ドクターマンの指令により、催眠カメラによって、ひかるが洗脳されてしまう。バイオベースのある場所へモンスター達を案内するひかる。ジュンは、それを阻止するため、モンスター達を追う。走行するバイクに乗ったままアーチェリーを打つジュン。いつもながら豪快なアクションを見せてくれます。そして、ひかるの洗脳状態を解くためにジュンが取った行動とは…なんと、ひかるの胸に矢を打った。これには、さすがにモンスター達も驚くが、今度は、ジュンを洗脳しようと催眠カメラを差し向ける。そこへかけつけた他のメンバーによって、ジュンは、危機一髪難を逃れる。ジュンの放った矢は玩具で、ひかるは無事元に戻った。イエロー、ピンクのアクションがいつも以上に力強い。かくして催眠カメラ作戦は、バイオマンによって失敗に終わり、バイオベースは守られた。モンスターがひかるの隠れファンであることが判明(笑)

第22話「大泥棒?! ブルー!」…プリンス回に続いての南原メインの回。ゆかりちゃんに身体能力を買われて、彼女のおじいちゃんが盗んだ黄金像を元の場所に戻すお役目を与えられた南原。しかし、戻しに行った場所で偶然にもファラ達と遭遇。ギアのほうは、メイスン達が開発した金を吸い取る黄金銃を使って金を集めている模様。ドクターマンは、南原のメカ人間を作り、南原を大泥棒に仕立てる計画を実行する。新聞に大きくほっかむりした南原の写真が掲載され、それを見た高杉が飲んでいた牛乳をプハーとピーボに吐き出した。こう言うやつ小学生の時にいたよなあ(苦笑)。バイオマン達は、協力して南原の偽者を捕まえ、何をするのかと思いきや、全員で分解作業を開始。バイオマン、君達は、バラバラマンなのか(苦笑)。そして、偽南原に扮した本物の南原がファラ達のアジトを見つけ出した。戦闘シーンは、イエローのアクロバットな動きが一際カッコ良いですね。ブルーとファラキャットの対決は珍しいが、もう少し長い戦いが見たかった。ロボ戦に出てきたスカラベカンス…スカラベってフンコロガシの事なんですね。じゃあ、あの金の玉は…(笑)。

第23話「ギョ! 人形の襲撃」…敵対する2つの国の原子力潜水艦を襲い、新たな戦争を起こさせようとするドクターマン。今回は、スケールの大きな作戦ですね。メイスンは、海中でピラニアカンスの実験をするが、エネルギー源のダイヤが溶けてしまい海中では、ビーム砲が使えない。もっと硬いダイヤを手に入れようとデパートで展示されている「太陽の涙」を奪おうとするメイスン。たまたま展示場を訪れていた郷達は、メイスンを見かけ追跡するが見失う。ピラニアバイオレンズビームによって、マネキンに魂がやどり、人間となって動き始めたマネキンが警備員を襲って、太陽の涙を奪おうとするが、バイオマンがマネキンと戦い、ダイヤは、家出少女の元へ渡る。マネキンの演出は、同年に放送されていたシャイダーでも見かけたが、中々ホラー色の強い一編です。ゾンビのような動きも見られ面白い。夜に変身するバイオマンと、バイオソードがカラフルに光るシーンが印象的。タイムレンジャーにもこのようなシーンがあったが、やはりバイオマンを意識したものだったのか…。バイオマンとアクアイガーの波止場での対決のアクションシーンも見応えがあった。

