THE WORLD IS NOT ENOUGH(1999年/イギリス)
監督 マイケル・アプテッド
出演 ピアース・ブロズナン(ジェームズ・ボンド) |
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解説
ピアース・ブロズナン=ボンド第3作品。ロシアから中東に張り巡らされた石油パイプラインを巡るボンドとテロリストの壮大な戦いを描くシリーズ第19弾。劇場公開前に張られたボンドがイスに縛られたボスターは、とてもインパクトがありました。前作『トゥモロー・ネバー・ダイ』と比べると、やや、アクションシーンが劣る印象に見えましたが、それは、やはり前作のボンドガールが余りにも凄すぎた・・・からでしょうか。しかし、今回は、冒頭のボンドがロープ一本でビルを飛び降りるシーンから、ジェットボードによる追跡シーン、『私を愛したスパイ』を彷彿させる雪上でのスキー・チェイスと、前半は、行き着く暇もないスピーディーなアクションシーンの連続で、とても迫力があり、魅力的でした。ただ、後半からクライマックスにかけての展開は、妙に落ち着きすぎで、物足りなさが残る。 ボンドがイスに縛られ、拷問に合うシーンや、冷徹で狂気じみた雰囲気を持つエレクトラ役のソフィー・マルソーの魅力も相まって、ラブシーンやエロッティクなシーンも数多く展開し、映像から漂う女優陣の華やかさは、いかにも007的で、やや大人びたイメージの強い作品になっていたのも大きな魅力でした。物理学者を演じるデニス・リチャーズは、『スターシップ・トゥルーパーズ』では、勇敢な女性兵士を演じていましたが、今回は、アクションの部分でも、あまり見せ場がなく、今ひとつの印象。テロリストのレナードを演じるロバート・カーライルの悪ッぷりも中々印象的でしたが、若干弱々しさも感じてしまった。 秘密兵器のほうは、最新鋭のボートや、球体エアバックつきスキーウェア、X線サングラスなどなど、今回もQの冴え渡る発明品によって、ボンドが数々の危機を乗り越えていました。そして、もう一つの見所は、Qの助手で後継者のMr.Rなるものが登場し、そのドジっぷりなキャラクターが今後の新たなシリーズの展開を予感させてくれる。残念なのは、この作品を最後に、シリーズを通してQを演じてきたデスモンド・リュウェリンが事故で亡くなってしまった事。この作品でQが引退を口にしているのを聞くと、何とも不思議な偶然を感じてしまう。
ストーリー ボンドは、凶悪テロリストの手から石油王キング卿の原子力関係の極秘資料と大金を取り戻すが、その資料と現金の入ったケースに爆弾が仕掛けられていたことがわかり、キング卿が爆死してしまう。ボンドは、次にテロリストの標的にされているキング卿の娘エレクトラの護衛につくことになるが・・・。 |
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