007/サンダーボール作戦

THUNDERBALL(1965年/イギリス)

 

監督 テレンス・ヤング

出演 ショーン・コネリー(ジェームズ・ボンド)
   クローディーヌ・オージェ(ドミノ)
   アドルフォ・チェリ(エミリオ・ラーゴ)
   ルチアナ・パルッツィ(フィオナ・ヴォルペ) 
   リク・ヴァン・ヌッター(フェリックス・ライター)/他

解説

シリーズ第4弾。ショーン・コネリー=ボンドもすっかり定着したが、コネリー自身は、ボンド役に対してフラストレーションを持ち始めていた時期に制作された。そんなコネリーの不安を他所に、映画のほうは、またまた大ヒット。犯罪組織スペクターNO.2のエミリオ・ラルゴとジェームス・ボンドの対決が全編を通して描かれた。

この映画の象徴的な場面と言える水中を舞台にしたアクションシーンは、圧巻の言葉に尽きる。ボンドとサメが格闘する初の作品ともなり、ボンド対サメは、これ以後もロジャー・ムーア=ボンドでも引き継がれることになる。サメのプールでのシーンでは、もちろん麻酔で大人しくした本物のサメも使われ、また、ボンドがサメに食いつかれそうになる場面で登場したサメは、死んだサメの標本が使われていたそうです。スペクターの車がミサイルを積んだバイクに破壊される場面では、爆発のタイミングをはずし、危うくスタントマンが炎に飲まれそうになるハプニングもあったらしい。

オープニングでは、『ゴールド・フィンガー』に続き、今回もアストンマーチンDB5のボンドカーが登場、放水装置で敵を一網打尽にする場面も見られた。また、ロサンゼルスオリンピックの開会式でも使われていたハンディ・ロケット(ロケットパック)で空中を飛び、鮮やかに追っ手から逃れるボンドの姿も見逃せない。ロケットパックは、『ナイトライダー』第40話でも使用されていた。クライマックスでの水中アクションでは、小型の酸素ボンベ,プロペラ付水中用ジェットパック、腕時計型ガイガーカウンター,赤外線フィルムと連写可能な水中カメラセットなどが使用された。殻を脱ぎ捨てて高速水中翼船に変形するラルゴのヨット『ディスコ・ボランテ』は、50万ドルを投入して作られたそうです。この高速ボートでの格闘も中々素晴らしかった。

007番外編として1983年にショーン・コネリーが主演した『ネバーセイ・ネバーアゲイン』は、サンダーボール作戦を元にして製作された。

ストーリー

核兵器搭載のNATO軍の戦闘機が行方不明になった。事件を仕掛けた国際的犯罪組織スペクターは、米英首脳に一週間の期限付きで1億ポンドの金塊を要求、断れば、どこかの大都市を破壊すると脅迫する。ボンドは、核の在り処を突き止めるため、バハマへ向かう。

 

ドクター・ノオ ロシアより愛をこめて ゴールド・フィンガー サンダーボール作戦

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