第24話「爆発する愛の花」…以前の戦隊にも黒いカブト虫とか薔薇の爆弾とか色々ありましたが、今回は、花爆弾。少年が大切に育てた花を無茶苦茶に踏み潰してしまった高杉。まぁ、元はと言えば、ファラキャットのせいなんですが、説明しても信じてもらえないようです。私服姿のファラキャット、つなぎを着ていましたが、昔の鶴瓶かと思った(笑)。高杉は、少年に謝りに行くが、少年は、カンカンで話を聞いてくれない。高杉は、踏んづけた花をバイオベースに持ち帰った。しかし、少年の植えた花は、ドクガカンスのフラワー光線を浴びて爆弾花になってしまったらしく、戦闘中にそれを知った高杉は、急いでピーボに連絡を取ろうとする。ピーボは、のんきに花の育て方の本を読みながら、花に照明を当てます。すると、花はみるみる成長して、一気に花開いた。何も知らずに無邪気に喜ぶピーボ。高杉は、攻撃を食らって、爆風で吹っ飛ばされています。もちろんご本人の熱演。ギアの激しい攻撃に耐えながら、バイオベースに戻った高杉。連絡を聞いて、慌てふためくピーボ。洞窟の入口で高杉と出会って、高杉は、花を思いっきり遠くへ投げ飛ばした。結構大きな爆発…あれでは、バイオベースは、粉々になっていたかもしれない。クライマックスの戦闘シーンでは、グリーンの力強いアクションが印象的。バトルコサックの得意技だった回転キックは、グリーン・ツーが受け継いでいたようですね。バイオベースは、守られたが、はたして少年の心は、癒えたのか…。ああ、大丈夫そうだ。

第25話「プリンスの幽霊?」…バイオベースでカキ氷を食う郷達。夏の風物詩ですね。テレビでは、我慢大会をやっています。出場者が暑苦しい服装を着て、熱いうどんを食ってます。司会者は…おや、当時人気だったB&B解散後の洋八さん。ピンで活動し始めた頃でしたか。モンスター達もソファでくつろぎながら我慢大会を見ています。ギアの要塞の中にこんなにくつろげる部屋があるんですね。我慢大会の出場者の中にどこかで見かけた顔…プリンス似の少年に高杉とモンスターが気づきました。郷達はさっそく調査を開始。我慢大会の会場には、スーツ姿のメイスンも登場。西部警察の犯人そのものです。人間に化けたメカクローンが少年を襲います。郷達は、メカクローン達から少年を救い、離れた場所へ避難させます。少年の名は、中村公一。行方不明の両親を探すため、テレビに出ていたと言う。その時、突然、郷達が闇に包まれる。お化け屋敷みたいな場所に入り込んだ郷達は、そこで突然幽霊に襲われる。こういう画、以前の戦隊でも見た事が。サンバルカンの時と同じくドラキュラもいます。バイオマンになり、何とかその場から逃れたが、公一は、どこかに消えてしまった。ドクターマンも秀一のことが気がかりな様子。顔の皮をはずして新しいものに取り替えています。やはり、ドクターマンの素顔もメカ人間のような顔になっているのでしょうか。人間の姿になり、遊園地で偶然を装い、秀一に近づき腕の痣を確認するドクターマン。どうやら公一は、ドクターマンの本当の息子らしい。ドクターマンは、それを知ると素早くどこかに消えた…と思ったら、あっと言う間に観覧車に乗っているではないか。マジシャンかよドクターマン。観覧車をバッグにメイスン達と一戦を交えるバイオマン。高い場所から豪快に飛び降りるイエローのアクションが凄い。そして、また闇夜に包まれるバイオマン。どうやらこの現象は、ゴーストカンスが作り出していたようだ。宇宙刑事で例えるとマクー空間みたいなものなんでしょうかね。バイオロボが必殺技でゴーストカンスを倒そうとするが、ゴーストカンスは、スーパーメーザーをかわし、姿を消した。実の父がドクターマンである事を知った公一。複雑な心中がうかがえます。

