戦隊/メタルヒーローシリーズ | ライダーシリーズ/その他 |

≪≪超新星フラッシュマン

 

■戦隊シリーズ11・光戦隊マスクマン
《エピソードコメント》
 
 

第2話「怪奇! 闇の地底城」未知なる力・オーラパワーを身につけるため、タケル達は、修行を開始。姿長官がピラミッドスペースの中で座禅を組んで体を浮かしている姿は、何度見てもインパクトがある。岩場や森林で激しい修行に挑むタケル達。ケンタの武装スタイルが中々カッコイイ。ペンダントを見ながら美緒との思い出を回想するタケルの姿は、青春ドラマそのものと言う感じだが、そのペンダントのデザインが、前作のボスの顔のように見えてしまう…。初登場の戦闘母艦ターボランジャーとチューブの戦闘機との激しい空中戦が繰り広げた後、初の五体メカ合体のグレートファイブの戦闘も見応えがある。レッドマスクとイガムの一騎打ち、地上に現れた地底城と真っ向勝負を挑んで、いきなりピンチを迎えるグレートファイブなどなど、2話目にして最終回のような白熱の展開だった。

第6話「夢のゴッドハンド」「ゴッドハンド」を夢見る空手少年・のりおが大滝市の地底で密かに進められているチューブの地震作戦を目撃する。冒頭、神社の鳥居を豪快に破壊するタケル。あんなのを目の前で見せられたら確かにのりおもゴッドハンドを信じてしまうだろうな…と言うか、ゴッドハンドって、結局何なのだろうか…(汗)。なぜかタケルがゴッドハンドを習得し、自分の必殺技にしてしまい、ドリラドグラーの腹に風穴を空けていたが…。信じれば、何でも叶うと言うことなのだろうか…。ピンクが1人ジェットに乗り偵察活動する珍しいシーンが見られる。ショットボンバーやロボ戦のシーンでまったくBGMが鳴らないが、やはり、いまいち盛り上がりに欠ける感じがする。

第9話「合体! 命のオーラ」タケルのオーラを追い求めて、M15惑星から地球にやって来た子供の宇宙人ロロ。タケルとロロは、オーラの波長が合うらしく、二人に深い友情が芽生える。寄生獣マグネとドグラーの攻撃による東京の破壊シーンが中々緊迫感があるが、トイレをしている最中に攻撃されて、慌てふためいている小さな子供がちょっとかわいそう(苦笑)。調査中のタケル達がトンネルの中でオヨブーに襲われ、爆風で激しく吹き飛ばされる場面も凄い。マグネとトグラーが作り出したエレクトロエリアを破壊し、宙に浮いていたレッドマスクを助けたロロの場面も見応えがある。バラバ達に捕まったロロを救うため、タケルがレッドマスクになり、増幅したオーラパワーを使う場面、変身直後のレッドマスクがなんだか宇宙刑事のようだ…。マスキーブレイドで大地を裂き、地底の深くに閉じ込められたロロを救い出す場面は、特撮シーンも中々凝っていてインパクトがあった。

第13話「アイドルを追え!」…ケンタが新人アイドルの追っかけをしている。アイドルの島田マリナが歌っていた「ピカソガール」って、マリナを演じた女の子の持ち歌だったのでしょうか。それはともかく、そのアイドルを使って、チューブが良からぬ作戦を企てている模様。それに感づいた女カメラマンがマリナを尾行。ケンタもそれに巻き込まれているうち、マリナのきな臭さに気づく。マリナの正体を知るため、マスクマンの五人が激しい同士討ちを決行。かなり、派手なとび技で互いを痛めつけている。やはり、アキラの動きが凄い。タケルとケンタも空中で蹴り合ったり、中々熱い戦いを見せる。アイドルの正体を見破るがために、ここまでやるか…。変身後のアクションや、カメラワークが凄い。ブラックマスクの額がやけに輝いていたカットがあったのが気になった。ロボ戦は、挿入歌が流れていたが、やはり、何もないよりかは、盛り上がる。それにしてもマスクマンのメンバーは、なぜかアイドル好きが多い(苦笑)。

第14話「青空への大脱出!」…南野陽子のプロマイドを見ながら武術の特訓をしているアキラ(笑)。その途中、地底から聞こえる少年の声に気づき、やがて、アキラは、暗黒の地底都市へ吸い込まれてしまう。青い空を知らずに育った地底人と出会ったアキラは、地上に憧れる幼い兄妹を救うべく、地上につながる階段を探し始める。戦闘場面でレッドマスクが乗るスピンクルーザーがボディ前部を浮かせて走る「スーパースピン」で敵陣を払い除けるところが凄い。地底人達を地上へ助け出したマスクマンだが、しかし、地上に地底人達が住む場所は、あるのだろうか…。

