007/ゴールドフィンガー

GOLDFINGER(1964年/イギリス)

 

監督 ガイ・ハミルトン

出演 ショーン・コネリー(ジェームズ・ボンド)
   ゲルト・フレーべ(オーリック・ゴールドフィンガー)
   シャーリー・イートン(ジル・マスターソン)
   オナー・ブラックマン(プシー・ギャロア) 
   ハロルド坂田(オッドジョッブ)/他

解説

シリーズ第3弾。007の基本を作り上げた作品。前作のシリアスな雰囲気から一転、SF的な壮大な物語とアクションが展開される。冒頭の黄金色に塗られた女性の死体の映像がこの映画のテーマを印象付ける。そして、007シリーズ初のボンドカーが登場。防弾ガラス、守備範囲240キロの受信装置、マシンガン、煙幕装置、脱出装置つきシートが組み込まれたハイテク装備満載のアストンマーチンDB5の軽快でアグレッシブな走りが魅力的。これら機能の一部は、『ナイトライダー』のナイト2000にも応用されていた。

ピアース・ブロズナン演じる5代目ボンドの映画の世界では、すっかり当たり前になって登場しているレーザービームや原子爆弾などの様々な兵器も、60年代初頭に製作されたこの映画の中では、目新しい兵器だったに違いない。ゴールド・フィンガーの執事である東洋人の殺し屋・オッド・ジョッブとボンドの決闘がユニーク。オド・ジョブの鋼鉄のシルクハットは、銅像さえも切り落してしまう程だから、かなり重量があるものと思われるが、一体どのような仕組みになっているのだろう。ケン・アダムが作ったフォート・ノックスのセットも素晴らしい。

アダルトチックなタイトルイメージとシャーリー・バッシーが歌う主題歌が強烈な印象が残る。

ストーリー

金だけを愛する実業家ゴールドフィンガーは、全米の金塊を保管するフォート・ノックス貯蔵庫を爆破して原子力に汚染させ、自分の金の値打ち上げようとする「グランド・スラム作戦」を計画していた。ゴールドフィンガーの監視の任務についていたボンドは、計画を知るが、ゴールドフィンガーに捕えられ、その作戦に加わることに・・・。

 

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