第26話「恐るべき父の秘密」…郷達からドクターマンの話を聞いた公一は、それでも父と会う事を願う。バイト先の蕎麦屋に戻ると一通の手紙が置かれていた。それは、公一の母からのものだった。公一の本当の名前は、蔭山秀一と言うらしい。そして、ドクターマンの名は、蔭山秀夫。手紙に記された場所へ向かう秀一と郷達。だがそこでまたゴーストカンスの暗闇現象に包まれ、幽霊達に襲われる。郷達は、地下に潜り、その場から脱出。地下にまでは、幽霊現象が届かないらしい。チェンジマンのハードウォールと一緒だな(笑)。辿りついた場所には、テレビとビデオが置かれていた。秀一と郷達は、さっそくビデオを見る。映像に映っていたのは、科学者・蔭山秀夫の実験風景。脳細胞の研究者が自分が開発した研究の成果を見るため、自ら実験台になり、脳に強力な電流を与え始める。昔の世界に名立たる科学者達も自らを犠牲にして、研究成果を得て、地位や名誉を築いた人達がたくさんいましたが、しかし、自らの脳細胞を進化させてしまう科学者なんてのは、まだ聞いた事がないですね。やはりそれだけ、自信があっての事なのでしょう。蔭山秀夫は、無事、実験を成功させましたが、体は一気に老人になり、そして、その顔は、ドクターマンと同じ!秀一も気づきました。こんな悪魔的な実験によって、ドクターマンが誕生したわけですね。メタルダーのゴッドネロスもこんな実験を繰り返していたのかも…。ドクターマンの秘密を知ってしまったメイスン。この時、ドクターマンの暗殺を思いついたのでしょうか。秀一を渡さないと、東京を無差別に攻撃すると郷達を脅迫するメイスン。郷達は、バイオマンに変身して、メイスン達と対決。また、ゴーストカンスの暗闇がバイオマンを包みます。カラフルに光るバイオソードのフラッシュ攻撃によって、メイスン達を追い払い、バイオロボ出撃。これまた、暗闇でのバイオロボとゴーストカンスの対決。非常に珍しいパターンです。以前バイオロボに倒されたメカジャイガンの幽霊が出てきましたが、バイオ粒子を使ってゴーストカンスを倒した。ドクターマンは、ついに完全なメカ人間になることを決意。確かにこの話の後のドクターマンは、より一層冷酷に残忍になっていった。幸田宗丸氏の迫真の演技。凄過ぎます。

第27話「クモ地獄の女戦士」…ジュンとひかる二人だけで海水浴。周りに誰もいないことを不思議に思った二人は、周囲にある町を調査。住民達は、二人を邪険に扱う。ある家の部屋に黙って入って行くひかる。そこには、くもの巣に巻かれて眠る人間の姿が…。ジュンは、くもが苦手らしい。やはり、ギアが関わっていて、ひかるは、浜辺の岩場に追いこまれ、くもの糸に飲み込まれてしまう。ひかるを奪還するため戦うバイオマン。レッドワンは、バイオジェットでファラ達に攻撃を仕掛けるが、くもの巣に巻かれたひかるは、ファラ達によって海に放り込まれてしまう。しかし、ひかるは、意外な方法でくもの糸から脱出…。ゴーグルファイブのブラックもそんな事やってたような…。

第28話「ドクターマン暗殺」…これまでの戦隊でも第3勢力または、幹部による敵の内乱が描かれてきたが、バイオマンでは、さらにハードな展開。メイスンは、ドクターマンが人間だと知ってから密かに企んでいた計画を実行。メイスンの呼びかけにより、ビッグスリーが集結して、モンスターがドクターマンに刃を向けた。あっさりと死んでしまったドクターマン。ギアは、ビッグスリーの天下となり、メカクローン達の忠誠の呼びかけも「フォア・ザ・ビッグ・スリー」に変化した。ドクターマンへの忠誠心が強いメカクローン1号がギア本部から逃走。ドクターマンが作った秘密兵器の在り処を探って必死の行動を取り始める。逃走中のメカクローン1号を発見したバイオマンは、最初は、いつものように戦うが、メカクローンからドクターマンが暗殺された事を聞かされ、愕然。そこへあらわれたビッグスリー。ファラキャットやジューノイド5獣士らも全員そろってバイオマンに総攻撃をかける。凄いです。いつも以上に力強さを発揮するビッグスリー。やはり、ドクターマンの配下でいることが息苦しかったのか、爽快な暴れっぷりを見せます。しかし、バイオマンは、何とかその攻撃から逃れ、1号と共にドクターマンの秘密兵器を探し始める。そして、見つけた洞窟の中のある部屋には、謎の5つの十字架が置かれていた。ウルトラ兄弟のあのシーンを思わず連想してしまったが、吸着ホースみたいなものがにょろにょろ伸びて、郷以外のメンバーと1号が十字架に吸い寄せられ磔にされます。1号は、無理矢理十字架から離れようとして爆死。ビッグスリー達も部屋にやってくるが、その時、どこからともなく聞き覚えのある声が…ドクターマンは生きていた。モンスターに刺されたのは影武者だったそうな。ビッグスリー達は、ドクターマンに恐れ戦き、逃亡。郷は、一人脱出し、変身して、あらわれたタコカンスに剣を投げつけたら、あっさり吸着板がとれて、他のメンバーも無事に脱出。バイオロボでタコカンスを倒した。メイスン達は、ドクターマンが人間である事の記憶を消されてしまう。郷が言った通り、簡単には死ななかったドクターマン。戦隊シリーズの中でやはり、もっとも冷酷で恐ろしい敵のリーダーである。