第15話「さらば愛しき花よ」…地上に地獄花をばら撒き、人間達を襲うゲルゲドグラー。モモコが持っていた五年一度、三日間だけ咲く「キャロル・ラブ」の花のエネルギーが地獄花を枯らす駆除剤になることがわかる。幼き頃、自分を助けてくれた最愛の花を失うのが辛く悲しいモモコだが、意を決してマスキージャイロを使い、地獄花を駆除する。キャロル・ラブの花、実は、イガムの母が育てた地底花である事がわかる。モモコの意外な過去と、花に対する純真な想いが描かれた名エピソード。

第17話「破れ! 地獄の迷宮」…泥棒に疑われたタケルは、真犯人を探してとあるビルに迷い込むがそこには、チューブの罠が…泥棒の似顔絵とタケルはあまり似てなかった気がするのだが…と言う事は、他の4人は、服装だけでタケルを犯人と疑ったのか…それはともかく、ギーバドグラーがビルの中で作り出した「異次元ラビリンス」は、名前の響きもいいが、宇宙刑事で言うところのマクー空間や幻夢界みたいなものなんだろうか。宇宙刑事の世界が戦隊に引き継がれているみたいで、中々面白い。数台の車がタケルを襲うアクションも見応えがあった。

第21話「霧の谷の黒い影」…「フラッシュマン」から恒例になった二台目ロボ登場エピソード。チューブの罠により地中に埋まってしまったグレートファイブに代わるロボを探していた姿長官は、かつてロボ開発にしのぎを削りあった山形博士が作ったギャラクシーロボの行方を追う。ギャラクシーロボは、心を持ったロボットらしいが、このエピソードの中では、それはまだ微塵も感じさせない謎に包まれた存在。しかし、山形博士、自分の作ったロボットに投げ出されて死んでしまうとは、なんとも惨め。ボイスレコーダーにその時の状況まで記録されていたとは…。チューブに襲われる長官と山形博士の娘・由美を守るべく自らの体を盾にして敵の攻撃を受け止めるマスクマン達の姿が凛々しい。

第24話「鍾乳洞の少年怪獣」…今は、消滅してしまった静岡県の引佐町の情緒溢れる田舎で繰り広げられるマスクマンとチューブの激戦。リュウドグラーによって怪物にされてしまった大介少年。その怪物の造型は、「ザ・フライ」の醜いハエ男にどことなく似ている。デンジマンのビーダマラーの話のような悲しい展開になるのかと思いきや、最後は、大介少年もあっさりと元の姿に戻ったのはいいが、いまいちその理由がはっきりとわからなかった。小高い丘の上で戦ったり、田舎ののどかな情景の中で子供達の夏休みを守るために戦うマスクマン達を見ていると、なんだか和んだ。二刀流で戦うレッドマスクのアクションが良かった。

第25話「アキラの恋人!?」…東洋武術世界一決定戦に出場するアキラ。JACの高橋利道氏や関根大学氏、昭和戦隊の歴代レッドのスーツアクター・新堀和男氏も顔出しで登場して、アキラと激しい格闘を熱演。しかし大会がチューブの罠だと気づいたマスクマン達は、小さな島で決勝戦に挑むアキラにそれを伝えるため、なぜか皆律儀に泳いで島へ向かっている…。変身してマシーンを使ったほうが早かろうに…。

第27話「盗賊騎士キロス!」…突如マスクマンの前にあらわれた白馬の騎士…盗賊騎士キロス!登場。のっけから、猛烈な爆破で吹き飛ばされるタケル達。変身してからもキロスの鎌攻撃に苦戦する。キロスは、地底の魔境・風地獄で編み出した「クレセントスクリュー」で、マスクマンのショットボンバーを破壊してしまう。それにしても爆炎が半端ない。キロスに太刀打ちできないマスクマンを見かねた姿長官が命のオーラで、キロスを攻撃。長官、あんたは一体何者…?キロスの登場でドグラー怪人の存在感が薄かった。キロス、顔をよく見るとちょっと響鬼さんに似ているような…。

第32話「オヨブー必殺走り」…ケンタの親友・進也がかつてレースで使っていた愛車がスクラップ場に置き去りにされている。レース中に足を怪我して、落ちぶれてしまった進也をもう一度再起させようと、ケンタは、その車をチューニングし、進也の元へ運ぶが、その途中、レンズドグラーの消滅光線の実験をしていたバラバ達と遭遇。レンズドグラーのレンズの玉がケンタの乗る車の中に入ってしまう。足の速さでは地底一と言われるオヨブーがそれを取り戻そうとケンタの車を走って追いかける。川の上を走るオヨブーのシーンは、妙にリアルでカッコ良い。オヨブーがなぜしつこく追いかけてくるのかわからないケンタは、とにかく必死に逃げ回る。他のマスクマン達がケンタを助け、ケンタは、先を急ぐがオヨブー、知らぬ間に車の屋根に張り付いている。レンズの玉を取り戻したオヨブーは、ケンタ達の車を実験台に光線を撃とうするが、なぜかその現場に来ていた進也、足にギプスをつけたまま、急な土砂の斜面を駆け下り、ケンタ達の車に乗り込んで、華麗なドライブテクニックを披露。おいおい、足は、大丈夫なのか?進也役の人は、翌年の「ライブマン」のドクター・オブラーの人。