第29話「東京が消える日!?」…警備員のアルバイトをしているお兄さんを探すあつし少年と出会った南原。そこへあらわれたメイスン達。彼らは、ドクターマンが開発したブラックホール爆弾と言う凄まじいパワーで何もかもを吸い込んでしまう特殊な兵器を使って、東京を丸ごと飲み込んでしまおうと言う作戦を展開しようとしていた。サンバルカンの時は、超重量な黒い玉が暴れまわっていたが、今回のは、とにかく何でも吸い込んでしまう文字通りブラックホールの役割を果たす。南原や他のバイオマン達も吸い込まれそうになり、あの巨大なモンスターまでもが物凄い吸引力に太刀打ちできず、電柱にしがみついているが、その電柱ごとブラックホール爆弾に吸い寄せられてしまう。バイオマン達も数珠つなぎで何とか柳の木にしがみついて堪えていますが、ワイヤーを使った大掛かりな撮影がとにかく圧巻です。南原は、独自で調査を進め、メイスン達の居場所を発見。ビルの屋上からロープを使って降下するロープアクション。青梅さんばりに南原もうまいです。あつしと共にメイスン達の仕掛けたワープ装置で他の場所へ移動させられる南原。そこには、ビッグスリーやファラキャットが勢ぞろいし、南原たちを待ち構えいました。南原は、ブラックホール爆弾で吸い込まれそうになるが、素早く大木に飛び移りしがみつきます。南原、星川みたいな動きをしていたが、彼の祖先も忍者だったっけ…。そこへ他のメンバー達があらわれて、南原達とあつしの兄を救う。バトルシーンは、また、物凄い危険な場所でバイオマン達が戦っています。神社の長い階段の上とか橋とか、色々移動しながら。今回のメカジャイガンは、頭を分離できるクラゲカンス。バイオロボがクラゲカンスを倒し、爆弾を無力化した。そう言えば、あつしのお兄さん、どこかで見たことがあると思ったら、キカイダーでマサルくんを演じた人でしたね。大人になっていましたが、まだ面影が残っています。

第30話「最強カンスの魔剣」…日本一の刀鍛冶師・国本金光の刀を奪うため、国本に入門したモンスター。人間態のモンスターを気に入った国本は、モンスターと自分の娘を結婚させようとしている。無茶な。娘は、当然嫌がり、なぜか顔見知りの郷に婚約者の振りをするよう願い出る。純白のスーツに赤ネクタイ姿で国本の前に現れた郷。モンスターと対面し、奴の狙いを探り始める。モンスターと郷の珍妙なやりとりが面白い。刀は、最後のメカジャイガン・カマキリカンスの武器となる。モンスターとジュウオウ達と激闘バイオマン達。岩場での戦いで高い岩から宙返りして見事に着地を決めるイエローのアクションが凄い。レッドとモンスターの剣対決も中々。

第31話「新型!? メガス出現」…バイオベースの宇宙観測装置が何かを探知。バイオマンの電子頭脳を狂わせる電子エネルギーを帯びた彗星Xが地球の前を3時間掛けて通過すると言う。それを狙って、ギアがバイオマンに総攻撃を仕掛けてくる。ジューノイド五獣士vsバイオマン。劇場版でもやった各々名乗りあっての壮絶なバトルがダムの上で繰り広げられる。それぞれの特徴を生かした戦闘シーンがこれでもかと余すことなく展開される中、バイオマンの電子頭脳に異変が起きる。ニューメカジャイガン、メタルメガスが登場し、バイオマン達と五獣士達をいきなりバルカン砲で撃ち倒した。「バイオマンを倒すためなら五獣士ごときなど惜しくはない」と叫ぶ冷酷無比なドクターマン。ボロボロになったジュウオウが仲間を探す姿が哀れ。バイオマンの五人も傷つきバラバラになるが、郷は、生きていた。郷は、高杉を発見するが動きそうにない。郷は、ジュウオウをひきつけるため自ら走り出す。生き残っていたサイゴーンとメッツラーの三人に囲まれ、崖前に追い込まれた郷は、三人と一緒に崖から転落。メイスンがバイオマンに止めを刺しに来るが、彗星がどこかへ消え、バイオマン達は、再び変身可能になる。メイスンは、メタルメガスに乗り込み、バイオマン達もバイオロボに乗って対決。20分でありながらなんとも劇的で迫力ある展開だった。

第32話「ギアの大改造作戦」…ドクターマンの冷酷な仕打ちによって明暗を分けた五獣士。そのうち、サイゴーンとメッツラーがネオグラードに戻ってきた。ドクターマンは、メイスンとサイゴーンを改造。さらにメカメカしいデザインになった二人。一方、バイオマンは、バイオロボの新しい必殺技を編み出すため、必死の訓練を続ける。ジュンは、幽霊自動車の調査に当たる。チェンジマンにもこんな話ありましたね。と、突然ジュンの前に黒い自動車があらわれた。ジュンがエンジンルームとボンネットの間に挟まれている。あれ、マジで熱いと思うのだが…。クリスティーン張りに不気味に暴れまわる幽霊自動車の屋根にしがみつくジュン。こう言うアクション、昔は、刑事ものでもよく見かけましたよね。ジュン役の人がノースタントでこなしているのがやはり凄い。どうやら幽霊自動車は、サイゴーンの念力によって操られていたようだ。幽霊自動車に轢かれそうになるが、間一髪のところで他のメンバーに助けられるジュン。おいおい、車の下に下半身が潜り込んだところですん止めって…もの凄いスタント…しかも本人がこなしてる…。パワーアップしたメイスンは、ミサイルやバルカン砲でバイオマンを攻撃。破壊力が凄まじい。サイゴーンのフレアもものすごい爆発力。レッドワンのスーツが破壊されてしまった。一時退却するバイオマン。ジュンは、幽霊自動車をかわしたときに足に怪我をさせてしまった女の子まいこを病院に運ぶことに。叢に隠れていた幽霊自動車が姿をあらわし、またジュン達を襲う。再びあらわれたメイスンとサイゴーン。まいこは、メカクローンに驚いて、走って逃げた。足の怪我は、嘘だった模様。理由は、バレエがうまく踊れないからだとか。命がけで守ったのに…さすがのジュンも呆れるが、ジュンもバレーの経験者らしい。まいこを励まし、戦いの中で華麗にアン・ドウ・ダンの踊りを見せるジュン。ジュンが戦いの時に見せる美しい動きには、バレエの経験も活きているわけですね。バイオマンとメイスン達の戦い第2戦。やはり、メイスンの攻撃が凄まじい。前回も凄かったが、今回は、ダイナマンより爆発回数が多いのではなかろうか。イエローは、アーチェリーでサイゴーンを狙い打ち、幽霊自動車の動きを止める。幽霊自動車に乗り込んで、サイゴーンに特攻するイエロー。途中で車から飛び出し、幽霊自動車は、サイゴーンを巻き込んで爆発した。イエローの行動力が凄いですね。ネオメカジャイガン・アックスメガスとバイオロボの対決。メイスンがアックスメガスのコクピットに乗り込んだ。膨大なエネルギーを使うスーパーメーザー・バイオ粒子斬りでアックスメガスを倒したバイオロボ。メイスンは、やられる直前に戦闘機で脱出。こういう細かい演出が面白い。前回に続き、緊迫感溢れる展開でした。