第33話「タケルよ! 愛を斬れ!」…地底人キロスがゴーラドグラーと共にマスクマンを誘き出し襲撃。キロスは、レッドマスクを報復するため、自分を愛した少女エリーを利用してレッドマスクを葬ろうとする。それにしてもマスクマンは、青春・恋愛路線まっしぐらな戦隊だったんですねぇ…あまりにシリアスな展開過ぎて、いつも童話の舞台劇を見させられているような感覚になります(汗)。アクションシーン(タケルの生身のアクションも見応えある)は、良いんですが、タケル以外の他の4人、存在感がなさ過ぎ…。

第35話「ゼーバの謎! 禁断の墓」…地底ピラミッドに眠るリサールドグラーを復活させようとするギロスに恐れ戦くゼーバ。ゼーバの異変に気づいたアナグマスは、地底図書館の本でその謎を解き明かそうとするが、肝心のページが何者かに破り取られていた…。冒頭、アキラがギロスに奇襲をかけ、見事ギロスを撃退するが、その後、子供のように無邪気に去って行く姿が笑える。ギロスの真の目的を知るため、再びギロスの前に向かうマスクマン。地底ピラミッドから蘇えったリサールドグラーの激しい攻撃を受け、派手に川に落ちる。岩場の上での非常に足場の悪い場所にも関わらず、派手めなアクションや爆破があり、緊迫感がある。ゼーバの謎を知るため、バラバやオヨブーもリサールドグラーの墓荒らしをするが、蘇えった地底獣は、リサールドグラーではなかった???アキラメインのハードなアクション編だったが、結局ゼーバの謎とは、何だったのか…。

第38話「タケルが消される時間」…ダイムドグラーが作り出した時の穴に吸い込まれ、タケル達がタケルの少年時代にタイムワープ。タケル、少年時代は、かなりの悪ガキだった様子。キカイダーのファン?だったのか、一人でキカイダーごっこして遊んでいるが、もしかして友達がいなかったのか…?ゴーグルファイブやチェンジマンなどでも見られた船上バトルは、良かったが、時間をテーマにした話にしては、ちょっとシンプル過ぎで物足りない感じがした。

第39話「復活!謎のX1マスク」…戦隊シリーズ史上初!6人目の戦士登場のエピソード。緑色のスーツだがマスクマンとかなりデザインが異なっている。マスクは、この作品のNG企画「ザ・ファイブマン」の参考用造型だったらしく、複眼でバトルフィーバーのバトルフランスを彷彿させる。タケルと同じく恋人をチューブにさらわれてしまった飛鳥リョオ。同じ境遇を持つ二人がビリヤードやバイクで対決。リョオをしつこく追い掛けるタケルの執念は凄いが、X1マスクは、この話一度限りの出番に終わった。

第41話「女強盗ハルカ&モモコ」…戦隊シリーズ恒例、2人の女戦士のコンビネーションを描いたお話だが、2人が強盗犯になってしまうところが中々インパクトが凄くて面白い。ハリガドグラーの針に刺されたハルカとモモコが洗脳され、どこから持ってきたのかは知らないが、マシンガンを派手に撃ちまくり、宝石や金を奪い取る凶悪犯になってしまう。しまいには、タケル達まで襲い、派手なカーチェイスに銃撃戦を繰り広げてしまう…。良いですねぇ、この豪快かつ強引な押し押しの展開がこの時代の戦隊の良い所。針で洗脳されたかに見えた二人だったが、実は、ギロス達を罠にはめるための芝居で、強盗事件も全て打ち合わせ通りって…いつの間に計画を立てていたのか…。変身後の戦闘シーンも中々派手にやっていて見応えあった。

第45話「イガム王子!君は女!」…アキラが地底剣士ウナスとなり、タケル達に襲い掛かる。かつての仲間が敵対する関係は、なんだかこの次にスタートした「ライブマン」への布告にも見えるが、ウナスは元より、突然現れたガメスドグラーのカメのような甲羅にも苦戦するマスクマンの4人。磔にされ、最大のピンチを迎えるが、タケル達の放ったオーラパワーが巨大な爆発を生み、アキラを救う。その時イガムも吹き飛ばされ、カブトがとれた姿は、あら…?わかりやすいタイトルだ(笑)。レッドマスクのジェットカノン攻撃シーンが中々カッコ良い。

 


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