第33話「出るか?! 新必殺技」…改造されたジューノイドに打ち勝つべく、新しい必殺技スーパーエレクトロンを完成させるため特訓を続ける郷達。男性陣は、高所から数メートル下の目印に向かって勢い良くダイブしたり、女性陣は、爆発の中を走りぬけて「やったーっ」って…何で喜んでいたのでしょうか…。そこへ改造されたファラとメッツラーが登場。メッツラーは、頭が以前よりメカニカルなデザインに変化していますが、ファラは…胸にレーザー砲をみたいなものがついているが見た目はあまり変わっていない。「危険な女になったのよ」って、ネフェルは、ファラの言葉をパクッたんだな(笑)。確かに口から火を吐いたり、ビームを打ったり、かなり強力になっています。メッツラーも腕を伸ばしてバイオマンを痛めつけます。レッドの掛け声でスーパーエレクトロンにチャレンジしたバイオマンだが、失敗。高杉が古傷を痛めて重度の怪我を負ってしまった。高杉は、学生時代に古傷を理由に辞めてしまった野球部の監督に会い、千本ノックをお願いする。なるほど、精神力を鍛えるには、過去の苦い経験を克服しなければならないと言うことですか。真夜中に監督と千本ノックを始める高杉…と思ったら、暗くて顔が見えなかったが、監督は、郷だった。あとから監督がやってきて、朝までに千本ノックをやり遂げた高杉。ファラ達とのリベンジ戦。ファラ、なんかまた新しい技を出してきた。「ファラ・キッス」…。ファラの投げキッスがナイフに変わり、バイオマンに襲い掛かります。プールでの激闘。中々レアです。そして、再びスーパーエレクトロンにチャレンジするバイオマン。しかし、またもや失敗!?と思いきや、メッツラーの首筋から煙が…。まだ不完全だが、着実に完成に向かっているようです。ファラが乗り込んだドクロメガスとバイオロボの対決。ドクロメガスが倒された後、前回のメイスンと同じく、飛行機で脱出するファラ。Gが強いのかかなりうろたえている感じです…。さらに猛特訓を続けるバイオマン。五人そろって、宙に浮いてポーズを決めたり、ひたすら空高く飛び上がってます。今ならCGになってしまうんだろうな…。

第34話「見よ! バイオの力」…スーパーエレクトロンの完成に向けて、バイオスーツの強化を図るピーボ。しかし、グリーンのスーツを強化している時に爆破が起き、ピーボが突然姿を消した。宇宙と交信する少年と知り合ったピーボは、どうやら爆発のショックで記憶を失ってしまったらしく、自分の星に帰りたいと嘆く始末。少年と草原を歩いていた時にジュウオウの首を見つけたピーボ。ばらばらになったジュウオウの体を探し回っていたモンスターと出会うが、そこにバイオマン達がかけつける。モンスターは、ジュウオウを元に戻して欲しいとドクターマンに懇願。ドクターマンもモンスターの必死の懇願を受け入れ、ジュウオウを復活させる。ピーボを見つけたバイオマン達だったが、ピーボは、自分の星に帰りたいの一点張り。展望台で自分の星を探すピーボを超念力で引きずり寄せるサイゴーンとメイスン。郷達は、バイオマンに変身するが、すぐに変身が解けてしまう。メイスン、バルカン砲で郷達を狙う。そこにモンスターと新改良されたジュウオウも出てきて、郷達と激闘。めちゃくちゃにやられまくる郷達だが、その時、郷達に異変が。シルバのテーマ曲?が流れ始め、バイオ粒子が五人に宿る。変身可能になった郷達は、バイオマンに変身するなり、スーパーエレクトローンを繰り出した。直ったばかりのジュウオウがまた弾き飛ばされている場面は、笑った。モンスターは、レスラーメガスに乗り、バイオロボと対決。レスラーだけにプロレス技炸裂。ロボ戦でプロレス対決するとは…。

第37話「殺し屋シルバ!」…ギアのロボット倉庫に突然あらわれた謎の銀の光。ギャバン?(笑)。謎のロボットがカノンメガスを盗み出して、地上を暴れ始めた。ガスタンクが破壊され、バイオロボが消化剤を振りまくが、なんだか胡椒を振っているみたいに見えるぞ。カノンメガスから反バイオ粒子反応を感知し、慌てて逃げ出したバイオロボ。操縦しているピーボの怖がり方が尋常ではありません。郷達の前にあらわれた銀色のロボットは、バイオハンター・シルバ。バイオ粒子を持つ者達をひたすら狙い破壊する殺し屋ロボット。ハカイダーをイメージして作られたそうですが、確かにその雰囲気があります。バイオマンは、必殺技を繰り出すが、武器をことごとく破壊され、銃で撃たれまくっています。頭の電子頭脳にも異常が…。メイスンもシルバに攻撃するが、あまり相手にされていないようです。地上に座り込んでおびえているバイオロボの映像はちょっと笑撃的(爆)。ピーボから事情を聞く郷達。シルバは、バイオ星を滅ぼした反バイオ同盟の切り札として誕生したロボットだと言う。かつてイエロー・フォーを死に至らしめたバイオ・キラーガンよりも強力なバイバスターを持つシルバの危険性をバイオマンに伝えるピーボ。イエロー・フォーの死をこの話でうまく活かしているのは、うまいなぁ。ピーボを狙うシルバに気づいた郷。郷達は、変身してシルバに立ち向かうが、バイバスターを撃たれ、苦戦。シルバを怖がり逃げ惑うピーボですが、ひかるに説得されて、バイオロボに乗り込み、シルバと戦うことを決意します。シルバは、どこかに消え、バイオマンは、メイスン、サイゴーンと一戦を交える。バイオロボでカノンメガスを倒したバイオマン。シルバ、カッコ良過ぎるだな。当時は、正直主役を食ってしまうかと思ったが、バイオマンのデザインも負けてないですね。シルバの登場で一層メカメカしさが増して面白くなってきました。

第39話「メイスンのワナ!」…ドクターマンは、シルバの底知れぬパワーを得ようと、メイスンが考えた作戦を実行する。バイオマンがバルジオンを永久に封じ込めるため、魔界が谷に向かった事をシルバに告げるメイスン。シルバは、メイスンのソニックカンスを奪い、魔界が谷へ向かう。そして、メイスンは、バイオマンにもシルバの行き先を告げる。バイオマンとシルバは、文字通りメイスンの罠にはまる。魔界が谷には、ファラとモンスター達が巨大なアンテナを張り、待ち構えていた。ソニックカンスを追うバイオドラゴン。ひかるは、シルバに撃たれた傷を治療するため待機し、他の4人は、ピーボが作った反バイオ探知機を持って、魔界が谷を歩き出す。。そこで出会ったバイオマンとシルバ、シルバのレーザー光線を受けて、ダメージを受けるバイオマン。全員が集まったところでメイスン達が超音波を発生し、バイオマンの電子頭脳を痛めつける。バイオマン達は、超電子回路を止めるが、その時、サイゴーンのサイゴーンフレアの巨大な爆風で吹き飛ばされてしまう。フルートの笛の音で超音波に対向するひかる。ピンクファイブメインの戦闘シーン展開。復活した4人の攻撃もいつにも増して力が入っていた。

第40話「奪われたターボ!」…高杉は、レーサー時代のファンの子供にバイオターボを見せるため、勝手に車を持ち出した。その現場を目撃した南原は、高杉の気持ちを知り、見て見ぬ振りをする。ちょうどその頃、家出していたモンスターとジュウオウがグリーン・ツーが運転するバイオターボを目撃し、バイオターボを強奪。モンスター達は、バイオターボを使って、コンビナートや街を破壊し始める。バイオターボを取り戻そうとするグリーンが車にひきづられるアクションシーンは、中々凄まじい。グリーンとブルー、今度は、レッドとイエローのバイクを勝手に持ち出して、バイオターボと対抗する。おいおい、どんだけ勝手気ままなのか。バイオマッハのキャッチロープによって、バイオターボの動きが止まるが、そこへバイオハンターが来て、グリーン達を襲い、バイオターボは、再び走り出し…。バイオターボを取り戻すため、なくなく暴走するグリーンとブルーの姿が笑える。アクションシーンも見応え十分。

第41話「悪魔の子守り唄!」…突然公園に現れた白い服の女が子守り唄を唄って、子供達を次々と眠らせていく。東京中の人間達を眠らせ、死の夢を見させる名づけてドリームウェーブ作戦を展開しているらしい。エルム街の悪夢を見て思いついたのかドクターマン。仮面をかぶった白い服の女の姿がシュールで不気味です。モンスターは、ファラと結婚式を挙げる夢を見ます。袴姿のモンスターとあの顔のメイクのままウェンディングドレス姿になっているファラ(笑)。物凄くおぞましいものを見てしまった感じがするが、もしかしてファラは、メイスンの方がタイプなんでしょうかね。白い服の女に追いかけられるかおるちゃんを助けるジュンとひかる。他のメンバーもかけつけ、ファラとメッツラー達と一戦を交えるバイオマン。そこにシルバも登場して、なんだかカオスな状態に。ジュンとひかるはかおるちゃんを助けるが、かおるちゃんは、すでに眠りについてしまった。ひかるがかおるちゃんの脳波に合わせて、彼女の夢の中に潜り込みます。そこには、あの白い服の女とメッツラーいて、ひかるも眠りについてしまった。その頃、町に白い服の女が複数あらわれて、子守唄を聞いた町中の人達が次々と眠りについてしまいます。バイオマンの男メンバーが白い服の女に立ち向かうが大苦戦。ジュンは、ひかるを眠りから覚ますために強力な電流を流して、ひかるを見事目覚めさせた。ジュン、中々サディスティックです。イエローとピンクが力強い華麗な連携技を決めて、白い服の女の弱点を攻撃。見事撃退しました。アマゾンメガスは、女型のロボットのようですが、ヘルメットをはずすと歌舞伎のように髪を振り乱しています。ずっと見てるとミスアメリカに見えてきたからあら不思議。バイオロボがアマゾンメガスを倒すと、ヘルメットだけが遠くへ飛んで行った。あれ、脱出用の飛行ポットになっていたんですね…。戦いに参加したそうにバイオロボを見つめているシルバ。見ている暇があるならバルジオン探せよ…。

第45話「人間爆弾ジュン!」…いきなり戦闘場面から始まり、メッツラー相手に善戦するバイオマン。しかし、バロックメガスのバロックビームを浴びて、一気にピンチに。そこにシルバも登場して、バロックビームとバイバスターの光線を浴びたイエローフォーが消えてしまった…また、あの悪夢の再来かと思いきや、渋谷の町をふらふらと徘徊するジュンの姿が。どうやら、二つの光線で何らかの反応が起きて、テレポーテーションしてしまったようです。他のメンバーは、ジュンを探し始めるが、ジュンは、意識朦朧としながら、夜になってもひたすら歩くだけ。バロックメガスの巨大な仮面に襲われ、気を失ったところでファラ達がジュンのヘアバンドに何やら細工をした様子。あの巨大な仮面は、原寸大のものをちゃんと作って、動かしているんですね。これまた、大掛かりな撮影だ。ジュンは、バイオベースに戻り元気を取り戻すが、そこへまたあのバロックメガスがあらわれた。バイオロボとバロックメガスが対決するが、その時、バイオロボに異常が発生。自分の体内に危険物があることを察知したようです。中々、優秀なロボットですな。グリーンやブルーがバイオロボの中を探るが危険物は、見つからない。ピーボがバイオロボと交信すると、バイオロボが自ら危険物を発見した。なんだよ、じゃあ、初めから言いなさいよ(笑)。グリーンの超電子スコープによって、ジュンのヘアバンドが爆弾であることが判明。ジュンは、バイオロボから飛び降りて、アーチェリーでヘアバンドを遠くへ飛ばし、間一髪のところで難を逃れた。ヘアバンドの爆弾で良かったなぁ。頭に埋め込まれていたら間に合わなかっただろうに…。しかし、ドクターマン、次から次へ恐ろしい作戦を考えますね…。

第46話「脱出! わなの町!」…突如街を襲うお化け蔦。東京をジャングルに変えようとするドクターマン。ラガーボールを子供達に配る男を不審に思った南原は、男のワゴン車にもぐりこみ、ギアの地下実験室を発見する。ボールの中にお化け蔦のたねを仕込んで、発芽エキスで芽生えさせている事に気づいた南原は、発芽エキスのビンを持って、逃走し、新興タウンの中を駆けずり回る。モンスター達とバイオマン達の化かし合い。高杉が三輪バイクのドライバー、郷は、ばあさん、ひかるは、婦人警官、ジュンは、ガンマンに変身。ラグビーボールのごとくエキスのビンを取り合っている。ジュンが瓶を持って逃げのびたが、そこへ現れるシルバ。バイオマン達は、全員アメフトスタイルになって、モンスター達と、フットボール対決。バイオマン流七変化エピソードも中々愉快。

 


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